2015/05/15
第526号【売上244%アップのきっかけ】
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■売上が244%に
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開業当時に比べて、
15年で売上が244%になった、
という地方都市の飲食店経営者の話を聞くセミナーに参加しました。
具体的な数字でいうと、
年商が4500万円から1億1千万円になり、
客単価は3000円から1万円を越すほどになったそうです。
立地もよくなく、
席数も26席の小さなこのお店。
開業して3年は順調でしたが、お客様がだんだん減っていき、
売り上げも激減したそうです。
何とかしようとして、
チラシを打ったり、ダイレクトメールを送ったり、
ホームページを作ったり。
しかし、事態は一向に良くならない。
経営者は眠れない日々が続いたそうです。
そんな飲食店がどうやってV字回復を果たし、
年商1億円越えを果たしたのか──。
ここまでのお話で約20分間。
僕はぐーっと話に引き込まれていました。
いったい、何をしたんですか!教えてください!と、
心の中で叫んでいました。
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■何がきっかけになるかわからない
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その経営者が答えたこととは、
「ぐるなびをやり始めました」
でした。
ズルッと椅子から転げ落ちそうになりましたよ。
何か、ハッとするような、
僕たちが見落としていた盲点を突くような答えを期待していたのですが、
正直、
「ぐるなびですか~?」
と思っちゃったわけです。
しかし、ご本人にとってはぐるなびとの出会いというのは大きくて、
ぐるなびを軸にしてネット戦略を強化し、
それで結果を出し続けたそうです。
それで弾みをつけて、
新たな試みを次々と実施し、
リーマンショックや世の中の不景気などをものともせず、
順調に成長していったのだそうです。
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■きっかけの後の好循環
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さて、
ここでの重要な学びとは何か。
僕が思うに、
ぐるなびだろうとなんだろうと、
とにかくやってみることの重要性です。
ぐるなびに参加したら売り上げが急成長しました、
というのはストーリーとしては全然面白くありません(すみません)、
でも経営者が変わるきっかけになったことは事実です。
それ以後、
「うなぎの刺身」という珍しいキラー商品を開発し、
これがヒット。
通販にも取り組んで、順調に売り上げを伸ばしているそうです。
スタッフもすべて正社員化し、
自主性をもって仕事に取り組むという好循環も生まれたとか。
とにかくすべてが良い方向に回り出した。
何がきっかけになるかは分からない。
それがこのお店ではたまたまぐるなびだっただけのこと。
しかし、やってみないと、きっかけにさえならない。
このお店のすばらしいところは、きっかけを活かし、
チャレンジし、
結果に結びつけた経営者とスタッフさんたちの継続的な努力なのだ、
と思います。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちの周りには、
「やってみたら、いいかもしれないこと」が溢れています。
前から知っていて、
少しは気になっていたんだけど、
手をつけず、
そのまま放ったらかしにしていること、
ありませんか?
たとえば、このお店における、
ぐるなびのように。
それが、飛躍のきっかけになる。
きっかけがつかめると、
それが弾みになって、
新しいことがどんどん進み、
それが成果につながっていく。
どんな業種でも、
大事なことは、
顧客のために、
最高の商品やサービスを提供すること。
勝負は、
それをさらに高いレベルでやり切るための、
きっかけをどうつかむか、です。
それをつかまえたい。
応援しています。
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■編集後記
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5月19日(火)に中小企業向け広告・PR戦略についての
セミナーを行います。
経営資源の限られる中小企業がどのように
広告の効果を最大化していくのか、分かりやすくお伝えする
セミナーです。是非ご参加ください。
日時:5月19日(火)19時~
場所:名古屋駅前ウインクあいち 1105
料金:3000円(税込)
テーマ:「これで解決!中小企業の戦略的PRと広告のやり方」
お申込みは→ http://www.formzu.net/fgen.ex?ID=P28515823
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