2012/04/19
2人の馬鹿
昨日はスカイプで、愛される会社プロジェクトの会員さんとミーティングしました。
今回のテーマは、販売している商材をいくらで売るか、について。
基本的には安売りはしなくて、自分のモチベーションがしっかり保てる価格を提示することが大切だとアドバイス。
しかし、相手が払っても良いと感じる価格帯というのは必ずあるので、相手の懐具合を推測することも重要です。
例えば相手の企業が20人規模のサービス業の会社であれば、売上高は1億5千万から2億円の間と仮定する。
一般的に20人規模のサービス業の営業利益は2%前後であるというデータがあるので、それからすると400万円、月にすると33万円。
営業利益が月33万の会社に、例えば10万円のモノを売るのは、なかなか困難。ならばどうするかを考えます。
さらに商品の原価、競合価格、その顧客との関係性などを考慮して決めていくことになります。
このようなことをディスカッションしていく中で、何らかのヒラメキを得てもらうことに成功しました。
良かったです。
どんな市場にも2人の馬鹿がいる。1人はあまりにも安い値段をつける馬鹿。もう1人はあまりにも高い値段をつける馬鹿である。(ロシアの古いことわざ)
価格のつけ方って難しい。
安すぎても、高すぎてもいけない。
相手と自分がWin-Winになれる価格が適切な価格。
信念を価格に込めて売りましょう。
応援しています。
2012/04/13
三つ葉在宅クリニックの舩木良真さん
今週、名古屋市昭和区で「在宅医療サービス」を行なう医療法人三つ葉
の代表、舩木良真さんに会いました。
愛される会社プロジェクト会報誌「レイマックプレス」の経営者インタビューの取材です。

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舩木さんは研修医時代にビジネススクールに通い、MBA(経営学修士)をとるという、起業家精神溢れるお医者さん。
在宅医療サービスというビジネスモデルを練り、自ら主催した仲間同士の食事会で披露。誰をバスに乗せるかを決めていったそうです。同時に外食機会が増えて太ったそうですが 笑。
4人のメンバーで「三つ葉在宅クリニック」を開業、その後は順調に業績を伸ばしています。病院ではなく、自宅で治療したいと思う多くの患者さんに支持されているそうです。またハコモノを持たないクリニックなので固定費は軽く、利益を出しやすいビジネスモデルになっているようです。
舩木さんとお話していて感じたのは、医師という専門職でありながら、マーケティング、組織開発、ファイナンスなど、マネジメント全体をバランスよくコントロールされていること。例えば、三つ葉というネーミングについても、ブランディングの観点からいろいろと考察されています。医療法人でブランディングについてロジカルに考えて実行しているところって、希少だと思います。
またITにも積極投資され、医師同士が患者情報を常に共有できるような体制を整備しています。40数名の職員のうち、社内SEが5人もいるというから、その徹底振りがうかがえます。
それと重視されていたのが、「チームを作ること」。
1人では何もできないが、優秀なチームを作れば何でもできる。
そのチームを作り、維持し、成長させていくためには、トップの姿勢が重要だと舩木さんは言います。トップが真剣に事業に取り組む姿勢なくして、優秀なチームは作れないということです。
優勝することを目標にするのではなく、優勝するのにふさわしいチームになることを目標にすべきだ。(by 山下泰裕)

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優勝するのにふさわしいチームになるために、トップの姿勢を正し、共感できる仲間をバスにのせ、切磋琢磨しながら成長していくこと。
それが大切。
見習いたいですね。
僕もがんばります。ぜひ、あなたも。
応援しています!
