名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2015/12/04

あの何とも言えない寒い感じ

人と違うコトをする時って、恐いですよね。

 

誰から頼まれたわけでもないし、

やらなければやらないで事は済むのに、何かを変えたくて自分の意思で一歩を踏み出す時。

 

すごく恐いですよね。

 

例えば、集客のために、近隣にチラシをポスティングしようと思ったとします。

やったほうがいいと思いつつ、ついつい先延ばしにしてきたような。

 

実際にチラシを作って、いざ外に出て、配り始める瞬間。

 

強烈な孤独感があなたを襲います。

 

やったことがある人は、「あの何とも言えない寒い感じ」が分かると思います。

 

僕も、起業したての頃、近隣の会社やお店に、「コンサルします」っていうチラシをポスティングしてたんです(バカでしょ?)。

 

誰から頼まれたわけでもないけど、ただただ、仕事が欲しかったから。

 

でも、配っている時、すごく孤独を感じました。

冬は寒いし、夏は暑い。

近所の人の目は気になる。(なに、アイツ、みたいな)

犬に吠えられて、ひっくり返りそうになるときもある。

 

そして一番の敵は、自分の中にいる「自分を否定する自分」。

 

「こんなことやったって、お客さんなんか来ないよ」

 

この一文が、ずっと頭の真ん中に貼りついていました。

 

結局1年くらい、毎月1回、200枚くらいチラシをポスティングし続けました。

 

結果は、「友人の会社がコンサル導入を検討しています」という電話が一本と(結局、成約はしなかった)、

 

「ポスティング、がんばってください。」というお手紙一通(笑)。

 

結局、売上にはつながりませんでした。

 

今思えば、コンサルティングの仕事をチラシのポスティングで獲ろうとした自分が浅はかでしたけど。

 

でも、あの配っている時に孤独感は忘れないし、今の自分の原点かも、と思います。

 

あの孤独感に立ち向かわないと、壁は乗り越えられないんじゃないかと。

 

新規開拓営業にしろ、起業にしろ、頼まれもしないプレゼンを社長に無理やりするにしろ、

何か新しいことをやる時は、孤独感に襲われます。

 

足が震えくるくらい。

だって、やらなくたっていいんだから。

 

でも、何かを突破したいのだったら、どれだけ1人で考え、行動できるかにかかっていると思います。

 

周りの「がんばっちゃってるね」「リア充だよアイツ」「空気読めよ」という視線を振り切って、孤独に立ち向かえるかどうか。

 

 

孤独を恐れないで。

 

 

味方はいますから。

 

 

応援しています。

2015/12/01

頑張る人が、一番カッコイイ

■日本で内戦が起きている?

 

映画監督の紀里谷和明氏が、インタビューで言っていたんですけど、

今、日本では内戦が起きている、と。

 

 

それは、

「がんばっている人」と「がんばっている人を笑う人」との内戦。

 

 

がんばっている人を笑う人は、

がんばっている人に対して、

「あいつ、マジだよ」とか「リア充だよね」などと言って、からかう。

 

 

一生懸命にがんばっている奴って、ダサいよね、

という感じで。

 

 

こういう人がいると、がんばっている人は、がんばりにくくなります。

 

この、何とも言えない嫌な感じ。

 

 

これを紀里谷氏は「内戦状態」と表現し、

日本をダメにしている根本的な問題だ、

と言っているのです。

 

 

■優秀な人が公務員を目指す国

 

 

この前、経済雑誌(AERA)で、

「上流化する公務員」という特集が組まれていました。

 

 

それによると、

ひと昔の公務員は、安定しているけど給料は安い、というものだったそうですが、

 

 

今の公務員は、安定していて、かつ、民間企業の社員よりも給料はいい、ということらしいです。

 

 

さらに、残業も少ないし、休日もしっかりとれる。

 

 

有給休暇の消化率なんて、

ほぼ100%に近いくらいということで、

民間企業よりもかなり働きやすい。

そして金融機関からの信用度も高いので、

住宅ローンも組みやすいそうです。(すべての公務員がそうではないでしょうが)

 

 

だから、公務員が若者にとっての人気就職先となっているのが、

今の日本の現状のようなのです。

 

 

ほんと、大丈夫か?日本

 

 

■仕事の達成感を求めて

 

 

そんな中でも、

民間で頑張っている中小企業は本当にカッコイイ。

 

 

先日、あるインテリア系の商品を売っている会社のチラシについて相談を受けました。

 

 

商品の見せ方をあるテーマで絞る方向で作り直し、新聞折り込みをしたところ、問合せが急増し、10万円弱の費用で実施した広告宣伝に対し、200万円以上の売上が得られるという成果が生まれました。

 

 

この成功で、店主とその家族は驚き、そして大喜びなわけです。

 

 

この喜び。この達成感。そして高揚感。

 

 

リスクを背負って勝負している人にしか味わえない、本当に素晴らしい経験。至福の瞬間。

 

 

こういう経験を味わえることが、人生を豊かにするし、仕事の醍醐味なんだと思います。

 

 

■自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?

