名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2025/03/22

リスペクトする大先輩の言葉に背中を押された日

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田礼人(とよたあやと)です。

 

 

 

昨日は公的なお仕事、愛知県よろず支援拠点での経営相談の任務。

 

 

 

既に何度かお知らせしましたが、こちらでは11年間、のべ2000件以上の経営の相談に乗らせて頂きましたが、この3月で、その任務を終えることにしました。昨日はそのラスト2の日。

 

 

 

何度も相談に通って頂いた経営者さまたちの最後の相談を何件かこなしたあと、11年前のこの拠点の開設時にお世話になった大先輩が、わざわざ労いに来てくれました。

 

 

 

この方は、民間企業で社長をやられた後に、企業OB人材として中小企業支援のお仕事に携わられた人で、大企業にも中小企業にも明るく、僕も当初、大変お世話になりました。

 

 

 

中小企業支援の場では、支援する側の態度が必要以上に大きかったり、考えが偏っていたり、自慢話が止まらなかったりする場合が時々見受けられるんですが、この方はそんなことは一切なく、とても謙虚で、ニュートラルで、暖かくて、バランス感覚が優れていて、それでもってユーモアに溢れ、本当にリスペクトしています。見習わないといけないな、といつも思っていました。

 

 

 

そしていつも僕を褒めてくれて、応援してくれました。

 

 

 

僕がここを辞めるとご連絡したら、「良い決断。あまり長く同じところにいると、人間関係が硬直して人脈が広がらないし、成長も止まる」とおっしゃってくれました。やはり、ちゃんとした人は、ちゃんとしたことを言ってくれます。背中を押して頂きました。

 

 

 

お菓子までもらってしまいました。本当にありがとうございました。

 

 

残すところあと1日。最後まで、よろしくお願いします。

 

 

 

今日もバリューを出せたかな。

 

 

 

お疲れさまでした。

 

 

 

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2025/03/16

「チーズはどこに消えた?」が消えたまま、かれこれ20年が過ぎました。

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田礼人(とよたあやと)です。

 

 

 

2000年に日本語訳版が出版されて大ベストセラーになった「チーズはどこへ消えた?」が、いまだに売れているようですね。今日も夕方に本屋に立ち寄ったら、通路横の目立つ場所に平積みされていました。

 

 

 

 

僕も出版された当時に買って読みましたが、20年以上たった今、内容はうろ覚え。ネットで調べると、「チーズ(自分にとっての幸せ)はいつか無くなるから、無くなったことをいつまでも嘆くのではなく、新しいチーズを取りに行け!という人生を前向きに生きるための教訓を教えてくれる本」ということのようです。そうだったそうだった。

 

 

で、この本が本屋で積まれているのを見たときに思い出すのはその教訓のことではなく、当時この本を後輩に貸したままいまだに返ってきてないことなんですね(笑)。いわゆる借りパクっていうやつです。

 

 

当時、この本をいい本だと思ったからこそ貸したんだと思いますが、思い出すと少し切ないですね~。いや、まあ、先輩なんだから本の一冊や二冊、後輩にあげちゃいなさいよ、と言われればその通りなんです。新品でも中古でも、いくらでももう一度買うこともできるわけだし。

 

 

 

つまりこのモヤモヤは、金銭的な損失ではなく、約束が破られたままになっている、という気持ち悪さなんですよね。

 

 

 

借りパクで思い出しましたが、僕が小学生のころ、姉のために買ったピアノを使って、母親もピアノの練習をし始めたんです。その時に使っていたピアノの譜面集をとても気に入って大事にしていたのだけれども、それを近所のママ友に貸したまま返してくれない、と怒っていたことを思い出しました。

 

 

 

今みたいに簡単に同じものを買い直すことができない時代。微妙な関係性なのか、内気な性格なのか、「返してほしい」と言い出せず、ずっと悔しがっていました。

 

 

 

借りた方は忘れていても、貸した方はいつまでも覚えている・・・。そういうものなのかもしれません。

 

 

 

