2017/10/09
人間の器を大きくする方法ってあるんですか?
器を大きくする方法?
学習塾を経営する、僕より20歳くらい年上の女性から、「豊田さん、人間の器を大きくするためにはどうすればいいですか?」と質問され、困ったことがあります。
「器を大きくする方法だって?僕も小さいしな・・・。」
そもそも、こうすれば器が大きくなる、という方法ってあるのでしょうか?例えば、修羅場をたくさんくぐるとか?巨額の借金を背負うとか?リストラや倒産を体験するとか?
「苦労は買ってでもしろ」と言われますが、こういうのはできれば避けたいですね。
負けた相手から学べ
最近読んだ本には、「人間の器を大きくするためには、自分が『負けた』と思った相手から学ぶことだ」と書いてありました。
自分よりも圧倒的にすごい人から学ぶのは抵抗ありませんよね。例えば、松下幸之助氏や本田宗一郎氏から学ぶことに抵抗がある人は少ないでしょう。(よほど偏屈な人でない限り)
しかし、自分と似た業種や近い年齢や環境の人に「負けた」と思ったとき、素直にその人から学ぶことができるか。
その相手が自分と近ければ近い人ほど、プライドが邪魔して、悔しさのあまりその人のアラ探しばかりしてしまう。
そういう人、ちょくちょく見かけます。
認めたくない人を認める
他人を認めることで、自分の器が少し大きくなる。
負けた相手とか、嫌いな人とか、自分が認めたくない人にあえて接近して、その人の良さを見つけ出し、そこから学ぶ。
僕の友人は、嫌いな芸能人がテレビに出てくると、積極的にその人を見るのだ、といいます。
なぜ私はこの人が嫌いなんだろう?どこが嫌なんだろうと問うことで、自分の感情の傾向が分かるからだそうです。
自分が認めたくない人からも素直に学ぶ。それを続けると器が少し大きくなるかもしれない、と思います。
自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
自分の器は大きいか小さいか。負けた相手や嫌いな相手から、素直に学ぶ謙虚さがあるか。
これは簡単ではない。そう思う人は(僕も含めてね)自分の殻に閉じこもっているのかも。もしかしたら、その殻が「器」の正体なのかもしれません。
他人を認めることは、自分を知ることでもあります。
自分のことを客観的に見れていて、足りないものが分かっていれば、素直に他人から学ぶことができる。
自分の殻に閉じこもって、自分が見えていないと、過信し、常に人を批判し、人を下に見る、嫌な人になってしまう。そういう人の「器」は小さい。
器の大きな人になるために、殻を破れるか。
僕も挑戦。あなたもぜひ。
応援しています。
(メルマガ「愛される会社の法則第624号より)
——【セミナーのお知らせ】———————————–
11月14日にセミナーを行います。テーマは「あなたのコンサル化」です。
(内容)
モノを売ろうとする姿勢だけが強いと、かえって全く売れないという事態に陥ります。
そうではなく、小さな会社は、顧客が抱えている困りごとやニーズを把握し、その解決をサポートするという姿勢がとても重要です。信頼できる「コンサルタント」となり、顧客の問題解決のために、自分の専門知識と人間性をフル投入していく、というセルフイメージを持つのです。
今回のセミナーは、小さい会社が「コンサルタント」として顧客をサポートするためのスキルや考え方を分かりやすく解説し、すぐに実行に移せるようなアイデアを提供いたします。
【日時】 :2017年11月14日(火) 19時~20時45分(18時半受付開始)
【場所】 :ウインクあいち 904 名古屋市中村区名駅4-4-38
【料金】 :5000円(税込み)レイマッククラブ会員は2000円
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【定員】 :30名
【懇親会】:あります。予算別途3000円くらいです。
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2017/10/07