 

 

起業家や経営者はリスクと隣り合わせです。

 

 

売上が落ちれば事業は止まります。競合との戦いも激しいです。

 

 

公務員に比べれば、まったくもって不安定です。

 

 

事業規模が小さいうちは社会的な信用度も低いし、住宅ローンも組めない場合もあります。

 

 

これは、不幸なのか?

 

 

いや、違います。

 

 

リスクを背負って勝負している人にしか分からない、達成感が必ずあるのです。

 

 

お金が儲かる、儲からないではなく、自分のチャレンジが認められた時の幸福感。

 

 

勝負していない人には分からない、特別なこと。

 

 

がんばっている人が尊敬され、子供たちもそれを目指すような健全な社会になって欲しい。心の底からそれを願います。

 

 

まずは僕たち大人から、実践。プッシュして(攻めて)いきましょう。

 

 

あなたなら、やれる。

 

 

応援しています。

 

※メルマガ『愛される会社の法則第553号』より転載。

2015/11/18

嫌われていいさ

友人と飲んでいた時に聞いた話。

 

その友人、ボクシングの亀田興毅さんが、テレビのバラエティー番組出ていたのを見た、と。

 

その時、亀田さんは出演者に「あんなに皆に批判されて、つらくないですか?」と質問されたそうです。

 

その時亀田さんは、

 

「自分は商品なんで、アレコレ言われるのは当然のこと」という主旨の解答をしたのだとか。

 

お客さんは、商品に対して、好きとか、嫌いとか、何かいいねとか、ダサいとかカワイイとか、いろんな感想を持つのは至極当たり前のこと。

 

で、好きだったら買うし、嫌いだったり、自分に必要ないと思えば買わない。

 

それだけのことじゃん、と。

 

自分は「亀田興毅」という商品なので、お客さんの好き嫌いはあって当然でしょ?ということです。

 

以前まで亀田さんのことを好きではなかった友人でしたが、

この発言にいたく感銘し、彼のことにすごく興味が湧いた、と言っていました。

 

確かに。

 

商売をする僕たちは、お客さんから見たら、商品なんですね。

もっと言えば、会社やお店も丸ごとひっくるめて、商品。

事業自体が商品。

 

それが好きか嫌いかを、お客さんが決める。

良ければ買ってくれるし、ダメならサヨウナラ。

 

なるべく多くの人に好きになってもらいたいけど、全ての人に好かれるのは無理。

 

むしろ、好かれたい人を特定し、その人に好かれるように自分を磨く。

会社を磨く。商品自体を磨く。

 

他の人には、嫌われていい。

商品なんだから、好き嫌いがあって当然。それが自然なことなのだ、と。

 

 

生意気な態度が売りだった亀田さんですが、

いろんな経験を経て、

人間的に大きくなったんでしょうね。

 

この話を聞いて、

僕も彼のことが気になり始めました。

 

2015/11/04

感情ゼロ、愛もゼロ。

先日、妻の誕生日ということで、

家族4人で都会に出て、買い物をして、

食事をしました。

 

記念日ということで、何かいつもと違うものでも食べようということで、

うなぎ屋さんに入りました。

 

そこで、ひつまぶしを。

 

 大人はともかく、

小4の子供にこれは贅沢過ぎるかと思いながらも、

俺は子供の時こんないいモノは食わせてもらえなかったと思いながらも、

まあ、たまにはいいかということで、

みんなで頂きました。

 

一等地にあるうなぎ屋だけに、値段も高いが、味も申し分なく、

やっぱ美味しいよねと一家で幸せな時間を過ごさせて頂きました。

 

お会計をして(今日は家計からではなく、僕のおごりで)、外に出ました。

 

確かに美味しかった。

お店も素敵だった。

景色も素晴らしかった。

 

でも、接客は普通以下だった・・・。

 

注文取りの女性スタッフに笑顔は無く事務的、

食事を持ってきた女性スタッフも普通で事務的、

会計時の男性スタッフに笑顔や細やかな気遣いは一切なく事務的。

 

事務仕事のオンパレード(笑)。

 

美味しいけど、非常に残念だ・・・と思ってしまいました。

 

 

そして日は変わり、別の日のこと。

 

ランチで入ったパスタ屋さんでのできごと。

 

こちらも都会の一等地にある洒落たお店。

 

そこでカルボナーラを。

 

 これも美味しかった。

セットのサラダのドレッシングも美味しかった。

コスパもまあまあ良かった。

 

でも、接客に光るものは無かった・・。

 

入店時の出迎えも、注文取りも、超事務的。

 

パスタを僕のテーブルに持って来た人なんて、

パスタをテーブルに置くやいなや、

 

「以上でご注文の品はおそろいでしょうか?」

 

と超高速、かつ事務的(つまり棒読み)な口調で言い放った。高速過ぎて、何て言われたか一瞬分からなかった。

 

感情ゼロ(笑)。

 

愛ゼロ(笑)。

 

そんなに超高速かつ棒読みで言うくらいなら、

むしろ言わない方がいいんじゃないか?と思うレベル。

 

いや~、おもてなし日本の実力はこんなもんなんでしょうか、と寂しい気持ちになりました。

 

でも、ちょっと待てよ。

 

この状況、中小企業や個人経営のお店にはチャンスなんじゃないか?

