2015/03/13
第517号【危機感があなたを成長させる】
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■仕事を楽しむ
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「楽しみたいと思います」
スポーツ選手が試合に挑む時の気持ちを聞かれ、
こう答えるシーンをよく見かけます。
自分にプレッシャーをかけて、
眉間にしわを寄せて、
ガチガチになってやるよりも、
リラックスして、
楽しんでプレーすれば、
おのずと良い結果がついてくるでしょう。
そんな気持ちから、
「プレーを楽しむ」という言葉になるのだと思います。
別に失敗したところで死ぬわけじゃないから、
難しく考えず、
気楽に行こうよ、
と自分に言い聞かせ、
ストレスをコントロールしているのだと思います。
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■危機感が原動力になる
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ビジネスの世界でも、
楽しんで仕事をやることが大切だ、
ということはよく言われます。
夢を持って、目標を目指して、
ワクワクしながら仕事をした方が、
絶対にうまくいくから、と。
この意見には僕も大賛成です。
しかし。
最近、楽しむのは楽しむでも、
「危機感を感じながら、楽しむ」
ということが重要なのではないか、
と思うようになりました。
今、変化していかなければまずい、
今日、頑張らなければ明日は無い、
だから、1歩でも2歩でも前に進む。
これがビジネスを前に進めるための強い原動力になるのです。
危機感がなく、
ただただ楽しくやる、というのは、
ストレスが無い代わりに、
なかなか成果は出にくいのではないか。
最近、強くそう思います。
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■危機感が行動を促す
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僕が起業した時、
「仕事が獲れなければ、生活が維持できない」
という強い危機感がありました。
生活が維持できなければ、事業をたたむしかない。
せっかく起業したのに、それは絶対に避けたい。
仕事が獲れなくてお金が入ってこない時は、
背筋が凍るような危機感が僕を襲いました。
好きな仕事をやっているわけですから、確かに楽しい。
誰に命令されなくとも、積極的に行動する。
しかし、ゼロから事業を立ち上げた時の怒涛の行動力は、
危機感無くしてはありえなかった、とも思います。
やらなければ、僕は市場から排除されてしまう。
そんな危機感が僕を行動へと駆り立てました。
人間は喜びや快楽を追い求めるパワーよりも、
「まず危機を回避したい」というパワーの方が強いと言います。
この特性をうまく利用することが、
成長への近道だと思います。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、危機感を持って仕事をしていますか?
危機感を持つということは、
ものごとを悲観的に考えるということではありません。
危機感は、自分を奮い立たせる道具です。
行動を止めていると、成長も止まる。
それは困る。
だから、危機感を持って、動く。
危機感と上手く付き合うことで、
自分が磨かれ、
成長できる。
こんな言葉がありました。
穏やかな環境では、質の良い材木は育たない。
風が強ければ強いほど、材木は強くなる。
(J・ウィラード・マリオット)
危機感が僕たちを強くする。
応援しています。
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