「チーズはどこに消えた?」は消えたまま、かれこれ20年が過ぎました。

 

 

 

こうやって書いていたら、だんだん読みたくなってきました。あきらめて、もう一度買おうかな。

 

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2025/03/10

クライアントと電話でミーティング

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田礼人(とよたあやと)です。

 

 

 

顧問契約しているクライアントには、月に1~2回、日程をあらかじめ決めて訪問したり、オンラインでミーティングしたりします。そこでは進行中のプロジェクトに入ってアイデアを出したり成功事例からヒントを提供したりしています。

 

 

 

また、毎月経営幹部の会議に参加して、その都度の懸案事項や喫緊の課題について一緒に検討したり、問題を整理したりするクライアント先もあります。社外経営幹部的な立ち位置で、伴走してサポートする、というイメージです。

 

 

 

訪問するのは月に1~2回ですが、電話やメールはいつでも対応しています。365日24時間とはいいませんが、サービス業で土日が休みではないクライアントさんもいますから、時間はともかく一応、365日対応、ですね。SNSでのチャットやLINEでの連絡にも迅速にレスポンスするようにしています。

 

 

 

今日もクライアントさんから電話がありました。現在進めている商品の利益管理に関する資料作成と内容の擦り合わせについてでした。クライアントが得たい情報を聞き、理解してもらいやすいように管理表を加工して、細かく打ち合わせ。注視していくべき数値を共有し、やるべきことを整理し、満足してもらいました。

 

 

 

今日もバリューを出せたかな。

 

 

 

お疲れさまでした。

 

 

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2025/03/09

売れる起業の第一歩。商品を見せ、価格をつけよう!【後編】~アクセスしやすい層をターゲットに設定せよ~

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

前日からの続き。『売れる起業の第一歩。商品を見せ、価格をつけよう!』の後編です。

 

 

前編からの繰り返しますが、起業、あるいは新規事業において重要なことは、「商品を見えるようにして、価格をつけて、ターゲットとなる人たちの目の前に差し出すこと」です。これより先にやるべきことも勉強すべきこともありません。あったとしても後回しでよいのです。

 

 

次に、商品を見せたくても、ターゲットとする人たちにどうやったら出会えるのかわからない、もしくは出会うのがとても難しい、という問題があります。

 

 

自分たちがアクセスしにくい人をターゲットにしてしまうと、商品に対する感想ももらいにくいし、何より売りにくくなり、そのビジネスは困難な方向へ向かってしまいます。例えば、自分が富裕層でもないのに、「富裕層に売りたい」という事業者に時々会いますが、富裕層じゃない人は富裕層に会うのが難しい。確かにその人だったら欲しがるかもしれないけど、その人っていったいどこにいるの?という状況になると、ビジネスがとても難しくなります。

 

 

そもそも、出会いにくい層をターゲットにして商品開発をすると、商品開発の方向性や商品に対するフィードバックをもらうことが困難になり、そうするとろくにターゲット顧客の意見や感想を聞かずに商品を作ってしまうということになり、誰のニーズも満たさない、誰も欲しがらない商品を世の中に送り出すことになります。当然、販売には苦戦します。

 

 

ですので、起業や新規事業において重要なことは、日ごろからアクセスしやすく、意見や感想を何度も聞けるような層をターゲットにすることです。このターゲット設定を間違えたり、そもそも曖昧だったりすると、その後にいくら時間とお金をかけて準備しようと、かなりの苦戦を強いられることになるので、ここは本当に重要なポイントだと思います。

 

 

 

アクセスしやすい層をターゲットに設定し、意見や感想を細かくもらいながら商品開発をすること。商品を見えるようにし、できれば触ったり体験できるようにし、価格をつけてパッケージ化し、ターゲット層に差し出すこと。そして感想や意見をもとに改善し、このビジネスがイケるのかどうかを見極めること。これが起業や新規事業において最重要なことだと思います。これ以外のことはすべて後回しにしてOKです。

 

 

