2007/12/14
第139号【名刺で約束】
向かいの家のご主人が庭に自転車用の屋根を自作していました。し
かし、明らかにスキル不足(笑)で柱も屋根も歪んでいます。微笑
ましいですが、雨風を凌げないことは明白で、ちょっと心配な豊田
です。
ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続139週間、無休で発行しています!温暖化に負けないぞ!)
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■名刺を渡す目的って何?
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一昨日あるセミナーで20分くらい喋ったのですが、その時ふと名刺
のことが頭に浮かんだので、今回は名刺について考えてみます。
名刺を相手に渡す目的は2つあると思います。一つは自分自身の名前
を名乗ること。これは、コミュニケーションを開始する上での大前提
となることですね。初対面の方に自分が何と言う名前で、どんな職業
(もしくは会社)に従事しているかを伝えることは、社会人として最
低限必要なことだからです。
もう一つは、後日自分に確実にアクセスしてもらうために、連絡先を
正確に伝えておくという目的です。「何か仕事があったら、是非ここに
連絡して欲しい」という思いで相手に渡すのです。
後者の視点で名刺を捉えると、名刺というのは、自分の名前が書いて
ある宣伝チラシであると考えることができますよね。ビジネス上の出
会いで名刺交換をする以上、自分を売り込みたいという思いは、個人
差はあるにしろ、誰しもが持っていることだと思います。
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■裏が白紙の名刺が多すぎる
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先ほど、名刺ファイルを引っ張り出し、今年1年間でもらった名刺を
改めて調べてみました。
すると、名刺の裏が白紙のものが全体の約半分、裏に印刷されてはい
るものの、名前の英語表記か所在地が書いてあるだけのものが全体の
約30%という結果でした。(英語表記してある方がとても多いので
すが、そんなに外国人と会う機会が多いのでしょうか)
名前と所在地以外の情報、例えば営業品目、顔写真、プロフィールな
どが書かれている名刺は、本当にごくわずかでした。名刺を宣伝ツール
の一つだと捉えるとすると、いかに多くの人が自分を宣伝する機会を
損失しているか、ということになります。
ボクの名刺は(決して自慢する訳ではありませんが)、自分をしっかり
宣伝し、渡した相手が興味を持ってくれるような「フック」になるこ
を第一の目的として作ってあります。
そこには、名前と連絡先以外に、顔写真、営業品目、プロフィール、
資格の概要などが書かれています。さらに、10分間の「お試し無料
相談券」なるのもついています。無料で豊田を試してね、という半分
冗談、半分本気のアイデアです。そのため通常の名刺サイズよりも若
干大きく、切り取りミシンを入れることで、その相談券が切り取れる
ようになっています。
ハタから見たら「余計なこと」を施してあるため、コストは普通の
名刺の3倍くらいかかっています。ですが、この「余計なこと」をす
ることによって受け取った人の多くが「これ、オモシロいですね」と
言ってくれます。この「オモシロいね」のために3倍のお金を払って
いると言ってよいでしょう。
たかが名刺のために「もったいない」と思われる方もいるかも知れま
せんが、名刺を「宣伝ツール」だと捉えれば、さほど高いとも思いま
せん。何より自分が楽しんでいるからOKなのです。
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■可能性をどこまで追求できるか
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口から発した言葉は、口に出した瞬間に消えていきます。目で見た
情報も、時間が経つに連れて記憶から消えていきます。しかし、紙に
書いた情報はいつまでも(捨てない限り)消えません。しかも正確に
残ります。
商売をしている以上、何か相手に伝えたい情報があるはずです。その
情報を渡す絶好の機会である名刺交換という機会を使わない手はあり
ません。初対面の異業種交流会などでいきなりチラシやパンフレット
を渡すことは気が引けますが、名刺を渡すことは自然な流れですから
ね。
大企業であれば、社名が書いてあるだけで、「おお。あの有名企業に
お勤めなんですね」と話が展開するので裏面が白紙でも良いのですが、
世間に知られていない会社は白紙ではいけません。「これでもか」と
いうくらいプロフィールなどの詳しい情報を書くことが大切です。
論文テストの解答用紙と同じで白紙は絶対に0点です。しかし、とに
かく白紙をなんとか埋めれば、1点でも2点でも部分点がもらえる
可能性が出てきます。
中小企業はこの可能性をどこまでも追求しなくていけないのだと思い
ます。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
「自分ブランディング」という概念が広まって久しいですが、名刺は自
分をブランド化する第一歩かもしれません。
自分をブランド化するというと、とんがって有名になるというような
意味に解されることがよくありますが、ボクが思うに自分をブランド
化するということの真の意味は、自分が相手にした約束を死んでも守
り通すことだと思います。ボクは一生懸命中小企業をサポートすると
いう約束をお客さんと交わし、この約束を守り続けることで自分の
ブランド化を図ろうとしています。
自分がどんな約束をするのかを名刺に書き、それを実践し続けること
無くして自分のブランド化などありえません。
あなたは誰なのか。そして誰に何を約束するのか。そしてどうやって
その約束を守り続けるのか。
セミナーで必死に喋りながら、そんなことを考えていました。
あなたも名刺ファイルをパラパラめくりながら、考えて見てください
ね。
(何かに気づくかもしれない!)
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■編集後記
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今年も残り少ないですが、今年達成できなかった目標を来年こそは達成
しようと思っている方も多いと思います。目標を達成するために最も
重要なことは、「目標を立てること」です。ということで、年が明ける
前に来年の目標を立てる時間を是非確保してくださいね。ボクは28日
に設定しました。(あなたも今すぐ手帳に書き込んで!)
(第139号終わり)
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