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豊田礼人の基本的な考え方を
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2024/08/09

第1007号【推薦したいと思われる存在になるには?】

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■アイドルの推し活
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妻から聞いた話。
知人の女性(20代後半)が最近「推し活動」を始めたそうです。

 

推すのは男性アイドルAくん。

 

Aくんに会うために有休を取り、
イベントやコンサートに行く。
近隣はもちろん遠方開催の時も追いかけ、見守る。
推しの予定で自分の人生の予定が決まっていくと言っても過言ではない。

 

追いかけるために交通費と宿泊費を使い、
訪れた地でついでに観光をし、
お土産を買って帰る。(地方が潤う)

 

さらにCDを買い、グッズを買い、推しと「お話しできる権利」を買う。
最近はインスタのDMで直接コミュニケーションが取れたりするそうです。

 

またAくんに会うために新しい服を買い、
髪の色を変えるために美容院に行き、
化粧品を買う。

 

「推し活動」が生む消費パワーたるや、
すごいんです。

 

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■応援を超えて、「推薦したい」
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もちろん本人はそれがめちゃくちゃ楽しい。

 

推し活動によって人生が充実するし、
それがあるから仕事も頑張れる。
推しに共感し、
さらに「育てたい・見守りたい」という保護者的感覚で心身が満たされる。。

 

自分が好きな人(もの)をただ「応援する」だけでなく、
推しはその名の通り「推薦する」という行為。

 

そこには
ファンとタレントの二者だけでなく「推薦される」第3者の存在が含まれます。

 

第3者に推しの良さを語り、
あわよくば好きなってもらいたい、
この布教精神(笑)が自己完結型の「応援」とは異なる熱狂を呼ぶのだと言われています。
(参考:『人類にとって「推し」とは何なのか』横川良明著)

 

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■推し活がつくる経済圏
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推し活動が生み出す経済の活性化は他にもあります。

 

推しグッズの定番であるうちわやタオルやTシャツ、
またクリアファイルや缶バッジなどの「物販」はよく売れているそうです。
コンサート会場ではこのグッズ販売の売れ行きが収支に大きく影響します。

 

またこれらのグッズを部屋で飾るための棚や
キレイ見せる収納グッズもいろいろと出ています。
昨今、
推し活動を応援するという切り口で自社商品を開発するのもありだな、
と思ったりします。

 

また、
自分が推すアーティストの音楽動画を再生したりSNS投稿をリポストするとポイントがもらえるアプリもあるそうです。
コンサート会場に訪れたりグッズ購入をしてもポイントがもらえ、
そのポイントを貯めると特典がもらえる、
という仕組みだそうです。

 

このアプリから得られたファンの行動データをアーティスト側が活用し、
よりファンの期待に応えられるように戦略を練るのだそうです。

 

推し活の波は日本経済の中で確かな存在感を持っています。

 

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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?

 

あなたは推し活動をしていますか?

 

自分の好きなものを好きだと言い、
それを応援し推薦していく活動は、
精神衛生上、とても良い。

 

好きなものについて語る時、
そこには愛の言葉が並び、
人は幸福感で満たされます。
妻曰く、
その知り合いの女性は、
推し活の話をするときは目がいつもの倍、キラキラしているそうです。

 

最近のメンタル系の本を読むと、
推し活を薦める記述をよく見ます。
嫌なことがあったら、推し活に逃げこめ、
大好きな人の世界に没入しろ、と。

 

推し活動は、
嫉妬とマウントとハラスメントがはびこる世の中において、
自分のメンタルを安定させるために重要な役割を担っていると言っても良いのかもしれません。

 

そして、ちょっと視点を逆に向けてみます。

 

自分が推される立場になっているか?と考えてみる。

 

仕事において、
お客様から応援され、推薦される存在になっているか?

 

推されるためには、
共感されることが必要です。
共感されるためには、
とにかく仕事に真面目でひたむきであることが基本。

 

そして自分を開示して、
自分を偽らないこと。

 

誰かに推される存在になりたい。
そのためにどうするか?
何かやれることはないか?

 

このお盆休み、
ちょっと考えてみてはいかがでしょう。

 

応援してます。

 

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