名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2013/07/31

なぜ、あなたはブランドを確立できないのか?

いくら良い商品でも、きちんとブランディングし、顧客に伝わるようにしないと売れませんよ。だから、ターゲットを明確にし、マーケティング戦略をしっかり立てましょう。

マーケティングの世界でよく聞くお話です。

これは確かに正しい。同じような品質の商品でも、マーケティング戦略の優劣で売上に大きな差がついてしまう例はたくさんあります。

しかししかし。

問題は、本当に「良い商品」であるかどうか。ここを真摯に追求しているかどうか。顧客へ与える価値が相対的に低い商品なのに、ブランディングやプロモーションで何とかしようとするのは本末転倒です。

「新商品ができました!マーケティング戦略の相談に乗ってください!」

と呼ばれて行ってみると、商品そのものの「ツメ」がすごく甘い、というケースに直面したことが、実際にあります。商品が完成した喜びと、売ることを優先するあまり、顧客が買いたい商品かどうかの検討が緩いんですね。

マーケティングよりも、商品そのものの価値を高め、顧客が抱えている問題を解決し、喜ばせることができるか。この視点がすごく重要だと思います。

さて、

商品重視のスタンスで不動の地位の築いているのが、「ポーター」ブランドで有名なバッグメーカー、吉田です。

かばん
2013年7月26日の日経MJによると、吉田の強さは「素材開発力」にあるそうです。素材メーカーと長期に渡って開発に取り組み、オリジナル素材による個性あふれるバッグを生み出しているのだとか。

マーケティングよりも、開発に時間をかけ、他社との本質的な差異化に取り組んでいることが、多くの顧客に支持されているのだそうです。

強力なブランドを持つための唯一可能な方法は、高品質製品やサービスを提供することである。(by 不明)

まずは顧客にとって価値ある商品であるために、商品をピッカピカのキッレキレに磨き上げること。それが強いブランドになるためにはとても重要になるのだ、と。

まずはそこから始めてみましょう。もう一度見直してみましょう。

応援しています。

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2013/07/11

離婚したら、合コン

成果を出すためには、非付加価値時間を減らし、付加価値時間を増やすことが大切だ、という話を先日のセミナーでしました。

付加価値時間とは、付加価値を生むために使われる時間で、顧客のために何かを生産したり、顧客と商談したり、顧客のために何かを企画したりする時間です。

顧客を喜ばせるために使う時間、と言い換えても良いですね。

一方で、非付加価値時間とは、付加価値を生まないことのために費やされる時間です。

例えば移動時間。

2時間かけて移動しても、顧客が喜ぶことはありません。まれに、遠いところから来てくれましたね~と喜ばれることもあるでしょうが、あくまで例外です。

移動時間中に付加価値を生む仕事ができればいいですが、ぼーっと車を運転していた、というのでは、その時間は何も生み出しません。

ですから移動中も本を読んだり、車を運転するなら、セミナーCDを聴いたり、あるいは何かテーマを決めてそれについて考える、ということで付加価値時間にすることができます。

それから「重複」を減らすことも付加価値時間を増やすためには重要です。

例えば、3人で十分な会議に5人も6人も出ているケース。3人で議論して結果を残りの3人に伝えれば済む、という内容であれば、残りの3人が会議に出てい た時間は重複になります。また、同じエリアに営業マン2人が別々に行っている、なんていうのも重複になっている恐れがありますね。

さらに、悩んでいる時間、というのも非付加価値時間です。

解決に向けて「考えている」時間と違い、どうにもならないことをウジウジと悩むのは、時間の無駄です。早く切り替えて、付加価値時間に集中した方が良い。

離婚したら、合コン。(by 大谷由里子 元吉本興業プロデューサー)

大谷由里子

この言葉、切り替えが早いほど早く幸せになれる、ということを言っています。離婚するのはいいけど、悶々と悩む時間は何も生まない。だったら早く合コンでもして、次の幸せに向かおう、と。

成果のために、非付加価値時間を減らし、付加価値時間を増やすこと。

バタバタ貧乏にならないために。

大事なことだと思います。

応援しています。

【追伸】

愛される会社について考える会
7月20日(土)朝10時
名古屋市内某所にて開催(参加者にのみお知らせしています)
自分の会社を愛される会社にしたい、顧客の会社を愛される会社にしたい、と思う方とともに、どうすれば愛される会社になれるかについて考える会です。

