2021/05/21
静かなほうが生産性が高い
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、「静かなほうが生産性が高い」です。
◆アレコレやりたい人
次から次へと色んなことに手を出す人がいます。この前「アレ」をやっていたと思ったら今度は「コレ」をやっている。昨日は西へ、明日は東へと忙しい。見ている側は、色んな事をやってアグレッシブですね、と評価する。多才な人だね、と噂する。起業の相談に乗っていても、こういうタイプの人に時々出会います。
事業プランについて聞いていると、やりたいことが次々出て来て、本人は大いに盛り上がる。
確かに刺激的ですけど、危なっかしい。僕にはちょっと無理。そんなにアレコレできるほど器用じゃありません。
◆静かなほうがイイ
積極的で、多忙で、バラエティに富んだ人生。それは素敵です。そもそも私たちの脳は、短期間に一気に状況が変わるような展開を好むようにできているそうです。だからあちこち飛び回ることに興奮しやすい。
しかし、僕は静かな方がいい。次から次へと新しいことをやるよりも、ひとつずつじっくりやりたい。これまでを振り返っても、その方が良い結果を生んできたと感じます。
これは、人間のタイプによる違いかもしれません。
◆退屈なことが成功を生み出す。
僕と似た考えの人、作家のロルフ・ドベリ先生はこう言っています。
「人生は、静かなほうが、生産性が高い」「長い時間をかけて一貫して何かに取り組んだほうが、大きな成功が得られる」「緩慢で、退屈そうに見えて、時間のかかるプロセスが、もっとも大きな成功を生み出すのである。同じことは人生にも当てはまる」と。
ソクラテスは一日のほとんどの時間を妻のクサンティッペと静かに過ごし、午後の腹ごなしの散歩の途中でせいぜい一人か二人の友人に会うくらいだったそうです。
せわしなく動き回るのを控え、何ごとにも落ち着いて、長期的に取り組む方が良い、とドベリ先生は言ってます。
同感です。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは次から次へと色んな事に手を出すタイプですか?それとも、静かに落ち着いて長期的に取り組むタイプですか?
色んな事に手を出すタイプで、満足のいく成果が得られているのなら、それでいい。でももし結局何も手にしていないのだとしたら、「静かにじっくり」取り組むこともぜひ試してほしい。
世の中の現実がとても地味で退屈なように、最も成果が出る方法も、地味で退屈なものだと、僕は思う。退屈で飽き飽きすることにこそ、実は成果が出るポイントが隠れている。
ゆっくり、ジワジワと育てた事業は耐性がある。一気に作り上げた事業はもろく崩れやすい。
あなたはどちらを選びますか?
どちらにしても、応援しています。
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2021/05/07
アクセスしやすい人に、オレはなる!!!!!!!!
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、「アクセスしやすい人になる!」です。
◆コンビニ撤退の跡地に新規開業するお店は?
近所のコンビニが閉店し、ビニールシートに覆われて、次に入るお店の工事をしていました。うちの奥さんを始め近隣の住民は、「次はどんなお店ができるんだろう?」と楽しみに待っています。ケーキ屋さんかな?パン屋さんかな?お花屋さんかな?と。
で、完成したのは葬儀屋さん。
もちろん葬儀屋さんも大切なお仕事ですが、うちの奥さんはじめ近隣住民は、期待が外れて軒並みがっかりしたようです。
◆近くの、ちょっといい感じの店
自分が住んでいる近くに、新しいお店が出来ると、近隣住民はワクワクします。その店が「ちょっといい感じ」であれば、さらにワクワクは増す。自分たちの地元が、そのお店によって少し魅力的になる。地元民は誇らしい気分になります。
一般的に、お店や会社のコンセプトを尖らせて、ライバルと差別化したり、ピンポイントのニーズをくみ取る戦略は、我々小さな会社にとってはとても重要です。
その一方で、コンセプトがそれほど尖っていなくても、「近くに」「ちょっといい感じ」であれば、住民は嬉しい気持ちになり、喜んで出かけていくことも、まま、ある。
何が正解なのかを探るのは本当に難しいのですが、結局、「答えはお客さんが知っている」、ということなのだと思います。
◆アクセスの良さで抜きん出る
