2010/07/21
紙の媒体も工夫次第でまだまだ市場はある
方自治体はホームページを活用して広く情報発信しようとしていますが、今ひとつアクセス数が伸びていないようです。
そんな中、人気を博しているのが「わが街辞典」と呼ばれる行政サービスをまとめた冊子です。地域情報誌の制作・発行を手掛けるサイネックスという会社が発 行しています。(2010年7月16日 日経MJより)
この冊子には自治体が行なう行政サービスがまとめて紹介してあります。広告を掲載する事で自治体は費用ゼロでこの冊子を制作することができるそうです。も ちろん住民もタダでもらえます。
パソコンや情報端末でホームページにアクセスするほどでもないが、ちょこちょこっと調べたい行政サービスの情報ってありますよね。この冊子は、高齢者など が持つそういったニーズを満たしてくれるわけです。
これが好評で、大阪の泉大津市では33000世帯に配布し、さらに追加の催促がくるほどなのだとか。他地域でも引き合いは多く、サイネックスの「わが街辞 典」事業は全国的に快進撃を続けているそうです。
これは、
①行政情報を手早く分かりやすく伝えてくれるから住民は喜ぶ
↓
②費用ゼロで住民サービスがアップし自治体も喜ぶ
↓
③大勢の目に触れるから広告主も喜ぶ
↓
④事業として利益がでるから制作者のサイネックスも喜ぶ
というモデルなんですね。
電子化が進む世の中ですが、紙の媒体の使い勝手の良さが特に高齢者層に支持されているというわけです。
そりゃ、近くの市営図書館の営業時間を調べるために、高齢者はわざわざネットにつながないですよね。尚且つ自治体のHPってごちゃごちゃして分かりづら く、欲しい情報にアクセスしにくいところがあります。紙の冊子というアナログメディアの方が優位性があるのですね。
予算的に無理だと思われる企画でも、広告を絡ませることで実現可能になることがあります。そうなると価格が高い、安いということよりも、「良い広告主を連 れて来られるかどうか」が勝負の分かれ目になるわけです。
であるならば、売れないことを価格のせいだと嘆くのではなく、普段からより広い視野を持って、多くの企業や人と交流する必要があります。
このサイネックスの「広告を使うことで、みんなが喜ぶ」という仕組み。我々中小企業にもすごく参考になる事例だと思います。
是非、自分の会社で活用できないか考えてみてくださいね。
2010/07/18
N-1夏祭りに参加しました。
昨日は、N-1 の夏祭りに参加しました。N-1とは名古屋の起業家を中心にしたビジネスコンテストです。
N-1は過去2回開催されていて、初代グランプリはPDエアロスペース 、第2回グランプリはウロメディカルジャパン 。どちらの社長にもレイマックプレス でインタビューさせて頂いており、僕も間接的にお世話になっています。
会場は山ちゃん 錦店(手羽先が食べたくて、意気込んで参加)。
100名くらいの人が集り、ムンムンとスゴイ熱気。
幹事役はエープランナー の菅沼さんと不定期ニュース の三ツ口さん。2週間前の告知で100名集める力は、この方達の人脈の広さとお人柄の良さだと思います。すごいな~。僕もいつも刺激を頂いています。
ウロメディカルの池山社長が楽しくも学びの多いスピーチをされました。僕も後から池山社長に挨拶。インタビューではお世話になりました。その後も大活躍で 上場も視野に入れているそうです。
たまたま座った席の隣がカラーセラピストの兵頭絵里さん 。ググッとビールを一気させられた後(笑)、好きな色は?と聞かれ「黄色」と答えると、「目標を立てて仕事に取り組むタイプ。経営コンサルティング、講師 の仕事に向いていますよ」と言われ、歓喜。ありがとうございます!