ご関心のある方は、アメブロ、FBのメッセージで、あるいはメール toyota●raymac.jp (●を@に)あてにご連絡ください。

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2013/07/09

僕のミッションステートメント(愛される会社プロジェクト用)

こんにちは。
レイマックの豊田です。

暑いですね。
梅雨が明けて、いよいよ夏本番です。小2の息子はすでに真っ黒です。僕も負けじと黒くなりつつあります。
夏はやっぱりワクワクしますね。

さて、今日は、レイマックが運営している『愛される会社プロジェクト』のミッションステートメントを紹介したいと思います。本気で書いています。

少し長いのですが、お時間がある方は最後までお読みいただき、どんな気持ちになったかを、ぜひお聞かせください。それでは、どうぞ。

太陽7%

【愛される会社プロジェクトの目的(ミッションステートメント)】

利益を追求している普通の会社が、愛される会社になること。

その方法を皆で考え、議論し、ひとり一人の実践を積み重ねること。

それがこのプロジェクトのすべてです。

愛される会社になれば、長期安定的に成長することができる。短期的に儲かるノウハウではなく、長く継続する強さを会社に植え付けることで、安定的に利益をしっかり出せる会社になれる。

ここで言う“強さ”の源泉は、社員から愛されることで生まれる代替不可能なエネルギーです。そういうエネルギーに満ちた会社になることを、愛される会社プロジェクトは目指します。

社員から愛される会社はキラキラとした輝きを放つ。ギラギラではなくキラキラ。

その輝きが商品やサービスを通してお客様に伝わります。社員がイキイキと輝く笑顔で働く会社。そんな会社から買いたいと思うのは、お客様の自然な気持ちです。

思い返してみてください。
あなた自身だって、お客として、そう感じたことがあるはずです。

社員から愛されている会社はお客様からも愛される会社になる。お客様に喜んでもらえれば、社員は嬉しいから、もっと喜ばせようと自然に思うようになり、さらに仕事に精を出す。この循環で会社はモチベーションの塊になり、会社は長期安定的に利益を得られるようになるのです。

この循環が根付けば、業績は上向き、会社はさらに輝きを増す。

この輝きは、普段、会社に出入りしている取引業者にも伝わります。彼らは、この会社と取引きしていることを誇りに思うようになります。誰かに自慢したくな ります。だから今まで以上に熱意と愛がこもった対応をしてくれるようになります。こうして会社を中心にしたグループはさらに強くなるのです。

簡単なことではありません。でも、不可能なことではありません。

社員、お客様、取引業者から愛される会社は、地域社会から愛される会社という、さらなる上位のステージに進むことになります。地域から愛される会社は、地域の誇りです。こんな会社に自分の会社がなったとしたら、どんな気持ちでしょうか。

嬉しいに決まっていますよね。

この愛される会社プロジェクトでは、そんな、「愛される会社」を増やすことを目的としています。その根底には、愛される会社で働く人が増えれば、世の中が良くなるという思いがあります。

愛される会社でイキイキと働く大人が増えれば、それを見て、子供たちも将来に希望を持てるようになるのではないか。そう考えるのです。

今、子供たちが将来に希望を持てなくて、なりたい職業に「正社員」と書くそうです。世の中が閉塞感に包まれています。学校では激務と偏った価値観でストレスを抱えた教師がいて、家に帰れば会社生活で疲れ果てた親がいます。

社会に出たら、恐ろしくツマラナイ生活が待っている・・・。
子供たちはそう考えているのです。

まわりにいる大人たちが幸せそうに見えなければ、子供が将来に希望を持てなくても仕方がない。あきらめて、当たり障りのない、安全な道しか選ばなくなります。しかしその道は決して安全ではないのです。

もし、愛される会社が世の中に増えて、そこでイキイキと働く大人が増えれば、そんな大人を見て、将来に希望を持つ子供が増えるのではないか、大きくなって、頑張って働いて、家庭を持って、子供を育てようと思う人が増えるのではないか、と思うのです。

