2020/06/23
何歳になっても人は「人間関係」で揉めるんだ
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
時々実家に帰って、父親と母親に会いに行きます。
父は近所の公民館の「囲碁クラブ」に入っていて、そこでの出来事をいろいろと話してくれます。
父曰く、自分は囲碁の実力は高くなく、クラブの中での実力ランキングでは下のほうに位置するそうです。
それでもずっと碁が好きで、暇さえあれば勉強し、勝とうが負けようが、あまり気にせず、楽しくやっているそうです。
しかしメンバーの中には勝ちにこだわる人もいて、勝ちたいがために、あろうことかインチキをしたりするそうです。たとえば、相手が見ていないスキに碁石の位置を変えたり、追加したりするそうです(笑)。
そういう不正をする人を見つけると、父はズバリ指摘し、その人と喧嘩になったりするそうです。(もう、やめとけよ~)
80歳過ぎた老人たちが公民館で囲碁の勝敗を巡って喧嘩している様子を聞いていると、「あ~人間というのは何歳になっても人間関係で揉めるんだな」と思います。
人と交わる限り、そこには必ず人間関係が生まれ、揉め事が起こる(笑)。これは避けられないのかもしれませんね。
話は変わりますが、ある会社が社員の服にICタグをつけて、各社員の「対面コミュニケーション」の量を調査したそうです。対面でコミュニケーションをすると、ICタグがピピッと反応しあい、記録されるという仕組みです。
すると、生産性が高い人社員さんほど(つまりデキる人ほど)、対面コミュニケーションの量が多いという結果が出たそうです。
自分の中に閉じこもったり、メールで用事を済ましている人より、たくさん同僚と対面で接している人ほど、高いパフォーマンスを出している、ということです。
なるほど~。
人間関係があるところには必ず揉め事が起こるけれども、それでも、積極的に人とかかわっていく人は、より大きな成果を出すのだということですね。
僕もどちらかというと対面コミュニケーションは苦手なほうですが、上記のような調査結果を聞かされると、やはりもっと積極的にいろんな人とコミュニケーションしなければ、と思いますよね。(コロナ禍で対面しづらい時勢ですが)
父も、80超えて揉め事を起こすくらい元気にコミュニケーションしているのだ、ということか・・・。
生産性が上がっているかどうか分かりませんが、楽しく生きていることは間違いない。
デジタル時代だからこそ、アナログな対面コミュニケーションが重要になるし、それが成果につながる重要ポイントになるのですね。
もしかしたら楽しく生きるコツ、なのかも。
がんばります。
みなさまも、ぜひ。
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2020/06/19
致命的な起業の勘違い
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【致命的な起業の勘違い】です。
◆奥さんも心配顔
ある伝統工芸の職人さんとその奥様に、経営のアドバイスをする機会がありました。
確かな技術をもとに独立し、ある企業の下請けとして安定的に仕事を受注し、これまで順調に業績を伸ばしてきました。
しかし近年、とりまく環境がガラリと変わってしまい、受注が急減。
新しい顧客を獲得せねばと色々思案するも、何から手を付けていいか分からない。
「まさかこんな事態になるとは・・・」と困り果てて暗い顔でやってきました。奥さんも心配顔です。
◆専門能力だけではダメ
職人さんとはいえ、自ら事業を起こした起業家であり、経営している経営者です。
経営者である以上、事業がうまくいくように、あらゆる可能性を検討し、チャレンジしていかなければなりません。
しかし多くの職人系の起業家さんが、このあたりのことに腹落ちしておらず、「技術があるのだから仕事はおのずとやってくる」と信じ切ってしまっています。
安定的に仕事がある時は良いのですが、ちょっとでも環境が変わり、想定外の事態に陥ると、たちまち行き詰ってしまう脆さがあります。
職人さんに限らず、士業などの「先生業」をやっている人も、同様にこの状況に陥りやすいようです。
◆起業の勘違い
自分の専門能力を生かして起業する場合、大きな「勘違い」を起こすことがあります。
それは、起業コンサルタントのマイケル・E・ガーバーさんの言葉を借りれば、
「事業の中心となる専門的な能力があれば、事業を経営する能力が十分に備わっている」
と思ってしまう「勘違い」です。
事業の中で専門的な仕事をこなすことと、その能力を生かして事業を経営することは、全く別の問題です。
それにもかかわらず、多くの人たちは「会社を経営する」という面を見落としたまま、起業してしまうのだ、とマイケルさんは指摘しています。
先述の伝統工芸の職人さんも、経営する力が足りない。この機に経営力を養う必要があると感じたので、まずは新たな顧客を獲得するためにできることを全てリストアップし、明日から即実行に移してもらうようにアドバイスしました。
すぐにあきらめるのではなく、困難なことにチャレンジすることこそ起業家であり経営者の仕事です。これをコツコツ積み重ねることで経営力は上がります。
そんなことを伝えると、職人さんの表情に生気が戻り、奥さんの顔も随分と晴れやかになり、少し元気になって、帰っていかれました。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、専門能力を磨くとともに、経営する力も磨いているでしょうか?
