2015/07/10
第534号【成果を出すために重要なこと】
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■小学生のやりたいこと
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小学生のやりたいことは何か?
日本経済新聞(2015年7月6日)に、
小学生1000人に「放課後や夏休みにやってみたいことは?」と
聞いたアンケート結果がレポートされていました。
1位はサッカー。
男子に加え、女子からも熱い支持があったそうです。
以下、
2位ドッジボール、
3位鬼ごっこ、
4位なわとび、
と続きます。
やっぱり現代の子供たちも、
外で遊ぶことが好きなんですね。
ちなみにゲームは6位。
すでにどっぷりゲームに浸かっているからなのか、
あるいは、そもそもそんなにやりたくないと思っているのか、
理由は定かではありませんが、
意外と低い順位でした。
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■誰とするか
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この記事の報告者が驚いているのは、
ランキングには出てこないある「キーワード」のこと。
それは、「友達と」とか「みんなで」という言葉が
子供たちの回答の中で頻繁に登場するのだそうです。
実に4人に1人が
「友達と海に行きたい!」とか
「クラスみんなで思い切り遊びたい」
と書いていたそうです。
つまり、
子供たちは、
「何をするか」ではなく、「誰とするか」に強い関心を持っているのです。
友達やクラスのみんなと一緒なら、
やることは何でもいい。
子供たちの願いはそこなのだ、
とこの調査の報告者は分析しています。
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■誰をバスに乗せるか
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ビジネスの世界でも、
何をやるのかよりも
誰と一緒にやるのか?が重要だ、
と言われています。
名著『ビジョナリーカンパニー』ではこれを
「誰をバスに乗せるのか?」という言葉で表現しています。
同じ価値観を持つ人同士が集まり、
組織を作ることが重要だと。
「これをやる」という条件で集まった人たちは、
環境変化によってそれができなくなったり、
方向転換して別のことをやらざるを得なくなったとき、
去っていきます。
しかし、
同じ価値観で集まった人たちは、
方向転換せざるを得なくなったとしても、
相変わらず仲間であり続け、
新しい目標をともに立て、
それに向かって協働できます。
人間が楽しく充実した時間を過ごすためには、
「何」ではなく「誰」が重要なのですね。
大人も子供も。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
心理学者のアドラーは、
人間の悩みの9割は人間関係の悩みだ、
と言っています。
確かにそうかもしれません。
僕たちは、日々、
自分と会わない人たちに振り回されて、
悩み、怒り、傷ついているんですね。
だから、
自分と考え方が合う人、
波長が合う人、
と一緒に仕事をすることが、
ストレスなく生きるために非常に重要なことになります。
あなたは誰と仕事をするのか?
何をするのか?と同じくらい、
いやそれ以上に、
誰とやるのか?
を考えないといけません。
それがストレスから脱し、
成功へとつながる道となる。
応援しています。
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■編集後記
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気がつくと、今年も半分終わっていました。
ややあせりつつ、
年初にやりたいと思っていたことを、
ひとつずつ、
じっくりとやっていきたいと思います。
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