2020/03/30
ウェルデンツジャパンの山田 邦博 (Yamada Kunihiro)さんに直撃インタビュー
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。レイマックプレス139号のお知らせです。
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2020/03/27
やってみて。すべては実験、だから。
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今日のテーマは【すべては実験】です。
◆誰も欲しくないものをつくってないか?
商品が売れるかどうかは、実際に販売してみないと分からない。
どんなに周到に準備したとしても、相手があることなので、思い通りに売れるかどうか分からない。
だからこそ、準備に時間をかけ過ぎるのはよくない。
売れるかどうか分からないものに、時間とお金をつぎ込んでしまい、多大なる投資をしたうえで、「誰も欲しくないもの」を作り上げてしまうのは、本当にもったいない。
◆実験してみれば分かる
だから、作りこんでしまう前に、まずその商品が売れるかどうか、実験してみればいい。
そう、実験。
事業を実験ととらえ、まず小さく実行してみるのです。
実験だから、うまくいくかどうかはわからない。一応「うまくいくはずだ」という仮説のもと、実験する。
その結果をもとに、商品を改良したり、販売方法を変えてみたりする。そしてまた、実験する。
実験だから、やってみることが大切。ダメならダメで、なぜダメなのかがわかります。
◆実験しやすい世の中になった
Instagram(インスタグラム)には、フィード投稿からそのまま商品を購入できる「ショッピング機能」があります。
インスタの投稿写真をタップすると価格や詳細が表示され、気に入ったらそのままECサイトに飛んで、購入できる。
そしてネットショップの作成サービスのBASEは、インスタと連動する機能を装備したそうです。BASEは無料でネットショップが作れるサービスなので、インスタと連動させて、気軽にネット販売をスタートできます。
これら、すべて無料で作ることができます。(※僕もコツコツ流のお守りをBASEで販売しています。たまに売れます笑。https://kotsukosuryu.thebase.in/)
つまり、今、世の中は売れるかどうかの「実験」がすごーくしやすくなっているのです。
こういうネットの販売環境を活用するのもよし、もっとアナログに、自分の周りの友人知人に商品やサービスを使ってもらうもよし、とにかく完璧に仕上げる前に、「その商品を欲しいと思う人がいるか」「その商品を自分たちから買ってくれるか」について実験によって検証するべきなのです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕は起業する前、中小企業診断士(経営コンサルティング業)で売上を上げることができるのかどうか、つまり生きていくことができるのか、まったく確信が持てませんでした。
世の中に出ている情報を集めてみても、どうも具体的にイメージすることができません。身近に参考にできる例もありませんし、アドバイスしてくれる知り合いもいませんでした。誰かに相談すれば、きっと否定的なことを言われたでしょう。
妻も不安だったと思います。
だから、まず実験してみようと思いました。
サラリーマンとして働きながら、コンサルティング業のホームページを用意し、メルマガも発行し始めました。
すると半年後にそこから執筆の依頼が来て、さらに3か月後に最初のコンサルティング先となる企業から問い合わせがありました。
これで、いけると思い、起業に踏み切ることができました。
その後も、すべては実験だと思い、コンサルティング活動の他、セミナー、ニュースレター、小冊子などのマーケティング活動を積極的に実施。
例えば、「メルマガを毎週休みなく発行し続けたらどうなるか?」これも実験です。
今まさに実験中(笑)。
実験していいものは残し、ダメなものは改善してやり直すか、思い切ってやめる。
まずは実験。そう思えば1歩が出る。実験に失敗はつきものですから。そして何より、実験はすごく楽しい。
実際に体験すること。
そこからしか見えないものがたくさんあります。だからやってみて。
応援しています。
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2020/03/24
今日、ここから始めよう
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、【今日、ここから始めよう】です。
◆自分は今、どこに立っているのか?