「経営する力」といういい方も漠然としていますが、大きな捉え方をすれば、困難なことにぶち当たっても、それに負けずに立ち向かっていく力だと思います。
また、将来訪れるかもしれない困難に備えて、常に次の手を考え準備しておく力です。
専門能力さえあれば大丈夫、と安心してしまうのは危険。
その能力を必要とするお客様の方が変われば、たちまち仕事が無くなってしまう恐れがあります。
お客様のニーズは変わる。それにともなって環境は変わる。ライバルも変わる。
自分だけ大丈夫なんてことはありえません。常に最悪の事態を想定し、経営する力を磨いておかなければなりません。
「Only the Paranoid Survive」(パラノイア〈病的なまでの心配性〉だけが生き残る)と言ったのはインテル創業者のアンドリュー・S・グローブです。
僕も、「心配性」が経営力を磨くきっかけになると思います。
困難に備え、何をしておくか。
実際に困難にぶち当たったとき、どう行動するか。
考えよう。
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2020/05/31
繰り返しが違いを生む
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今日のテーマは【繰り返しが違いを生む】です。
■成果に必要な量
一生懸命に仕事をすることは大切ですが、一生懸命やったところで、望んだ成果が得られるかどうかは別の話。
厳しいですが、これが現実。
成果が出るかどうかは、必要なことを、必要な量だけやったかどうかで決まります。そのうえで、天命を待つ。
「必要な量」がどれくらいか、というのは、その仕事の内容や置かれている環境によって異なります。
しかし共通するのは、やったことがすぐに成果が出る、といことはめったに起こらないということ。
量をやらず、一瞬で達成できてしまうような目標というのは、そもそも僕たちが目指すものではないのかもしれません。
■質は高いはずだが・・・
テレビ番組「グータッチ」が好きで、毎週録画して見ています。
これは、スポーツに取り組むものの試合で勝てない小学生のもとに、その道のプロ選手が指導に訪れ、短期間での目標達成をサポートする、という番組です。
超一流選手の指導は面白く、なるほどと思うこともたくさんあります。何より、有名選手に教えてもらえる子供たちは、目を輝かせて練習に取り組むようになります。
どうやって人を動機づけしていくのかについて、とても勉強になります。
しかし、番組の中で子供たちは成長して惜しいところまではいくのですが、試合で負けてしまい、なかなか目標達成にまで届くことはありません。頑張っているから勝たせてあげたいのですが、厳しい現実を突きつけられることが多いのです。
■小さな違いを生み出す
一流選手の練習方法や考え方の質は高いはず。しかし、その質をもってしても、短期間では「練習量」が足りず、結果を変えるところまでは届きません。
一流の質の高いやり方を導入して、モチベーションを高めて一生懸命に取り組んでも、成果を出すためには時間がかかる。
スポーツにしろビジネスにしろ、成果を得るレベルに到達するためには、正しいやり方を繰り返して量をこなし、さらにそれを熟成させて自分の体にしっかりとしみ込ませる必要があるんだな、と感じます。
熟成させてこそ、勝敗を分ける「小さな違い」を生み出す力が備わるのだと思います。
■自分レベルの視点で
僕たちは、量をこなしているでしょうか。
やると決めたことに食らいつき、何度も繰り返して実行しているでしょうか。
先日会った美容室の経営者は、何かをやり始めてもすぐにやめてしまう自分を嘆いていました。
例えば、近隣にチラシをポスティングをし始めても、「こんなことをやって意味があるのだろうか」という思いが湧いてきて、すぐにやめてしまいます。
それで、「ポスティングをやってみたが成果が出ない」と結論付けてしまいます。そして「他に何か良い方法はないか」と思い悩み、「どうすればいいのかわからない」と迷路にはまり込んでしまう。
何か一つのことを極めるまで考え続け、トライ&エラーを繰り返して熟成させる。
そうするとレベルが上がってきて、他との違いが出てくる.
ポスティングなどのプロモーションについていえば、何度も繰り返すことで、認知度があがり、少しずつ信頼度も上がってきます。
そこまでいって、ようやく成果が出始めます。
「こんなことをやって意味があるんだろうか」と考えるのは、少なくとも半年間トライ&エラーを繰り返してからでいい。
「やり方次第で結果は変わる」というのは正しくありません。
「あきらめずに続ければ、やり方次第で結果は変わる」というのが正しい、と僕は思います。
やり方を疑うのは大事。
同時に「量をやったか?」と自分に問うことも大事。
コツコツ行きましょう。
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2020/05/30
アス・ライズを経営する竹内 志保美 (Shihomi Takeuchi)社長に起業家インタビュー
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。レイマックプレス141号のお知らせです。
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2020/04/30
みずのかぐ、コネクトの 水野 照久社長に起業家インタビュー
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。レイマックプレス140号のお知らせです。
【140号目。家具で幸せになった男 編】
みずのかぐ、コネクトの 水野 照久 (水野照久) 社長にインタビュー!
父親から家具店を継いで社長になったものの、ただただ仕事に追われる毎日。売上を増やすために何にでも手を出し、どんどん広げ、さらに余裕が無くなり、疲弊する・・。
「オレ何のために働いてるの?何のために家具売ってんの?・・・何のために、何のために、何のために?」
そう自問し続けたとき、「家具は人を幸せにする」という言葉に巡り合う。そこから焦点を絞った経営にシフトし、ぐーっと集中し、今、躍動する。そんな男・水野さんの半生に迫りました。あらためて、またすごい経営者に出会いましたー!!
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