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2025/03/08

売れる起業の第一歩。商品を見せ、価格をつけよう!【前編】

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

起業したいという人の相談を時々受けます。彼らは「起業したいのだけれど、何から手を付けてよいのか分かりません。何をどうすれば起業できるのか、教えてほしい」と言います。

 

 

 

 

 

 

さらに話を聞いていくと、商工会議所などの公的機関が主催する起業塾などには参加したことがあり、その分厚いテキストを見せてくれたりもします。テキストには会社設立に関する法的な手続きのことや、財務や会計のことや銀行融資の方法などが細かく説明してあります。はっきり言って難しすぎるし、こんなことは起業においてそれほど重要ではない、と感じる部分もありますが、彼らは「起業する前に、起業のことをちゃんと勉強しなくちゃ!」と焦ってそれらを必死に読んでいるのです。

 

 

そこで「どんな事業を考えているのですか?」と聞くと、何となくのイメージは話すものの、漠然としていて、事業の輪郭がハッキリしないことも多いのですね。

 

 

 

どんな事業をやるにしても、売ろうとする商品・サービスが無ければ始まりません。何も売らずにビジネスは成り立たないので、何か売るものがあるはずです。まずその商品・サービスを見えるようにし、それがいくらなのか、値札を付ける必要があります。世の中の多くのビジネスはすべからくまず、そうなっています。

 

 

 

例えば私たちが町を歩いていて、店先にあなた好みの感じのいいジャケットがつるしてあったとします。もし時間的な余裕があったとしたら、あなたは立ち止まり、そのジャケット少し触って、生地の感じを確かめるかもしれません。悪くなければ、おそらくあなたは、さりげなく値札を見るでしょう。価格が自分の予想から大きく逸脱していなければ、あなたはサイズを確認し、店員さんに声をかけ、そのジャケットを試着してみるかもしれません。

 

 

店員さんとあれこれ話し、購買への意欲をさらに高め、あなたの購買意思決定に影響を与える人の顔(例えば妻の)を思い出すかもしれません。そして、状況が整えば(例えば妻の許しが得られれば)めでたくそのジャケットを購入する・・・。

 

 

さて、このアパレルショップは見事にあなたにジャケットを販売することに成功したわけですが、事業というのは、こういう商品・サービスを1個1個販売することを積み重ねて成り立っています。商品があって、買いたいというお客様がいて、その人が実際に買ってくれないと、どんな事業も、どんな大企業も行き詰ります。

 

 

財務会計のことに詳しかろうが、銀行融資に詳しかろうが、組織マネジメントの成功事例を知っていようが、とにかく、売れなければ、それらは何の意味も持ちません。店頭(つまり見えるところに)に商品をならべてお客様から見えるようにし、触れるようにし、価格をつけておく。これを「パッケージ化する」といいますが、こうすることでお客様はその商品の存在に気づき、購入しようかどうかを検討することができます。商品がなく、価格が分からなければ、お客は検討のしようがありません。

 

 

言ってしまえば当たり前のことなんですが、起業や新規事業をやり始める際に、このことが置き去りにされているケースによく出会います。

 

 

商品・サービスを見えるように、できれば触れるようにし、価格をつけておく。サービスのように形がないものについては、体験できるようにしておくこと」。これが、起業する際において、最も重要なことで、最も優先すべきことです。

 

 

例えば、相談に来た起業希望者の方が、自分の商品を見せ、価格がつけていれば、少なくとも僕は「自分だったらこれを買うか?」と具体的に検討することができます。そうすれば具体的な感想をいうこともできるし、もし本当に良いものだったとしたらその場で買うことだってあり得ます。

 

 

「パッケージ化」してあれば、それを見せることでどんどん有用な情報が集まり、どこを改善すれば良いか、次に何をすれば良いかが分かります。逆に言えばこれをやらなければ、事業は間違った方へ気づかないままどんどん進んでいってしまい、体制は整っているものの、まったく売れない商品がぽつんとある、という状態になってしまいます。

 

 

(後編へ続く)

 

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