 

大手とかは、資金力はあるが、結局、この程度レベルの接客サービスしかしていないんですから。

 

立地や店舗の造りは素晴らしい。

ブランディングやマーケティングにもお金かけています。

ロゴマークやメニュー表もカッコイイ。

 

でも、接客サービスのレベルは、こんなもん。

 

笑顔ゼロ。愛もゼロ。

 

勝てますよ、こんなの。絶対に。

 

これらの企業は、お店は、

自分たちが「付加価値は高い」と考えてるものを店に詰め込めば、

顧客は満足すると思い込んでいる。

 

きれいな空間、素敵な器、カッコいいロゴマーク・・・。

 

しかし、僕たち消費者はもっと、基本的なことを求めているんですよ。

 

もっと心の通った(少なくともそう感じさせてくれる)サービスを、

普通にさりげなくしてくれればいいんですよ。

 

中小企業や個人事業でも、そういうことが、スタッフ全員誰でもできるようにすれば、

絶対にこういうカッコイイけど事務的なお店に勝てると思います。

 

心から相手のことを思ったサービス。思いやりのサービス。

そういうことをできる人や会社、あるいはお店が、

本当にカッコイイ存在なんだ、と思います。

 

自分はできているか?と自問してみる。

 

よしっ、がんばろう!

 

【セミナーのお知らせ】

 

さて、11月17日にセミナーを行います。

今回で38回目となる定例セミナー。

年内最後のセミナーです。

 

タイトルは、

「これで解決!小さな会社・スモールビジネスの戦略的経営術」です。

大企業とは異なった、小さい会社ならではの戦略や、

売上を伸ばすためのマーケティング、

小さい会社の経営者の役割や行動の仕方、

などについてお話しします。

 

日時:11月17日(火)19時~20時45分(18:30より受付)

場所:ウインクあいち 904会議室

   (名古屋駅前)

参加費:3000円(税込)

定員:30名

2015/10/09

約束を絶対に守るっ!!!!!!!!

クライアントの会社の業績を伸ばすために、あれこれ考えながら、もだえ苦しむ毎日です。

 

今週は、土木建築コンサルタント、美容サロン、金属加工会社、採用コンサルティング会社、空調設備会社、印刷会社、浄化槽関連会社、イス製造会社、防水工事会社のコンサルをしました。

 

どの会社の業績を伸ばすのも、

簡単なことではありません。

 

 

ただ、最近強く思うことがあります。

会社の業績を伸ばすうえでは、ある重要な条件を満たしていないと、

その他のことをいくらやっても無駄になるのではないか、と。

 

その条件とは、とてもシンプルなこと。

 

「約束を守る」

 

ということです。(当たり前だろ、と言わないで)

 

ブランド論で、ブランドとは約束である、なんていう話もありますが、

そんな難しい話ではなく、

もっとシンプルに、相手とした約束を絶対に守るという、

 

小学生でも分かっていることです。

 

しかし。

 

これが出来ていない人(会社)、意外と多い。

 

「一週間以内に連絡します」と言ったまま、連絡してこない人。

 

「月末までに振り込みます」と言ったまま、振り込まない人。

 

「今度、○○について相談させてください」と言ったまま半年が過ぎる人。

 

「来月までにやっておきます」と言っておいて、やらない人。

 

言った本人にとっては、軽い気持ちで言ったことでも、相手は覚えている。

そして少し傷ついている。

 

約束が破られた時、信頼が切れる「プツン」という小さな音を相手は聞いている。

 

これ、本人が言ったことを忘れていたり、覚えていたとしても悪気がないから始末が悪い。

 

だから恐ろしい。

 

本人が気がつかないまま、「信頼できない会社」というレッテルが貼られている。

 

こういう会社が、いくら素晴らしビジネスモデルを持ち、洗練されたマーケティングを学んでも、無駄になります。

 

どんなにテクノロジーが進化しようとも、約束を破る会社は取り残されます。

 

小さな約束を破る会社は、いずれ大きな約束を破る、と思われてしまいます。

 

そう言う僕も約束を破っていないか?

軽い気持ちで言ったことが、相手を傷つけたりしていないか?

 

約束は絶対に守る!!!!

というシンプルな取り組みを徹底する。

 

僕も時々振り返りながら、地道にコツコツ、やっていこうと思います。

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