2010/12/17
第296号【自分をオープン化して成長する】
来週の火曜日、21日の19時より名古屋にて今年最後の勉強会を
開催します。
詳細はこちらから→ https://www.raymac.jp/saishinbenkyokai
※アメブロ始めています。読者登録お願いします♪
http://ameblo.jp/raymac/
(連続296週間、無休で発行しています。ラストスパートですね)
◎今週のメルマガ 【自分をオープン化して成長する】
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■オープンイノベーション
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オープンイノベーションという手法を使って商品開発を加速させる
動きが広がっているようです。(日経夕刊 2010年12月16日)
これは、自分たちが持つ技術や研究成果をオープンにして他社に
利用してもらったり、逆に自分たちが他社技術などを利用するこ
とで、開発期間やコストを劇的に圧縮する方法です。
資生堂は、同手法の専門組織を設け、三菱化学の高分子技術を使った
ヘアケアのブランド「ツバキ」を開発し、成功させたそうです。
自前主義を脱し、必要な技術をタイムリーに外部から調達する動き
がトレンドになってきているようですね。
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■イノベーションの連鎖を起こす
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「リナックス」は研究開発のオープン化の代表例です。
設計図が開放されて多数の技術者が有志で開発に参加し、基本ソフ
トを作り上げていく。
開発に参加しても報酬がもらえるわけではなく、技術者たちは、た
だ「優れたプログラムを書いた」というリスペクトを得たいがため
に参加します。
当初はこのソフトの信頼性は疑念を持って扱われましたが、今とな
ってはグーグルのアンドロイドのベースとして採用されるなど、そ
の信頼性は高くなっています。
リナックスは、開発をオープンにすることで多くの優秀な技術者を
引き寄せ、そこで情報が共有・公開され、イノベーションの連鎖が起
こることを証明しました。
リナックスの成功によって、「人間は誰かの役に立つことを能動的
に行なう生き物である」、ということもまた、再認識されたと思い
ます。
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■人は、正しいことをする。
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ウィキペディアも「オープン化」を利用したプロジェクトです。
ご存知のとおり、ウィキペディアとは、ネット上の誰もが自由に
編集に参加できる百科事典です。
誰もが参加できるから、その項目数の広がりは超高速。一方でしば
しばその信頼性が疑問視されますが、ある調査によると、ブリタニ
カの百科事典とウィキペディアとでは、その信頼性において大差は
無いそうです。
ウィキペディアの創始者であるジミー・ウェールズはこう言ってい
ます。
「基本的には人を信じること、人は正しいことをするものなのだと
いう信頼が無ければ、ウィキペディアのような共同モデルは成り立
たない。」
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?
自分が持っている情報をオープンにすることで、外から情報を得や
すくなります。
ブログやツイッターなどのデジタルメディアが手軽に使える今日、
これらを使って情報を発信していくことは非常に重要です。
自らが良い情報を正しく発信すれば、多くの良い情報を受け取るこ
とができます。
なぜなら、「正しい人には、正しいチャンスが訪れる」からです。
ネットの発達とともに、今後もオープン化はどんどん加速していき
ます。
自前主義に陥らず、他者と協業しながら、いかにともに成長してい
けるか?そのためにどんな情報を発信し、自分をオープン化するか。
他者と協業することで、自分一人ではなし得ないスピードで、なし
得ないイノベーションを連鎖的に生み出す。
そんなことができれば、とても面白い。
僕も来年のテーマにしたいと思っています。
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■編集後記
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愛される会社プロジェクトの月刊会報誌『レイマックプレス』の
12月号が完成しました。今号はベビー用品で急成長する株式会社
サンデシカの石田社長にインタビューしています。会員の方、楽し
みにお待ちください♪
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第296号終わり)
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