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豊田礼人の基本的な考え方を
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2015/01/09

第508号【マーケ戦略はほぼ経営戦略】

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■マーケティングは最重要事項

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マーケティングとは何でしょうか?

 

 

これには様々な回答があると思いますが、

少なくとも単なる販売活動のことではないはずです。

 

 

もちろん単なる市場調査のことでもないでしょう。

 

 

では、いったい何なのか?

 

 

僕が考えるに、

それは、

商品やサービスをどのように作り、

顧客をどのように引き寄せ、

買ってもらえるように様々な視点から考え、

仕組んでいくものです。

 

 

顧客に押し付けなくても、

無理なく売れる状態を作り上げる一連の行動だとも言えるでしょう。

 

 

そのためには、

マーケティング部門や営業部門だけで取り組んでいては成果は薄い。

 

 

会社全体で最優先事項として取り組まなければならない、

とても重要なことに他ならないと思います。

 

 

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■マーケティング戦略をど真ん中に置く

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顧客の求めるものが多様化し、

市場は成熟して競合他社がひしめいている昨今。

 

 

こういう世の中においては

マーケティング部門や販売部門が部分的に対応しているだけでは、

本当に顧客を満足させる商品を提供することが難しくなってきています。

 

 

それくらい、モノが売れにくい時代になっている。

 

 

誤解を恐れずに言えば、

マーケティング戦略は、

経営戦略のど真ん中に位置するもの。

 

 

ゆえに全社員が常に顧客と自社商品との関係を注意深く観察し続け、

色んな視点から意見を言い、

どうすれば顧客に買い続けてもらえるかを考え、

自分の仕事に落とし込んでいく必要があります。

 

 

こういう体制で仕事に取り組める組織になっているかどうかが、

これからの会社経営において、

ますます重要になってくると思います。

 

 

自社の商品やサービスがマーケットから見放されてしまえば、

他の要素がどんなに素晴らしくても、

会社は行き詰ってしまいます。

 

 

だから、

まずもって「売れるようにすること」がすごく大事なのです。

 

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■全社で取り組めるか

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しかし、

全社でマーケティング戦略を実行していくということについて、

成功している中小企業は少ないと感じます。

 

 

実際のところ、

小さい組織であるのにまとまりがなく、

横の連携が悪く、

協働できていないケースが目に付きます。

 

 

いったいなぜなのか?

 

 

まず経営戦略と経営計画がない。

あったとしても全社員で共有していない。

 

 

そして、

その経営戦略の真ん中に、

マーケティング戦略が置かれていない。

だから全社で取り組めないのです。

 

 

まずは経営者がマーケティングが重要だということを理解し、

社員に浸透させなければなりません。

 

 

そしてそれが人事評価と適切に結びつき、

経営戦略・マーケティング戦略に沿った行動を積極的に

行った社員をきちんと評価する仕組みにする必要があります。

 

 

やったことが認められない、報われない会社では、

誰も行動しなくなってしまいます。

 

 

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■自分レベルの視点で

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自分レベルではどうでしょうか?

 

 

あなたの仕事に置いて、

「顧客を喜ばす」が第一になっているでしょうか?

 

 

ついつい、

日常の惰性で仕事をしていないでしょうか?

 

 

顧客視点を忘れれば、

仕事は一気に無くなります。

売上も一気になくなります。

 

 

大企業が倒産することも珍しくない時代ですが、

倒産や破綻する理由の多くは、

「売れないこと」です。

つまりマーケティングが不在。

 

 

売れなければどんな大企業でも破綻する。

 

 

いわんや中小企業をや。

 

 

マーケティングを経営戦略のど真ん中において、

顧客の方に顔を向けて、

毎日を過ごしたいものです。

 

 

それだけで、

会社は変わってくると思います。

 

 

応援しています。

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