斜め前に座った顔に見覚えが。ブログで見たことある、twitter集客仕掛け人の竹中正幸さん でした。名刺交換して、お互いの仕事のことなど色々情報交換させて頂きました。周りが超ガヤガヤしている中、2人でまったりとお話することができました。 楽しかったです。良いご縁を頂きました。竹中さん、twitterやネットの世界では有名人で、今度中京テレビに出演されるんだとか。すごいな~。デザー トのマンゴーを僕にさりげなくすすめてくれる、やさしい人でした。
その後、竹中さんに山ちゃんの山本社長を紹介して頂きました。とても優しくて温かい方でした。いや~楽しい。
その後も、大ちゃん やおせっかいマダム とあーでもないこーでもないとしゃべっていたら、タイムアップ。
気がついたら、しゃべってばかりで手羽先が全然食べられず・・。
ま、楽しかったからいいや、と家路につきました。
次回は8月4日の開催だそうです。今度はPDエアロスペースの緒川さんがスピーチするそうだから、こっちも行きたいなと考えながら、伏見まで歩きました。 ちょっと腹減ったなーと思いつつ、ダイエット中だから我慢我慢。
N-1も新体制でスタートするそうで、これから楽しみですね。僕も応援していきたいと思います。
スタッフの皆様、楽しい場をありがとうございました。
2010/07/16
無理をして壁を突破し、その後は正しい投資で高収益化を実現
靴専門店ABCマートの営業利益率(本業の儲ける力を示す)は21.6% で、09年度の専門店でトップだそうです(日経MJ専門店調査より)。これ、ユニクロより高い数値なのだとか。
高利益率の理由は、
①「ホーキンス」「VANS」などの儲かる自社商品の割合が45%を超え た。つまり、儲かる商品がたくさん売れて利益率が高まった。
②ショッピングセンターから好条件で出店を持ちかけられ、集客力が 高まった。つまり、客一人あたりの集客コストが抑えられるため、利益率が高まる。
③増床することで取り扱い品目を増やし、「ついで買い」 を促して客単価を上げる。小売業は客単価が上がれば(立地代、集客コストは一定なので)利益率は高まる。
ABCマートと言えば、プーマやアディダスなどのナショナルブランドを低価格で売る印象が強かったです。ゆえにあまり儲からないビジネスモデルだったと推 測しますが、自社商品を開発して拡販することで利益率を高めたんですね。
同社は社員の激務で有名だそうですが、
①おそらく、まずマンパワーの結集による薄利多売で種火となる資金を蓄積し、
↓
②その資金で儲かる自社商品を地道に開発、拡販。
↓
③高利益率化
↓
④その資金で店舗の大型化を進め、販売効率アップ。
↓
⑤さらに高利益率化
↓
⑥8~9割を独自商品が占める新業態の出店強化
↓
⑦さらにさらに高利益率化
という流れで成長しているのではないか、と推測します。
会社が成長するとき、どこかで無理をしなければ超えられない壁にぶち当たりますが、ABCマートは「社員の激務」でその壁を突破したのではないか、と推測 します。
それで資金を蓄積しながら、正しい投資を積極的に行なうことで高利益率企業へと成長する。
このやり方、中小企業や個人でも学ぶ点は多いと思います。
2010/07/09
朝食ミーティングの前に手が真っ黒
昨日は、朝から愛P会員さんと朝食ミーティングでした。
向かう途中で自転車のチェーンがガクンとはずれ、軽くパニックに。手を真っ黒にしながら必死に直し、何とか間に合いました。(最近、チェーンがよくはずれるのです)
その後、ファミレスで朝食を食べながらミーティング。その会員さんが持ってきた
iPadを見せてもらいながら、ビジネスでの使い方とか、今後の戦略などについて話し合いました。iPad上で雑誌を読ませてもらいましたが、慣れていないせいか、少し読みづらい印象をもちました。僕だけかな・・・?

この会員さんはとっても前向きに頑張っているので、どんどん結果を出しています。業績も上向いてきて、嬉しい限りです。
その後は事務所に戻り、明日提出予定のコンサルティング報告書の作成に埋没しまいsた。夕方頃、ようやく水面から出てきました。
さて明日も、何とかクライアントさんの力になれるように、そして喜んでもらえるように、頑張ります。
2010/07/07
5000円が990円になるクーポンの仕組み
クーポンの共同購入というのがあるそうです。(日本経済新聞 2010年7月7日)
ネットベンチャーなどが専用サイトで飲食店などのクーポンの購入を消費者に呼びかけ、購入希望者が予定数に達した時点で売買が成立する仕組みなのだとか。
飲食店側はネットベンチャーに手数料(20~50%)を払うことで、このシステムを利用できるそうです。購入者は、例えばレストランの5000円相当のコースを990円で利用できたりするそうです。これは否が応でも食いついてしまいますよね。
他にも、人気レストランに並ばずに入れるクーポンとかもあるそうです。並びたくない僕としては、これ、強く魅かれます。
類似した例で、アパレル企業などが消費者からデザインを募り、買いたいという人が一定数集ったら商品化する、というマーケティング手法があります。一見リスクがあることでも、購入者をあらかじめ確保することができるため、企業側も計画的に行動できる仕組みです。
また消費者が「参加している」「みんなで達成する」という一体感を味わえるのも、こういった手法のメリットです。企業へのブランド愛顧にもつながります。
クーポンの共同購入も、店側は割引するわけですから単品あたりの利益は減りますが、たくさん新規客が増え、サイドメニューの追加注文増、リピート客化が期待できるというメリットがあります。
このサービスに一役買っているのがツイッター。仲介するネットベンチャーなどがツイッター上でマメに告知し、購入を達成したい利用者がツイッター上でさらにつぶやくことで、専用サイトへの来訪者をグングン増やしているそうです。
「参加型」の仕組みなので、利用者は自分の体験をどうしてもつぶやきたくなる。新しいものへ参加している自分をアピールしたい欲求をツイッターが吸収するわけですね。
従来、新規客を獲得するためのコストは既存客を再来店させるコストの数倍かかるから、まずは既存客を大切にせよと言われてきました。
この大前提は揺るがないとしても、ツイッターはじめ昨今のフリーなコミュニケーションツールの活用で、コストをかけずに新規客を集めることが可能になりつつあります。
この動き、今後も注目していきたいですね。
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