経営をしていく上で「今の自分を知る」ということはすごく大事です。
いま自分たちがどこにいるか分かっているか。それが分からなければ、どうやって目標に向かえばよいのかも分かりません。今自分が立っているのが、名古屋なのか、大阪なのか、仙台なのか。それが分からなければ、どうやって目標地点である東京にいけば良いか、分かるはずがありません。
例えとしては極端ですが、こういう状況に陥り、右往左往している会社がちょこちょこ相談にみえます。
◆値引きという劇薬
ある旅館の責任者が経営相談に来ました。旅館の歴史は古く、高級路線の老舗として知る人ぞ知る存在です。
しかし売上不振で、一時の勢いがありません。状況をヒアリングしていると、売上に困ると、大幅な値引きキャンペーンで集客していると言います。
この責任者、売上は管理しているけれども、原価管理及び粗利益の管理は厳密には理解していない。つまり、儲かっているかどうかわかっていない。しかし売上が欲しいから、利益度外視で値引きキャンペーンをする。利益にならないことを、ただ盲目的にやっている。逆に言えば、現状を把握していないからこそできる暴挙、ともいえます。それで、「儲からない」と困っている。
現在地がわからないと、ときに冷静さを欠いたとんでもない劇薬を平気で使ってしまうわけです。
値引きという劇薬は、利益が出ないだけでなく、ブランドを傷つけ、その傷は一度できるとなかなか治らず、ジワジワと会社を苦しめます。
◆みな、利益を増やしたい
自分がやっている仕事が利益にどれくらい貢献しているのか、これを理解せず働くというのは、ツラいもの。従業員さんも、値引きキャンペーンで忙しいとき「本当に儲かっているのか?」と疑問を持ちながら働いていることでしょう
儲かればこそ、つまり利益を稼げればこそ、自分の給料も増えるし、雇用も維持される。みんなバカじゃないので、そんなことは分かっています。
利益を増やすために、まず現在の利益を知るのは当然のこと。
自分がやっていることが結果として自分に還元されると思えれば、人はモチベーションを上げます。一生懸命にやっても儲けに繋がらないぞと思えば、社員はやる気を失い、戦略のない経営陣に不信感を抱くでしょう。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、今立っている現在地を把握していますか?どれくらい利益が出ているのか?あるいは、自分の実力値はどれくらいか?
目標値とのギャップはどれくらいですか?そのギャップを埋めるために必要なことは何ですか?今、自分ができる第一歩は?どのようにスケジュールを組むか・・・?
現在地を知ることで、少なくとも以上のような問いが浮かんできます。そしてその問いに対して自分なりの解を出し、ひとつひとつ潰していく。
これ以外に、目標に到達する方法なんて無いんじゃないかな。
これを理解していないと、いきなり「半額キャンペーン」とかやってしまうわけです。採算度外視で。
それで結局、忙しい割に利益が出ず、資金繰りに苦しくなってしまう・・・。ブランドも痛む。
僕たちは何のために仕事をしているのか?安売りして、チェリーピッカー(安売り商品だけ買い漁る人)を喜ばすためじゃないはず。
志、ビジョンをしっかり持って、目標を明確にし、現在地を恐れずに知ること。今日、今、ここから出発するとして、具体的に何ができるか。まずそれを考えよう。
応援しています。
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2020/03/13
自由の翼を手に入れる2つのすべきこと
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは「自由の翼を手に入れる2つのすべきこと」です。
◆分散とマーケティング
急に大事なお客様との取引が終了したとします。社長以下役員、担当者は冷や汗、そして大騒ぎ。あのお客様との取引が無くなったら大変なことになる。売上は激減し、赤字転落するかもしれない。
そうなったら賞与を出せないどころか、減給、もしかしたらリストラせざるを得なくなるかもしれない・・・。さらには・・・。
想像するだけでぞっとしますか?そうならないために重要なことは、分散とマーケティング、です。
◆面倒くさいけど、やらねば
つまり、お客様を分散させる。大事なお客様との取引を育てて大きくしていくことは重要ですが、限られた少数のお客様への依存度が高くなりすぎると、無くなった時のリスクが大きくなる。
その顧客からどんどん仕事の依頼が来て拡大しているうちは、他の顧客のこと、ましてや新規顧客の開拓のことに目が向きにくい。新規開拓なんて、めんどくさいですからね。しかし、この状態に甘んじていると、ある日、冒頭のような冷や汗をかく事態に陥ることになります。
とにかく顧客を分散させること。当たり前ですが、とても重要です。今は小さくても、コツコツと育て続けること。
さらに、常に新しい顧客と出会う仕組みを作り、強化しておくこと。つまり、マーケティング活動を怠らずやり続けること。毎日毎日、これを面倒くさがらずにやっておくと、ピンチに大騒ぎをしなくて済みます。
◆セールスを不要にする
マーケティング活動とは、ドラッカー博士の言葉を借りれば、「セールスを不要にする活動すべて」。
お客様の方から会社に問い合わせて来てくれて、「買いたい」とか「商談したい」と言ってくれる状況を作り出すことです。
そのために、WEBサイト、ブログ、メルマガ、ホワイトペーパー、SNS、動画、紙のツール、人間の対応、などを周到に準備し、日々コツコツと動かし、メンテナンスしておくことが大事です。
めんどうくさい?
