2014/03/14
第465号【マーケティングという投資活動】
==============================
■儲かる話はどこに?
==============================
事業は続く。
ずーっと続く。
だから、一時的に儲かるよりも、
長期に渡って、安定的に収益を得られることの方が、
何倍も重要。
そんなこと、みんな分かっています。
しかし、儲かっていない期間が長くなってくると、
何でもいいから儲かる方法や儲かる話に飛びつきたくなります。
そこで経営がブレてしまって、
今まで支えてくれた大切なお客様を失ってしまい、
さらに儲からなくなってしまう会社、
結構多いんです。
==============================
■欲深く、弱い僕たち
==============================
ちまたには、「すぐに儲かる系」の話が溢れています。
特にネット上には、そういう類のもののオンパレード。
毎日のように、「楽して簡単に儲かる」というネタのスパムメールが
山ほど届きます。
昨今は各地でいろいろなセミナーが開催されていますが、
客が入っているのは、「すぐに儲かる系」のセミナーです。
そんなうまい話があるはずない、と疑いつつも、
つい反応してしまう、欲深いもう一人の自分がいることも事実です。
人間は、弱い。
==============================
■マーケティングという投資活動
==============================
マーケティングは短期的な販売活動ではなく、長期的な投資活動だ、
と言ったのは、マーケティングの権威、コトラー博士です。
コツコツと積み重ねることで、
顧客の心の中に少しずつ入り込む。
顧客と丁寧な対話を繰り返すことで、
少しずつ信頼を得ていく。
長期的に、ブレない姿勢を貫くことで存在感を高め、
いつも同じ姿勢でそこにいることが安心感につながる。
こういうことは、短期的には成し得ない。
物理的な時間が絶対に必要になります。
つけ焼刃のテクニックでどうにかなるものでもない。
本気の人が、本気でやる時に、
マーケティングは初めて効き出すのです。
==============================
■自分レベルの視点で
==============================
自分レベルではどうでしょうか?
短期的に結果が出ることに手を出すか?
あるいは、何もしないか?
私たちは、この2択で生きている。
長期的にコツコツと地道なことに投資する、
という第3の選択肢は、意外と採用されていない。
なぜなら、やったところで、すぐに成果がみえないから。
だから、やり始めてもすぐにやめる。
あるいは、やろうと思っていても、結局、やらない。
時の流れはめちゃくちゃ早い。
3月ももう折り返し地点です。
このまま無為に1年を過ごしてしまう前に、
マーケティングに、少しずつ投資をしてみるのはどうか。
1年間我慢して、
とにかくやってみる。
投資は必ずしも金銭でなくてもいい。
時間と労力という投資方法でもいいのです。
本気でやれば、マーケティングは裏切らない。
投資には、必ず何らかのリターンがある。
応援しています。
メールマガジンmail magazine
最近のメルマガentries
コンサルプランconsulting plan
情報発信information