追伸
4月26日に名古屋でビジネスモデルについてのセミナーを行ないま
す。利益が出るビジネスモデルをどうやって築くのか、について事
例を交えながら解説いたします。興味のある方は是非、ご参加を。
テーマ:『ビジネスモデルを磨いて成長する!』
日時:2012年4月26日(木) 19時~20時45分
場所:ウインクあいち 1004会議室
費用:3000円(税込み) 会員様は無料または割引
懇親会あり
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2012/04/09
JR名古屋タカシマヤのアナログ的マーケティング
先日、JR名古屋タカシマヤからダイレクトメールが届きました。
驚いたことに、宛名も、メッセージ文も全部手書き。
メッセージ文については、10行しっかり書いてあります。
僕が以前ジャケットを買ったショップからですが、
・僕がその時買った商品名
・それに合わすと良い商品の提案
がさりげなく記されています。
顧客の購買情報を活用して、「私たちは、あなたのお買い物をしっかり把握してますよ。いつもありがとうございます」というメッセージが、この手紙から発信されているのがわかります。
特に新しい手法でもありません。
どちらかと言えば、デジタル主流の今の時代にあって、アナログ的なやり方ではあります。
しかし、これが意外と効くんですよね。
これ、おそらくタカシマヤが音頭をとって、入居ショップに促している販促策だと思います。
「全面、手書きにせよ」
ということまでは指示していないと思いますが、タカシマヤさえも、こういう細かい販促活動をしていることに、少し驚いたわけです。
いわんや、我々中小企業をや。
ということですね。
襟をただして、マーケティング活動に取り組みましょう。
あなたも是非。
応援しています!。
2012/04/03
ミュゼの斎藤さんにインタビュー
昨日は、愛される会社プロジェクト
会報誌「レイマックプレス
」のインタビューで、株式会社ミュゼ
の代表である斎藤直美さんに会いました。
斎藤さんは、社員研修の講師として、ビジネス本の著者として、活躍されています。
特に、「叱る」ことについては第一人者。叱りの女王との異名をとるほど、部下育成において「正しく叱る」ことの重要性を説いていらっしゃいます。
確かに叱ることって難しい。相手のモチベーションを下げずに、正しく叱り、成長してもらう・・。このテーマで悩んでいる人ってすごく多いのではないか、と思います。
叱りの女王と呼ばれる斎藤さんですが、実際の斎藤さんは、とても優しい人。子供の頃のことや起業の経緯、今後のことなど、丁寧にお話してくれました。
斎藤さんとはかれこれ4年位前から知り合いなのですが、こんなにじっくりとお話したのは初めて。
お話の中で印象的だったのは、成長するためには、今持っている何かを捨てなければならないということ。
空白を意識的に作ることで、新しい何かがそこに入ってくる、ということですよね。
これには同意します。
同じことを漫然とやっていると、澱(よど)む。
継続するべきか、それともあえて捨てて、新しいことをやるのか。
常に点検しながら進むことが大切ですね。
斎藤さんの詳しいインタビューは今月発行のレイマックプレス第44号でお届けします。
お楽しみに。
2012/03/28
細かいことを具体的に決めて、即実行。
今日の午前中は、生活商材を製造販売するベンチャー企業のコンサルティング。
このクライアント様とは先月契約し、今回が2回目の訪問。
今後の経営戦略について話し合いました。
話は原価計算、キャッシュフロー管理、価格戦略、商品戦略など多岐に渡りました。ベンチャーゆえ、いろんな面で未整備な部分が多く、議論は尽きません。
やるべきことは山積みですが、時間もお金も限られる中、どう優先順位をつけて実行していくか、が大事です。
このケースではとにかくマーケティング面の行動量が少ない。ここをまず取り組むことが先決と判断。
WEB、紙、人間(営業) のそれぞれについて具体的にどのような方法を選択し、誰が、いつ実行するかを検討しました。
経営戦略についてじっくりと考えることも重要ですが、ベンチャーはスピードが命。
走りながら考える、というスタンスが求められます。
Just do it !(とにかく、やってみよう!)
環境の変化は激しく、人々の生き方・考え方・好みは多様化しています。
そういう世の中では、何が正しいのか、正解が見つけにくい。これは痛切に感じます。
だから、まずやってみる。上手くいけばOK、ダメだったらすぐに修正、再トライ。このスピードを上げていく必要があります。
冷静に考えることも大事。そして、とにかくやってみよう。
フットワークの軽さは、成果を出す上でものすごく重要な要素だ、と最近感じます。
応援しています。
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