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豊田礼人の基本的な考え方を
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2014/05/23

第475号【未来を描くという仕事】

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■クライアントが来ない

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昨日の朝、

ある経営者と

早朝ミーティングする予定でした。

 

 

しかし、待ち合わせ時間になっても彼は現れず、

かわりに少し遅れるというメールが来ました。

 

 

それで、さらに待ちましたが、

全然来ない。どうなった?

 

 

途中で事故でもあったかと心配になり電話してみると、

仕事でトラブっており、今から客先へ走らなくてはいけなくなった、

とのこと。うわ、それは大変だ。

 

 

結局、彼とのミーティングは延期となりました。

 

 

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■忙しいから、経営のことは放置

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中小企業では、

経営者が現場の仕事にどっぷり入っていることがほとんど。

 

 

だから、上記のようなケースは全然珍しくない。

とにかくみなさん忙しい。

 

 

経営者としての仕事をやらないといけないのは分かっているけれど、

現実として仕事が回らないのだから仕方がない。

 

 

他のクライアントでも、打合せ中に電話がガンガンかかってきて、

まったく打合せが進まない、というところもあります。

それだけ仕事がひっ迫しており、お客様からの問い合わせも多い。

 

 

しかし、こういう事態を放置すると、

会社の経営はいつまでたってもよくならない

それだけ忙しいのに、全然儲かっていない、というケースもある。

 

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■経営者の仕事は、未来をつくること

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経営者にとって重要な仕事は、

稼ぐことです。

稼がなきゃ、会社は破綻する。

 

 

しかし、稼ぐのと同じくらい重要な仕事がある。

それは、会社の未来を描き、具現化のプランを練る仕事です。

 

 

経営者が現場に出て仕事をすることはOKですが、

少なくともこの未来を描き、具現化プランを作ってから、

にして欲しいと思います。

 

 

でないと、

会社は目の前の仕事にリアクションしているだけで、

どんどん疲弊していく。社長も疲れているけれど、

従業員も疲れている。

 

 

どんな会社にしたいのか。

そのために何をすべきなのか。

何を準備すべきなのか。

 

 

未来に向けてこれを描くことが、経営者の最も重要な仕事です。

他のこと全て一切合切、その後にしてください。

 

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■自分レベルの視点で

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といっても、

なかなか未来を描くことに、取り組めない。

なぜか。

 

 

それは、考えることは、とっても難しいし、疲れる。

そして、未来という分かりにくいことを考えるわけですから、

すごくストレスを感じる。

 

 

そんなことをやるよりも、

目の前の仕事に取り組んだ方が、「楽」ではあるわけです。

 

 

そして、机に座って未来の戦略を考えているよりも、

外出したり体を動かしている方が楽なのです。

人間、楽なことへ、楽なことへと流されて行きます。

 

 

考えることは、楽じゃないのです。

結構面倒くさい。

 

 

だったら、ちょっと職場を離れて外に出て、

歩きながら考えてみるのも、いい。

 

 

カフェで、考えをめぐらしてみるのも、いい。

 

 

そういう時間が、未来を創る時間です。

 

 

忙しい忙しいと目の前の仕事に振り回されているだけじゃ、

状況は変わらない。

 

 

一呼吸おいて、場所を変えて、

考える時間を作ってみましょう。

 

 

それが未来への第一歩。

会社が変わるきっかけ。

 

 

ドタキャン経営者の彼には、

次回の仕切り直しミーティングで、

そのことを進言しようか、と思います。

 

応援しています。

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