みんな、常に足りない。
今週もコンサルティング&コンサルティングの毎日でした。
その中で、3人の印象的な人に出会いました。
まず1人目は、外資系投資会社のアナリスト。彼が調べたいと思っていることと、私が知っている情報とが一致し、1時間の電話でのコンサルティングをしました。
さすがにエリートビジネスマンらしく、とても聡明な印象。テキパキと整理された質問を矢継ぎ早にしてきます。頭のいい人と話していると、自分も頭が良くなった錯覚に陥ります(笑)。
話している中でいいな、と思ったのは、単に「知っていることを教えてくれ」というのではなく、「○○の件について、ブレスト(ブレインストーミング)したいのですが」と一緒に考えることを提案してくることです。
一言で答えにくい難しい質問でも、一緒にあれこれ意見を出し合いながら考えていくと、アイデアやヒラメキが生まれます。一方通行のコンサルティングではなく、双方向の意見交換による「脳みそシャッフル」で、想像以上に大きな気付きが得られるのだな、と気づかされました。
ただ、外資系の人だからなのか、会話の中に「ブレスト」とか、カタカナ英語が頻繁に出て来て、多少戸惑いました。「当該業界に属する企業のオポチューニティについて意見を伺いたいのですが・・・」と言われた時、「オポチューニティって何??」と思いましたが、かろうじて「あ、機会か」と訳せて、事なきを得ました(笑)。
2人目は、中古車販売事業で成長している経営者。広い敷地に、すごくキレイなショウルーム、整備工場、車撮影用の写真スタジオ、展示スペースを備えています。「コツコツ頑張っていることはありますか?」と質問したところ、「社員の育成にはコツコツと取り組んでいる」とおっしゃっていました。
1人でゼロから自動車販売事業を始め、現在は20名の社員を抱えるまでに会社を成長させた社長。当然、その過程では大変なこともたくさんあり、それを乗り越えるために社員さんたちに厳しく接することもあったそうです。必死に経営しているわけだから、当然そういう場面もあるでしょう。
しかし、厳しく接し過ぎると社員さんは離れていく。定着率が下がる。
そこで、現在は、社長の考えを、1つずつ、丁寧に、分かるように、社員さんに話すそうです。一度言っても分からないから、何度でも、毎日でも、コツコツとやり続けているそうです。その結果、現在はとても良い雰囲気になっているそうです。目標は、2店舗目、3店舗目を任せられる人材を育てることだそうです。
3人目は、いつも飲みに行くIT企業のK社長。その夜も、2人で5時間以上飲み続けました。
話の中で出てきたのは、「経営資源は常に不足している」ということ。これは、森岡毅さんという元USJのマーケティング責任者の方が書いた「USJを劇的に変えた、たった1つの考え方」という本の中に出てきたテーマです。私もこの本には刺激を受けていて、K社長も同じ本を読んでいて、「おお!」となったのです。
経営資源とは、いわゆる、人、モノ、金のことです。(これに、時間、情報、ブランドを加えて考える時もあります9
起業時の小さな規模の時も、ある程度成長した中小企業も、上場している大企業でも、どんなステージのどんな規模の企業でも、「経営資源はいつも不足」しているのだ、ということです。起業時は売上が少なくて支払が大変だし、売上が増えてくると在庫や人件費も増えて資金繰りがタイトになる。第二の成長を目指すときは新しい分野への情報や人材が足りなくなる・・・。
結局、十分に足りている状態など、永遠にこない。(あのソフトバンクだって常に足りないはず)だからこそ、不足している中で、いかに有効に資源を使うのか、それを決める「戦略」の役割が重要なのだ、という考え方です。
K社長も経営する会社が成長の踊り場にさしかかり、不足する経営資源の中でいかに次の成長曲線を描くか、つまりどんな戦略を描くのかについて頭をフル回転させています。
私との(グダグダな)飲み会で、何かヒントをつかんでくれてたらいいな、と思います。
そんな1週間でした。
2017/09/27
きょうだい飲み会で分かったこととは?
