2026/01/20
自分の人生を引き受け、淡々と、静かに生きているおじいちゃんになれたらいいな。
愛知県名古屋市で、中小企業の業績アップを親身に支援しているレイマック・コンサルティングの豊田礼人(とよたあやと)です。
日本の社会や経済には課題が山ほどありますが、その中でも、やはり一番の頭痛の種は「少子化」だと思っています。
子どもが生まれないから人口が減り、人口が減るから消費力も労働力も落ち、結果として経済全体が縮小していく。
今はまだ、需要はあるのに供給側の人手不足で経済が止まりかけている局面もありますが、この先は、需要そのものが縮んでいくフェーズに入るでしょう。
人口が減るのですから、当たり前の話です。
だから大人たちは言うわけです。インバウンドを取り込め、海外に打って出ろ、AIで効率化せよ、と。
国も、少子化の流れを止めるために、2003年に少子化社会対策基本法を施行し、経済的支援や働き方改革など、さまざまな施策を打ってきました。しかし、直近2024年のデータを見ると、日本の合計特殊出生率は1.15、出生数は68.6万人。いずれも過去最低です。
法律を定めてから20年以上。取り組みは続けてきたものの、少なくとも数字の上では、成果が出ているとは言い難い。
少子化の原因は一つではありませんが、今の若い世代は、以前に比べて、
- 結婚したくない
- 子どもを持ちたくない
と考える人の割合が増えていると言われています。
もっと正確に言えば、「まったく考えないわけじゃないけど、優先順位が高くない」という人が増えているのだと思います。
では、なぜ優先順位が上がらないのか。
それは、将来の自分たちの姿である“今の大人たち”を見て、憧れられないからではないでしょうか。ああはなりたくない。ああなるくらいなら、今のままでいい。そう感じさせてしまっている。
年配者や高齢者は言います。頑張って働き、出世し、給料を稼ぎ、家庭を築く。それが幸せな人生だ、と。そして、年金を受け取りながら、旅行や趣味を楽しみ、車を乗り回し、そこに至るまでの苦労や武勇伝を、誇らしげに語る。
しかし若い人は、その姿を見て、必ずしも「素敵だ」とは感じていません。それが、かつての日本だからこそ成立した生き方であることも分かっているし、
そこに至るまでに犠牲にした時間や、すり減らしたメンタルを想像すると、どうにも割に合わない、と感じてしまう。そもそも、車や住宅といったモノへの執着自体が、以前の世代ほど強くないのかもしれません。
人は基本的に、
「行動 → 報酬」よりも
「行動 → 将来像」で動きます。
将来が魅力的に見えれば、多少の苦労は引き受けられる。でも、いくら出世できる、年収が上がると言われても、その先にある人生が窮屈そうで、自由度が下がり、家族や自分の時間が削られていくように見えたら、全力で走らないのは、むしろ合理的です。
結果として、ほどほどに働き、昇進や結婚、出産といったリスクを取らず、人生を縮小均衡で設計する・・・そんな選択が増えているのだと思います。
どれだけ立派な支援策を打ち出しても、それを作っている政治家や、社会の中心にいる大人たちを見て、若者がまったく憧れていなければ、意味はありません。
政治家だけではありません。僕自身を含めた「今の大人たち」を見て、幸せそうに見えない、ああはなりたくない、そう思われている可能性は十分にある。
冷静に考えれば、幸せそうな大人が多い社会であれば、子どもを持つことは「自然な選択」になります。一方で、疲弊した大人、ズルい大人、責任を取らず、既得権益の上で威張る大人が目立つ社会では、人生を拡張することに慎重になるのは当然でしょう。
社会や経済を根本から変える力は、僕にはありません。でも、せめて、若い世代から「ああいう生き方も悪くないな」と1ミリでも思ってもらえる大人ではありたい。最近、そんなことを考えるようになりました。
僕が大事にしているのは、何か一つ(特定の会社・人)に依存しすぎず、いつ、どこで、誰と働くかを自分で決められ、断る自由を持っていること。そのためのスキルアップは怠らないし、人生の主導権だけは、手放さない。
若者に大きな声で教えたがらず、武勇伝を語らず、でも、聞かれたら、その人の話を聞いたうえで答えたい。
自分の人生を引き受け、淡々と、静かに生きている。
そんなおじいちゃんになれたらいいな、と思っています。
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