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豊田礼人の基本的な考え方を
書いているメルマガです

2008/05/16

第161号【あなたのOSの開発者は誰?】

先日、ダイレクトメールを使ってボクの小冊子のプレゼントを告知
しました。送付リストは、ボクが一度でも名刺交換した人、ボクの
セミナーに参加してくれた人、古い友人で会社経営している人など
です。

このリストに、
A.ハガキ
B.茶封筒にA4のレターを2枚封入
C.ちょっとおしゃれな白い洋封筒にBと同じレターを封入

という3種類の方法でダイレクトメールを計100通送付しました。
内訳は、A.50通 B.25通 C.25通 です。
リストはランダムに偏りなくABCに割り振りました。
さて、もっとも反応率が良かったのはABCのうち、どれでしょうか?

→答えは、小冊子をお読み頂き、「感想を送ってくれた人」のみに
教えま~す。

小冊子が欲しい方はこちらから↓まだまだどうぞ!
https://raymac.jp/book

ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続161週間、無休で発行しています!朝からコカコーラ飲んじゃいました)

◎ブログ書いています。↓↓↓
ブログ『愛されるコンサルタントで行こう』←タイトル変えました。
http://raymac2.exblog.jp/
◎ホームページへも、是非。↓↓↓
公式サイト
『愛される会社には、理由がある』←リニューアル!!!
https://www.raymac.jp

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■オープンソースという考え方
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リナックスというOS(オペレーティング・システム)があります。

リーナス・トーバルスというフィンランドの学生が、ネット上にソー
ス・コードを無償で公開し、世界中の不特定多数の開発者が、自由
そのソフトウェア開発に参加できるようにしたのが始まりだそうです。

このネット上に公開して行う開発手法を「オープンソース」という
のだそうですが、当初はこの手法で開発されたリナックスについて、
誰もが不思議さを感じていたそうです。もっと言えば「そんなOSは
使えないに決まっている」とさえ思われていたのです。

しかしその後、リナックスを代表とするオープンソースがIT産業にお
ける存在感を増し、素晴らしい成功を収めたために、不思議なものだ
という醒めた目は一気に無くなったそうです。

Web2.0の世界では、特に珍しくもなくなったとも言えるかもしれま
せん。

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■好きが雇用契約を凌ぐとき
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今までのソフトウェア製品は、どれをとっても一企業の閉じた環境で
開発されたものばかりでした。それらは企業の知的財産そのものであ
り、最高機密であるべきもの。マイクロソフトのウィンドウズはその
最たるものです。

その開発者たちは、企業と雇用契約を結んだ社員たちで、労働の対価
として報酬を受け取るのです。

しかしリナックスの開発者たちは、無償でこのプロジェクトに参加し
た人たちです。その動機はお金ではなく、「いいものを作りたい」と
いう熱意です。人は雇用関係や金銭的契約に基づく強制力によって働
くものという経済の前提が、ここでは通用しないのですね。
(参考「ウェブ時代をゆく」梅田望夫著)

このリナックスの成功は、「好き」を追及した者が知恵や知識を共有し
て作り上げた物は、「お金」や「雇用契約」によって縛られた者たちが
作った物に負けないのだ、ということを示していると思います。

前向きで熱意ある人々の世界規模なブレインストーミングが、優れた
OSを作りあげ、その成果物が評価されれば開発者も満足感を味わう。
この連鎖が、リナックスの成功を支えているのですね。

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■会社のOSとは?
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会社のOSって何でしょうか?

会社を動かす基本ソフトと解釈すれば、経営者の考え方(脳みそ)、
社員の考え方(脳みそ)、技術力、販売力、生産力、各種ノウハウ・・・
などでしょうか。

これら全てのものが連動して、商品やサービスを作り、販売することが
できます。どれかに不具合があれば、会社というシステムは正しく動作
せず、間違った結果を招いたり、処理スピードが遅かったり、最悪の
場合には止まってしまうこともあるでしょう。

こうした事態を防ぐために、会社のOSを常により良い性能のものにし
ていくことが重要です。特にOSの根本的な成り立ちの部分である「社長
の考え方」をブラッシュアップし続けることは欠かせません。

そのためには、「自分の思考」という閉じた世界のみで脳みそを鍛える
のではなく、社員の脳みそや社外スタッフの脳みそ、友人・知人・書
籍などから新しい知恵や知識を吸収していくことが必要です。

経営者には、たくさんの人の考え方に触れ、良いと思うものは取り入
れていき、脳みそを活性化させていくことが求められるのです。

このプロセスで得た様々な情報を社員に還元することで、社員の脳み
そもブラッシュアップされることになります。

こうして、会社のOSの基本的な部分がより良く、より強いものへと進
化していくのだと思います。

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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?

先述した社長の脳みそと同じですね。外の力を借りることで、自分の
OSを、より良い性能のものにすることができます。

自分一人では気づかなかったことも、他人から見れば明白であるとい
うことは往々にしてあるので、OS開発のスピードも上がります。

大勢の人と一度に交わることが苦手なボクは、今まで少数の人と深く
コミュニケーションすることを好んできました。パーティの部類は本
当にダメで、割とそういうものからは逃げ回って生きてきました(笑)。

しかし、そういう場も、自分のOSを開発してくれる開発者に出会う
場ととらえれば、とても魅力的なものに思えるから不思議です。多く
のOS開発者に出会い、優秀な開発者を選抜すればいいのです。

さて、自分のOSを開発するために必要な開発者は一体どんな人か。好
きなタイプを集めればいいのか。キライなやつでも開発に必要な場合
には、参加してもらわなくていけないのか。

自分のOSをオープンソースで開発する。
そして自分も誰かのOSの開発者になる。

この連鎖が、イノベーションを起こすのかもしれません。

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■編集後記
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このメルマガはいつも木曜日の夜に書くのですが、今回はとても疲れ
ていて、とても書ける状態ではなかったので、20時半に寝てしまいま
した(早)。それで、朝3時半に起きて、今書いています。7時間た
っぷり寝たので、今気分爽快です。早寝早起きがだんだん好きになっ
てきました。

(第161号終わり)

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