僕には、姉と妹がいまして、この前、3人で、生まれて初めて「きょうだい飲み会」をしたんです。
お正月とかに、お互いの家族も含めて一緒に会うことはあっても、きょうだいだけ、というのは初めてです。
親のこと、実家のこと、お墓のこと等々、最近何かと気がかりなことが増えてきて、ここらで一回話す機会を持った方がいいと思い、僕が声をかけたのです。あと仕事のこともアドバイスしてもらいたいな、と思って。(2人とも某国立大学卒で”デキる女子”です)
姉も妹も結婚していて、仕事もしていて、なかなか忙しい身。それでも2つ返事で「会おう会おう」となりました。
親のことなんて、結論の出にくい話し合いなんですけど、やはり意見交換しておくことで分かることがあるし、漠然とした不安も解消します。あと、きょうだいならではの分かり合えることもあって、有意義でした。
親の遺伝なのか、3人ともお酒は好きで、かなりリラックス。特に妹の飲むペースが僕の倍速(笑)。友達とも夫婦とも違う、小さい頃からずっとお互いを知っているきょうだいならではの空気感。それでいて子供のころとは違う大人同士の会話。とてもいい時間でした。(下手な交流会に出るより100倍いいですよ笑)
ちょくちょく合っているし、わざわざサシで飲みに行かなくても・・・という相手と、わざわざ飲みに行くと、新しい発見があったり、前から思っていたことがはっきりしたり、思いがけずリラックスできたり、深い話ができたり、しますよね。
小さい会社だと、夫婦で経営しているとか、親と子でやっているとか、そういう場合、毎日顔を合わせているにも関わらず、意外と経営についての深い話し合いが出来ていなかったりします。
近い関係だけに、改めて2人だけで食事するとか、飲みに行くとか、照れくさくてなかなかきっかけが無く、ズルズル先延ばしにしてしまう。
でも小さな会社の問題点って、コミュニケーションの悪さがダントツに多くて、きちんと話し合うことで良くなることはたくさんあります。部外者は交えず、お酒とか食事しながら対話の時間を持つといわゆる「レベル2」の関係を結びやすいです。つまり、「何でも話し合える個人的な関係」です。この関係が、問題解決にすごく重要なんですよね。
自分が言い出しっぺになって、1歩踏み出すと、何か変わりますよ。
秋だし、美味しいもの食べながら、大切な人と飲みに行ってみるのも、いいですよね。
2017/09/19
嫌われる言い方とは?
■「もの言う株主」の裏側
村上ファンドの村上世彰氏が書いた『生涯投資家』を読みました。
村上氏は、かつて「もの言う株主」として、東京スタイルやニッポン放送などにプロキシーファイト(委任状争奪合戦)をしかけ、世の中を賑わしました。「敵対的M&A」というものを始めて目にした日本人も多かったのではないでしょうか。
「日本企業にはコーポレートガバナンスの意識が低い!」という主張のもと、企業の正しいあり方を示そうというのが村上氏の信念。
しかしその信念を貫く過程で、ライブドア絡みでインサイダー取引の疑いに問われ、有罪判決を受けてしまいます。
その顛末が本人の口から語られるこの本は、当時の舞台裏が良く分かり、とても面白い。
また、コーポレートガバナンスとはどういうことか、についても様々な教訓が詰まっており、考えさせられる部分もあります。
■正しいことを言っているのに、嫌われる
村上氏は、正しいことを言っています。
上場企業は株主の利益のために、余剰資金を未来に向けて適切に投資するか、しないなら株主に分配せよ。
経営者が会社を私物化していることは許されない。株主の方を向いていないときはそれを正すために行動を起こすのだ、と。これが村上氏の主張です。
言っていることも正しいし、インサイダー取引は別として、プロキシーファイトも法律で認められているやり方です。
しかし、世の中の人からは「悪者」として扱われてしまっています。
正しいことを言っているのに、嫌われてしまう。ここが難しいところです。
■本人も残念みたい・・・。
それは「言い方」が悪いのか。
それとも「やり方」が悪いのか。
はたまた、「結局はお金儲けのためでしょ?」というイメージのせいか。
正しいことを主張しても、受け入れられないのはなぜか。
村上氏の本を読んでいても、
「俺、、間違ったことを言っていないのになんで悪者扱いされるのかな・・」というニュアンスが伝わってきます。(きっと本人もその辺は残念に思っているんですね。)
村上氏の信念がよく伝わる本で、読んでいるうちに氏の考え方も良く分かります。(意外にも少し、村上さんが好きになりますよ。)
コーポレートガバナンスに興味のある人は是非読んでみて下さい。
■自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
