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2024/08/16

第1008号【休んでますか?2024年お盆バージョン】

本日は8月16日、お盆休み中の方も多いと思います。

 

今回のメルマガはお盆バージョンということで、
いつもとはカタチを変えて、
思いついたことをツラツラ書こうと思います。

 

**

 

さて、みなさん、
お盆は休めていますか?

 

日経新聞に日本人の休暇に関する記事が出ていました。(2024/8/13)

 

その記事によると、
日本人の有給休暇の取得率は63%(2023年)で、
軒並み80%以上の他国に比べて極めて低く、
調査した11か国・地域で最下位。

 

一方で、
日本の祝祭日数は21日で世界と比べても多く、
有給取得数と合計した「年間休日数」は世界に引けを取らない多さなのだとか。
つまり、現代の日本人はしっかり休んでいる。

 

かつての日本は働きすぎと言われました。
他の先進国は週休2日なのに、
週休1日で働く日本はフェアではないと批判され、
貿易摩擦の火種になったそうです。

 

勤勉を尊いとする文化を持つ日本では、
寝る間を惜しんで働くことが称賛されました。
令和の現在でも、
「休みなしで働いています」
というとちょっとカッコいいというか、
それを誇らしげに語っちゃったりもしますよね。

 

オリンピックのメダリストが涙ながらに、
「休みを削り、全ての時間を競技にささげた」、
というのが美談として繰り返し報道されます。

 

でも世界基準で見てみると、
「休まずに働くなんて、フェアじゃない」
となる。

 

睡眠時間を削って勉強して試験でダントツの好成績を得たA君と、
しっかり8時間寝てそこそこの点数だったB君。

 

従来の日本ではA君は「よく頑張った」と褒められ、
B君には「もっと頑張れ」と言ってきました。

 

 

しかし世界基準で見ると、
「A君はルール違反、ちゃんと睡眠を取ったB君はフェアだ」
という評価になるのでしょうか。

 

自動車レースのF1では、
レース用マシンの開発のためにの「テスト走行」の時間がルールで制限されています。

 

テストを重ねるとマシン性能は向上しますが、
テスト走行には膨大なお金がかかるため、
資金の潤沢なチームとそうでないチームとの間で差がついてしまう。

 

だからチーム力の格差の拡大を防ぐため、
テスト走行の時間や回数がルールとして決められているのです。

 

つまり、働き過ぎを制限し、
競争環境を公平に保とうとしているのです。
それが競技としての魅力を保つことにもなっています。

 

人間が心身ともに健康でいるために休息が必要なことは常識です。
その常識を破って働くのは、インチキじゃんか、
というのが世界のルールなんでしょうかね。

 

寝る間を惜しんで頑張ることが美しかった時代は終わり、
しっかり休んで、
決められた時間内でパフォーマンスを上げてこそ、
真に称賛される時代になったのかもしれません。

 

何を甘っちょろいことを。
そんなんで食えたら世話ないわ。
そんな声も聞こえてきますが笑。
あなたはどう思います?

 

ということで、
2024年のお盆休み、
しっかり休めているでしょうか。

 

休みが終わったら、
またアクセル踏みましょう。
まあ、自分のペースとスピードで良いですからね。

 

では、また来週。

 

暑いのでどうぞご自愛を。

 

 

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