2011/03/11
第308号【お金に名前をつけよう】
今日、明日は2日連続でクライアント様と飲み会です。お酒が入る
と普段と違う経営者の顔が見えるので、すごく楽しみです♪飲むぞ!
※ブログは平日ほぼ毎日書いています。↓
http://ameblo.jp/raymac/
(連続308週間、無休で発行しています。今週もお疲れ様でした!)
◎今週のメルマガ 【お金に名前をつけよう】
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■名前を付けることで、お金が活きる!
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確定申告の期限が来週に迫っているので、会計ソフトへの入力や領
収書の整理などに追われています。
ふと思うのは、お金にどんな名前を付けて管理するか、ということ。
例えば僕は顧客の業種を研究するための資料として、あるいはマー
ケティングやファイナンスなど経営に関する勉強資料として、本を
たくさん買います。
この本の費用に「新聞図書費」という名前を付けるか、「研究開発
費」という名前をつけるかは、その人や会社の考え方によって変わ
ります。
税務上はどちらも損金として処理されるので、税務署にとってはど
ちらでも良いのでしょう。でも会社を成長させていくために何に
いくら使うのかを考えるという視点を持つことは経営者にとって非
常に重要です。
お金にどんな名前をつけて管理していくかを考えることは、経営を
考えることに等しいことだと思います。
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■立派なビルは、広告塔
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欧米のスーパーブランドは繁華街の一等地に立派な建物を立てます。
しかしいくら人が集まりやすい立地とはいえ、土地代や建物の建築
費などを考慮した場合、それほど利益が出るとは思えません。
しかし、都会の一等地に豪華で立派な建物を建てて多くの注目を集
めながら営業することを「広告宣伝費」だと考えれば、それはそれ
で経営上の合理性は満たしているのでしょう。
名古屋駅前にモード学園の36階建ての自社ビル「スパイラルタワー」
がそびえ建っています。
このビルのほとんどは学園施設が使っておりテナントはほとんど無
いそうです。駅前の一等地にあんな立派な(高くつきそうなデザイン!)
ビルを建てて、採算が合うのかなと思いますが、広告宣伝的な意味
合いも大いにあるのだと推測します。
その宣伝効果で生徒が集れば、投資費用はすぐに回収できる、とい
うことなのですね。
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■みんなのお辞儀は、宣伝活動
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先日インタビューした経営者から聞いた話です。
その会社では、来店したお客様が帰るとき、スタッフ全員で外まで
出てお客様を見送るそうです。
他の仕事も忙しい中、そこまでしなくてもいいのではないか、と
反論する社員もいたそうですが、社長はこう説明したそうです。
「確かに担当者一人が見送ればお客様にとっては十分なのかもしれ
ない。でも、店の前の道路を通る他の人たちが、全員で見送ってい
る光景を見たら、次のお客様になってくれるかもしれない。だから、
広告宣伝活動だと思って取り組んでくれ」と。
人件費を広告宣伝費ととらえ直して行動する、という面白いお話で
した。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
自分が使えるお金に名前を付けて、戦略的に使うということはとて
も大切だと思います。
お金はひたすら貯めるものではなく、目的や目標を達成するための
道具の一つだと考える。
個人的には、自分を成長させるための本、セミナー、会食などには、
後先考えずにお金を使うようにしています。
後から困ったりするのですが・・・笑。
年収の何%を本とセミナーに投資する、と決めている友人もいます。
個人レベルでもお金に名前をつけて戦略的に使うことは、とても大
事なことだと考えています。
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■編集後記
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ちなみに中小企業の平均で、広告宣伝費は売上高の0.4%だそうで
す。3億円の売上だとすると、120万円。もう少し使っても良い気
がしますが、あなたの会社ではどうですか?
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第308号終わり)
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