正しいこと言っているのに、伝わらなかったり、嫌われてしまったりすることってありますよね。
ニーチェはこう言っています。
「人が意見に反対するときは、だいたいその伝え方が気に食わないときである」
さすが、鋭いですね。
言葉の選び方、表情や声のトーン。
あとは、直接言うか、人づてに言うか、それによって受けとめ方が違ってくる場合もある。
それから、話の組み立て方によっても違いは生まれる。相手が「聴く姿勢」になっているかどうかで、伝わり方が違う。そのために、相手を褒めることも、一つの方法。
『人を動かす』の著者D・カーネギーは、
「理髪師はカミソリをあてる前に、石けんの泡を塗る」
と言っています。つまり、いきなり本題に入るのではなく、相手との関係性が滑らかになるように、まず相手を褒める(これが「泡」ですね)といいですよ、と言っています。
やりすぎるとテクニック先行で気持ち悪いですが、少し意識すると伝わり方が変わってくるかもしれません。
言い方や伝え方を変えると、好意が得られる。これは仕事をする上で重要です。
言いたいことを、正しいからと、言いたいように言って嫌われるか、それとも目的(相手に伝えること)達成のために言い方を少し変えてみるか。あなた次第。
応援しています。
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11月14日にセミナーを行います。テーマは「あなたのコンサル化」です。
(内容)
モノを売ろうとする姿勢だけが強いと、かえって全く売れないという事態に陥ります。
そうではなく、小さな会社は、顧客が抱えている困りごとやニーズを把握し、その解決をサポートするという姿勢がとても重要です。信頼できる「コンサルタント」となり、顧客の問題解決のために、自分の専門知識と人間性をフル投入していく、というセルフイメージを持つのです。
今回のセミナーは、小さい会社が「コンサルタント」として顧客をサポートするためのスキルや考え方を分かりやすく解説し、すぐに実行に移せるようなアイデアを提供いたします。
【日時】 :2017年11月14日(水) 19時~20時45分(18時半受付開始)
【場所】 :ウインクあいち 904 名古屋市中村区名駅4-4-38
【料金】 :5000円(税込み)レイマッククラブ会員は2000円
※友割あり(ペアで参加されますと、各お客様1000円オフ。但し初参加の方のみ
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【懇親会】:あります。予算別途3000円くらいです。
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2017/09/13
あるビジネスマンが気づかないうちにおかした致命的なミスとは?
今、あるクライアントで若手社員さんの研修を半年くらいのプロジェクトで行っています。
で、若者に何を伝えるか、なんですけど、ロジカルシンキングとか、チームビルディングとか、必要なことはいろいろとありますが、最も基礎的で外せないのは「時間の大切さを知ること」だと思います。拍子抜けするほど当たり前のことなんですけど、これを甘く見ていると、仕事人として大きな損をすることになります。
「時間の大切さを知ること」。
それも、「相手の時間を大切にすること」です。
自分の時間を有効活用せよ、というのはもちろん大事なことなんですけど、それ以上に相手の時間を大切にすること、にフォーカスする。
なぜかというと、それは「相手のことを思いやること」に直結するからです。学生と社会人の大きな違いは、相手を選べず、色んな人と関わりを持たないとコトが進まない、ということです。関わり合う相手のことを思いやることは、仕事をうまくやるためにはとても重要になります。
相手の時間を無駄にする(=思いやりに欠ける)最悪の事態は、遅刻すること です。5分遅刻したら、相手の時間を5分奪うことになる。たかが5分が、信用を失う第一歩となる場合もあります。自分が考えている以上に相手は重く考えている可能性もあります。
約束の時刻になっても相手が現れない時、待たされている側は「あれ、場所と時間を間違えたかな?」と心配になります。つまり遅刻は、相手の時間を奪うことに加えて、相手に心配をかけてしまっている。もっと言えば、3分前になっても相手が現れない時、待っている方は既に不安になっています。この時点で、僕は少しアウトだと思う。相手に心配させた時点で、相手への思いやりに欠けていると思います。
