2011/11/04
第342号【売りたいなら、売ってはいけない】
食欲の秋ですね。いつも以上に食べてしまい、反省する毎日です。
※ブログは平日ほぼ毎日書いています。↓
http://ameblo.jp/raymac/
(連続342週間、無休で発行しています。)
◎今週のメルマガ 【売りたいなら、売ってはいけない】
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■売らんかな、の姿勢が強すぎる
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先日、相談依頼してきた会社様のサイトを見ていて気付いたこと。
それは、「売らんかな、の姿勢が強すぎる」ということです。
サービスの内容よりも、とにかく価格のことが前面に出てくる。
お客のどんなニーズにどんな風に応えてくれるかよりも、私たち
はこのサービスをこの価格で売ります、一円たりとも値引きしま
せん!ということがどんどん出てくる。
価格が明確であることは重要ですが、それ以上に、どんな価値を提
供できるのかについて、ユーザー視点で分かりやすく伝えることを
優先しなければいけません。
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■ソーシャルメディアでは売った人負け
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ソーシャルメディアでは「売ってはいけない」と言われます。
ここではあくまでも良質な情報交換することが主たる目的ですので、
露骨に商売姿勢を出すと嫌われます。
まずは友達として信頼のできる、有用な情報を提供することに徹し、
相手の良い情報には「いいね!」を与え、シェアすることで拡散し
ていく。
これがSNSの正しい使い方(と言われています)。
僕もたまにフェイスブック内でセミナーの集客目的等で投稿しますが、
宣伝色が強い投稿への反応率は普段の投稿よりも著しく下がる、と
いうこと痛感します。
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■まず、利益を与える
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ビジネスを成功させるためにまず重要なことは、相手にとって利益
になるような情報を提供することです。
相手にとって利益になる情報を提供するためには相手のことを知る
必要があります。知るためには、まずはその相手は「誰であるか」
を明確にしなければなりません。
相手が明確になれば、その相手が何を欲しがっているかについて、
具体化することができます。そうして初めて、相手にとって有益な
情報を提供することが可能になります。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょう。
最近、あるコンサルタント会社から、3日おきくらいにセミナー
の開催チラシがFAXされてきます。
もう、「売らんかな」の姿勢がみえみえ。あまりに頻繁に来るので、
最近は怒りさえ覚えます。
アメリカの教育学者であるニコラス・マーレー・バトラー氏は、
「サービスのために計画された事業は成功する確率が高く、利益の
ために計画された事業は失敗する確率が高い」と述べています。
自分の利益のために行動することは当然と言えば当然ですが、それ
が見えすぎてしまうと、相手を不快にしてしまう。不快感を感じた
人がその商品を買う確率は低いでしょう。
自分が何を得たいかではなく、相手にまずどんな利益を得てもらう
か?
ここからスタートしていないマーケティングやビジネスモデルはお
そらく失敗し、崩壊してしまうことでしょう。
僕たちは売りすぎていいないだろうか?
常にチェックしておくことが大切です。
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■編集後記
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昨日は伊勢神宮のお参りをしてきました。森の中の木々から、たくさ
んのパワーを頂きました。とてもリラックスできました。何度行って
もあきない、僕のお気に入りスポットです。
【お知らせ】
愛される会社プロジェクト勉強会のフェイスブックページを作りま
した。同プロジェクトの活動内容をチョコチョコアップしていきま
す。是非、のぞいてみてくださいね。 → http://on.fb.me/pMFkGN
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第342号終わり)
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