2016/02/05
第564号【ご褒美にはお金を惜しまない】
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■1杯1000円のコーヒー
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今週は何かと気を張る仕事が多くて、
精神的・体力的にもちょっと疲れ気味でした。
それで、昨日は少し仕事がはやく終わったので、
事務所に戻る前に、
ホテルのラウンジでお茶していくことにしました。
そこのコーヒー、1000円するんです。
ケーキつけると、1600円するんです。
高い。
けど、まあ、自分へのご褒美というか、
頑張った自分をいたわろうということで、
まったりとさせて頂きました。
で、そのお店、高いにもかかわらず、
常に行列ができていて、人でごった返しているんですね。
普段の出費には厳しくとも、
こういうところで友達とおしゃべりしたり、
自分へのご褒美には高いお金を払ったりする人が、
たくさんいるんだな、と。
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■ご褒美ニーズ
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そのラウンジでまったりする数時間前、
僕は3人の経営者に会い、
経営相談をしていたんです。
全ての会社が、売り上げ不振に苦しんでいました。
原因は多岐に渡りますが、
商品がコモディティ化(つまりどこにであるモノ)し、
儲からない商品であることは共通している。
この商品をこのまま売っていても、
おそらく状況は今後も変わらない。
いや、もっと悪くなるはず。
儲かる商品にするにはどうすればいいか。
ひとつは、「ご褒美ニーズ」に応えることかもしれません。
自分へのご褒美、子供へのご褒美、社員へのご褒美、
お客様へのご褒美・・・。
ご褒美は、頑張っている人への感謝の意を表すもの。
そこに、価格競争から脱し、
儲かる商品にするためのヒントがあります。
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■イーヤスのサービス
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以前、僕が発行している経営者の会報誌『レイマックプレス』で
インタビューした株式会社イーヤスの遠藤社長。
その遠藤社長とイーヤスさんが、
がっちりマンデーというテレビ番組で取材されていました。
イーヤスさんは、
企業向けに出張リラクゼーション(いわゆるマッサージね)を
提供するサービスを行っている会社です。
イーヤスさんの顧客企業は、
仕事で疲れた自社の社員の頑張りをサポートするために、
このサービスを福利厚生として導入しているのだそうです。
つまり、頑張っている社員への感謝の意を表すために、
いわば「ご褒美」として出張マッサージを導入しているんですね。
価格は安くないにもかかわらず、
このサービスを導入する企業が増えているのだそうです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは皆、
自分たちの利益を最大化するために、
無駄を省き、
できるだけコストを抑えようとします。
しかし、
どこかでその稼いだ利益を、
自分たちのために、
あるいは誰かのために、
有効に使いたいと思う時があります。
切り詰めるだけじゃなく、
豊かな気分を味わうために、
あるいは楽しい時間を過ごすために、
誰かへの感謝の意を表すために、
お金を使いたいと思う時があります。
自分への、ご褒美。
あるいは誰かのためのご褒美。
その時、価格は気にならない。
むしろ、ちょっと高い方が良いと思う時さえある。
あなたの商品を、
「ご褒美化」できないか?
考えてみてください。
応援しています。
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■編集後記
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2月17日にセミナーを行います。
小さな会社が逆境に負けずに成長するコツを伝えるセミナーです。
タイトルは、
「逆境に負けずにグングン伸びる強い会社をつくる!」です。
景気や為替に振り回されず、
力強く伸びていける会社にするために必要なことを
事例を交えながらお伝えしたいと思います。
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