遅れそうになったとき、「遅れそうです。すみません」と前もって連絡をするのは社会人としての基本です。それも5分前に連絡するのではなくて、遅れそうだと分かった時点ですぐに連絡すれば、相手に心配をかけなくて済みます。早めに相手が遅れることが分かれば、別の時間の使い方をすることもできます。
遅れそうだと分かったとき、連絡してくる人は、信頼できる人だな、と思います。自分のことを大事に思ってくれているのだな、と感じますから。ただ、本当はあと20分かかるのに、「あと10分くらいで着きます。すみません」と言う人がいます。で、実際には20分遅れて来る。
「一度、謝っているから、もういいですよね?」という感じで、電話で言っていた予定よりもさらに10分遅くなったことについては、触れない。でも実際には10分と思っていたのが20分時間を奪われていて、ちょっと嘘をつかれた感じもするんです。細かすぎますか?(笑)。でも、これは本当に多い。20分遅れる、というのは「20分も?」となるので言いにくいのかな?だから「10分くらい」と言って言葉を濁し、実際は20分遅れる。でも全然ごまかせていなくて、少しずつ信用を失っています。
僕は遅れそうだと思って電話する時、「5分くらいかな」と思っても「10分くらい遅れそうです」と少し多めに言うようにしています。それで少し早めにつけば、「早かったね」となります。この方が、断然良いと思います。
僕はすごい心配性なので、相手の時間を奪って迷惑をかけたくないんです。だから、ほぼ相手を待たすことはなく、約束の時間よりもたいてい15分くらい早くついてます。遠方で、初めて行く場所だと、1時間近く早めについちゃうことも多いです。早めについて、場所を確認して安心した後、近くの喫茶店でお茶飲んでいます。早く着きすぎる自分に、時々呆れますが、とにかく心配性なんですね。それと、遅刻すると、遅刻した罰の悪さから、重要な商談がどうしても相手主導にならざるを得ないというリスクも生まれます。
遅刻するということは、相手の時間を奪うということなので、「相手を軽んじている」というメッセージを相手に送ることになります。どんなに言い訳しようとも、その印象は残ります。(しかも、遅れて来る人は毎回遅れてきます笑)。
もし約束の相手が、あなたがお取引を切望していた大企業の社長であれば、絶対遅刻なんかしませんよね?どんな用事も後回しにして、遅れないように行くはずです。周到に準備するはずです。それは相手を「重んじているから」、です。遅刻するのは、その逆です。自分を軽んじられて(つまり舐められて)喜ぶ人はいないでしょう。こうして、遅刻する人は信用を失い、人望を失います。
漫画の『島耕作』が課長時代のときのエピソードでこんなのを覚えています。新しい部署の課長に任命された島さんは、配属の第一日目だからということで、朝、定時よりもかなり早めに出勤しました。すると、誰もいないオフィスで、その課のメンバーだけ全員が既に出勤していて、自らの席で待機していた、というシーンがありました。つまり、メンバー全員「超やる気満々」ということです。
早く行く、ということはやる気の現れです。やる気を相手に伝える重要なメッセージです。
例えば、相手に連絡をしたときに、折り返しの電話あるいはメールが早ければ、その人はやる気だな、と感じることはないでしょうか。遅いのはその逆です。「やる気あるのか?」と思われます。
「遅刻せずに早く行くこと」や「スピード対応」することは、相手を大切に思い、大切に扱うことをメッセージとして伝えることになります。「時間」は「愛」なんです。
Time is Love.
なのです。
仕事人として成果を出すためには、「スキル」と「信用」の2つが必要です。
どちらも、瞬間的に身に着けることはできません。コツコツ積み重ねるしかありません。
「絶対に遅刻しない」ということは、地味ですが、信用を得るためにとても重要なことだと思います。
【セミナーのお知らせ】
11月14日にセミナーを行います。テーマは「あなたのコンサル化」です。
(内容)
モノを売ろうとする姿勢だけが強いと、かえって全く売れないという事態に陥ります。
そうではなく、小さな会社は、顧客が抱えている困りごとやニーズを把握し、その解決をサポートするという姿勢がとても重要です。信頼できる「コンサルタント」となり、顧客の問題解決のために、自分の専門知識と人間性をフル投入していく、というセルフイメージを持つのです。
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【日時】 :2017年11月14日(水) 19時~20時45分(18時半受付開始)
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