これは空想でしょうか。単なるきれいごとでしょうか。

もしかしたら、そうかもしれない。

でも、たとえ空想だろうが、きれいごとだろうが、笑われようが、私たちはやるのです。愛される会社を世の中に増やすことを、粛々と。

愛される会社プロジェクトは、社員を幸せにし、顧客を幸せにし、取引業者を幸せにし、地域社会を幸せにすることを目指し、子供たちが将来についてワクワクして話せる世の中になることを目指すプロジェクトです。

賛同してくれる人が一人でも増えることを、願い、ここに目的として記します。

愛される会社プロジェクト byレイマック
代表 豊田礼人

■追伸

7月20日(土)午前10時より、名古屋市内某所で「愛される会社について語る会」と題して、
少人数で集まり、愛される会社になれる方法を語り合うミーティング
の第一回目を行います。無料です。

日頃の会社経営、事業運営において感じていることをシェアし、
愛される会社に近づく方法について考える機会にしたいと思っています。
この会では参加者の皆さんが主役であり、豊田はあくまでサポート役に
徹します。もちろん必要なアドバイス、情報提供は積極的に行います。
小さなスタートですが、長く、力強く続けていきたいと思います。
その記念すべき第一回にぜひご参加ください。

ご興味がある方は、FB・アメブロ等でメッセージを頂くか、
toyota●raymac.jp( ●を@に)までご連絡ください。
追って場所等を連絡します。

参加資格:自分の会社を愛される会社にしたいと思う人
     経営者・雇用者問わず。

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2013/06/10

いなくなったヤツよりも、残された人のために

先日、友人が死んだ。がんでした。

彼とは小学校からの同級生で、大人になってからもよく遊びました。酒飲んだり、お茶したり、ゴルフしたり。

会社を経営していたので、時には経営の相談に乗ったり。

子供は小学生と中学生。息子2人。

子供たちとこれから、まだまだたくさんの思い出を作れるはずだったのに、さぞかし悔しかったろうと思う。そして2人の将来を見届けられないことが、心残りだったろうと思う。

その2人の子供は、葬儀ではきちんと参列者を迎え、自分のやるべきことを一生懸命にやっていた。立派だった。

死は、いずれ誰にも訪れるものだから、決して特別なことではありません。
だから、この悲しみをことさら強調するつもりもない。
これを読んで頂いている人の中にも、過去、大切な人の死に直面した経験を持つ人はたくさんいるでしょう。

死は特別なことではない。

ただ、彼の死は、ちょっと早すぎました。

だから、残された人たちの悲しみは大きい。

奥さんは、喪主として、立派に務めを果たしていました。泣きながら、でも力強く、関係者への感謝と夫への感謝の気持ちを僕たち参列者に伝えてくれました。その横で2人の少年は、口を真一文字に結んでいました。

闘病生活がどれほどつらかったことか。本人も、家族も。

これからどうなるのか。すごく不安だと思う。
その不安を、少しでも和らげるために、自分に何ができるのだろうか、と思う。
大したことはできないけれど、何かできればと思う。

いなくなったヤツよりも、残された人のために。(by 忌野清志郎)

kiyosiro
これは、清志郎さんが友人の死に直面したときの言葉。

ちょっと冷たく聞こえる人もいるかもしれません。

でも、残された人のために何ができるかを考えて、それをしてあげることこそ、亡くなった人にとって嬉しいことなんじゃないか。

本人がいなくなってしまったことは、本当に寂しい。そして病気が憎い。

でも、時間はどんどん流れます。

新たな現実、新たな日常がまたやってくる。

できることをやるしかない。

応援しています。

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2013/06/10

レイマックプレスの2013年5月号(通算57号)をリリースしました!

愛される会社プロジェクトの会報誌、レイマックプレスの2013年3月号(通算55号)をリリースしています。今回のコンテンツは、株式会社タムラテコ代表取締役、田村耕三さんへのインタビュー、「なぜ俺のイタリアンと丸亀製麺は急成長しているのか」、人材採用に関するレポー ト、などを掲載しています。このレ イマックプレス購読のお申し込みはこちらから。

57号 田村耕三様(タムラテコ) 

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