2020/07/10
継続的にお客様に接触できる仕組み
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【継続的にお客様に接触できる仕組み】です。
◆3000円でコーヒー飲み放題
コーヒーの定額サービス(サブスクリプション)を展開するカフェ「コーヒーマフィア」。
このカフェでは、月額3000円でコーヒーが何杯も飲める(テイクアウトも可)、というサービスをしているそうです。「元を取ろう」と毎日通ったりする人や、一日に4杯も受け取る客がいたりして、話題になっているそうです。
カフェなどの店舗ビジネスは気候や天気によって来店客数が大きく変動することがリスク。しかしこのカフェは定額サービスによって繁閑の差が緩やかになり、来店客数が安定するそうです。
「採算とれるの?」という疑問が湧きますが、コーヒーを飲みに来店した顧客はホットドッグなどのサイドメニューを購入する。そのため、コーヒーではそれほど儲からなくとも、サイドでしっかり儲けるビジネスモデルになっている、というわけです。
◆ふとん屋さんのリピーター化
僕が毎月発行している会報誌「レイマックプレス」の起業家インタビュー。毎回いろいろな業種・業態の起業家・経営者に登場いただき、起業や経営について詳しく聞いています。
https://raymac.jp/club/
この会報誌に以前登場していただいた丹羽ふとん店の丹羽拓也さん。お父様はふとん職人として内閣総理大臣賞を受賞したすごい方で、息子の拓也さんもその技術を継承するとともに新たな視点でいろんなことにチャレンジしているすごい方です。
その丹羽ふとん店。手作りの木綿ふとんが大人気で「行列のできるふとん店」になっています。
丹羽さんのふとんには「次回のメンテナンス(打ち直し)の時期」が表示されたタグがつけられており、その時期になるとリピートのお客様が途切れることなくやってくるそうです。
売り切りではなく、メンテナンスして大事に使っていただきたいという思いが込められたこの仕組み。売上を安定させることにも一役買っています。
◆継続的にお客様に接触できる仕組み
ビジネスを安定させるためには、良い商品、良いサービスを提供し続けることが重要です。
これなくして安定することはないでしょう。
そのうえでもう一つ重要なのは、「一度買ったお客様に何度も買ってもらえるようにすること」です。
そのために、いかに継続的にお客様に接触できる仕組みを作っておくかが問われます。
それほど利益が出ないとしても、顧客の維持、あるいは顧客生涯価値(LTV)の最大化という目的からすれば、事業の中に組み込むことはとても重要だと言えます。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、顧客と継続的に接触できる仕組みを築いているでしょうか。
あるいは定額サービス(サブスクリプション)を、あなたのビジネスに組み込むことはできないでしょうか。
定額サービスでしっかり利益が得られたら、言うことなし。
たとえ利益がトントンでも、顧客と定期的に接触できる機会が持てるのであれば、それはぜひやってみるべきです。
僕が運営しているレイマッククラブ。これも少額で経営情報が得られる定額サービスです。起業家インタビューが載った会報誌のほか、無料のコンサルやセミナーの割引もついています。
このサービスも、これで儲けるというよりは、お客様との継続的な関係づくりという目的で実施しています。 https://raymac.jp/club/
実際に、何かの仕事で少し接点があったお客様が同クラブに入会し、しばらく会員として在籍していただいた後、企業コンサルティングの契約をして頂いたケースもあります。
顧客といかに継続的に接触できる仕組みを作るか。
これからのビジネスにおいてはとても重要です。
ぜひ、あなたも考えてみてくださいね。
応援しています。
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