そう、確かに面倒くさい。(僕も時々放り出したくなる!)
でも、ある日突然ピンチに陥り、大騒ぎするより何倍も何倍もマシだと思います。
マーケティング活動をせずに、ある日突然ピンチになると、焦ったあげくに、「お願いセールス」をしまくる羽目になります。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、特定の顧客に頼らず(もちろんどの顧客も大事ですが)、常に新しい顧客(見込み客)と出会い、顧客を育てることに時間とお金と知恵を使っているでしょうか。
顧客を分散させ、そして新たな顧客と出会う仕組み。そのためのマーケティングです。
難しくはありません。だけど、忍耐力は必要です。(スティーブ・ジョブズも忍耐力の重要性を説いています)
あっという間の成功は望めませんが、コツコツと続けることで日を追うごとに、あなたのビジネスを強くしていきます。今日やったマーケティング活動が、明日のあなたを助けます。そうすると、最悪、顧客を失ってしまうことも恐くなくなります。また次の顧客が現れますから。こういう状態を作れた時、僕たちは自由になれます。
マーケティングは僕たちに自由の翼を授けます。(どっかで聞いたようなコピーですね笑)
僕はこの翼が欲しくて頑張っているし、クライアント様にも手に入れてほしいと思っています。
あなたもぜひ。
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2020/03/09
あなたに会う前に、お客はどこで何をしている?
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【お客様の生活に入り込む】です。
◆詩吟(しぎん)サークルに入る
先日経営の相談に乗った飲食店経営者の話。まだ若い方(30代)で、数年前に郊外に飲食店を開き、繁盛店に育てています。
この店の主たる顧客は、近隣に住む50~60代の女性たち。友達同士で趣味のサークルに入っていて、その帰りにランチに来てくれるのだそうです。
面白いのは、お客様がやっている趣味のサークルに、その経営者自身が積極的に参加していること。テニスやカラオケの他、詩吟のサークルにも入っているそうです(笑)。そうやってお客様と仲良くなり、お店に何度も来てもらえるような関係づくりをするわけです。
お店の中には、お客様たちの趣味のイベントなどを告知する掲示板も用意されているそうです。このサービス、お客様もすごく嬉しいですよね。
◆お客様の生活を覗く
好奇心が旺盛で、コミュニケーションをとるのも上手なその経営者。お店に来たお客様と仲良くなり、趣味のサークルに誘われると喜んで参加します。
もちろんお客様と仲良くなって、お店に再来店してくれることを狙っての取り組みですが、単純にそれだけではないそうです。その経営者はこう言います。
「お客様がこの店に来る前に、どこで何をやっているのか、その生活の一部を見てみたかった」と。
これはすごく面白い発想だし、マーケティング戦略上においても、ものすごく重要なことだと思います。この積極性の持ち主だからこそ、自分の店を繁盛店にできるのだと思います。
◆ペルソナを明確に
マーケティング戦略を立てるとき、もっとも重要なこと。それはターゲット像(ペルソナ)を明確にすること。
このとき大切なのが、性別・年齢・居住地域などの定量的な情報だけでなく、ライフスタイルや生き方・考え方・価値観などの定性的な情報も把握することです。
同じ年齢・性別でも、全く違うライフスタイルを持ち、全く異なる価値観を持つということが当たり前になった現代。そこから生まれる細かいニーズや悩みに応えていかなければ、売れない時代とも言えます。だからお客様の行動(カスタマージャーニー)を分析する必要が出てきます。
ここを押さえたうえで、マーケティング戦略を立てるかどうかで、おのずと得られる成果は違っています。
この経営者は本能的にそこに興味を持ったからこそ、こういう活動をしているのでしょうね。
詩吟までやってみちゃうなんて、すごい(笑)。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか。
僕たちは、お客様のライフスタイルや考え方・価値観を把握しているでしょうか。
お客様があなたに会う前の時間、あるいはお店に来る前の時間、どこで何をやっているのかを考えたことがあるでしょうか。一日の生活の中の、どのタイミングであなたの会社の商品やあなたが登場するのでしょうか。
その状況を理解した上で、自分が売る商品やサービスのことを考えることで、より顧客に寄り添った商品・サービスにすることができます。
自分とターゲット顧客層の年齢が離れていたり、そのライフスタイルについての情報が少ない時、その人の生活に実際に触れてみるのもひとつの手。
一緒に趣味のサークルをやってみるのもいい。そこから、仕事のヒントが得られるかも、です。
ぜひやってみてください。
応援しています。
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