「近くにある」ということは、アクセスしやすい、ということです。つまり行きやすい。通いやすい。人間だれしも基本的には面倒くさがり屋なので、アクセスの良さというのは大きなアドバンテージになります。
名著「ファイブ・ウェイ・ポジショニング」では、ビジネスにおける重要な5つの要素の1つとして、「アクセスの良さ」が上げられています。(他の要素は「価格」「サービス」「商品」「経験価値」)
著者は同書の中で、「今日、アクセスとは立地というより、消費者が望むときに望む場所で、なるべく邪魔が入らず面倒もなく、企業とやりとりできるようにすることを指す」と述べています。つまり地理的に近いことももちろん、「心理的に近い」ことも大切だ、ということです。
例えば、知っている人や店・会社からは買いやすい。知らないところと比較して少しだけ信用があるからです。ですから友人・知人に対して、自分がどんな仕事をしているのかをきちんと伝えることは、心理的近さというアドバンテージを活用するという意味で、とても重要。
知っている人が、「ちょっといい感じ」に仕事をしていればなおさら、一言声をかけてみたくなるものです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、「アクセスしやすい」というメリットを活用しているでしょうか。まず近くの顧客にアピールしているか?見やすい看板を立ててるか?友人・知人にアピールしているか?ホームページやブログなど、分かりやすく、簡単便利に問い合わせしやすくしてあるか?
それからレスポンスの確かさ・速さも大事。メールしても返事がない人、遅い人は、「アクセスしにくい人」。それだけでチャンスを逃します。ターゲットやコンセプトを明確にすることはビジネスの前提として重要。
それに加えて、「ちょっといい感じ」になっているか?近い友人や住民が誇らしく思ってくれるような、いい感じの会社・店・事業になっているか?
アクセスのしやすさは武器になる。さらにちょっといい感じであればなお、よい。
シンプルだけど重要なこと。僕も一度考えてみます。ぜひあなたも。
応援しています。
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2021/04/23
5割の人は「自分を磨かない」
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは、「5割の人は『自分を磨かない』」です。
◆勉強しない日本人
日本のビジネスパーソンは勉強不足――。
パーソル総合研究所がまとめたアジア太平洋地域の就業実態調査で、こんな姿が浮き彫りになりました。(日経MJ2019/9/4)
この調査によると、勤務先以外での学習や自己啓発について、日本は「特に何も行っていない」と答えた人が46%で、調査した14か国・地域で最も高かったそうです。2位のニュージーランドと比べて24ポイントも差があるダントツぶり。一方、東南アジアやインド、中国では「特に何もやっていない」は1割未満。日本人ビジネスパーソンの「一人負け」の怠慢ぶりが明らかになってしまいました。
この調査を受けて専門家は、「日本の人材の魅力が乏しくなり、国際競争力の低下が懸念される」と警笛をならします。
◆あなたが気に病むことはない
このニュースを知って、あなたはどう感じましたか?「やばいよ。日本の競争力がますます落ちるよ・・・」と暗い気持ちになりましたか?
はい。そうですよね。僕もまじかよ、と思いました。だってダントツのサボりっぷりですからね。しかしだからといって、こういう社会問題を個人的に気に病んでもしょうがない。
天才数学者ジョン・フォン・ノイマンは「世界で起きている出来事は、あなたの責任ではない」と言いました。自分がやれることは限られている。意識的に社会に対して無責任でいると、
以前よりずっと幸せを感じられるようになる、と物理学者のR・ファインマンも言っています。
つまり、日本のビジネスパーソンが不勉強であることはどうしようもない。あなたが「日本人よ、もっと勉強しよう!」と呼びかけても、大勢は変わらない。このことを気に病んでもしょうがない。無責任でいていい。
それよりも、自分自身がやるべきことに集中した方が何倍もいい。
(追記:新型コロナウイルスの感染拡大についても、心配してひとりで気を病んだところで何も変わりません。世間に向かって「人と会わないで!必ずマスクをして!」と訴えたとしても、人は変わらないし動かない。ひとそれぞれ、そうしない理由がある。人流が止まると困る人もいるので、言い方によっては叩かれたりもする。だからただもう、無駄な心配はしないで、自分ができることを粛々とするしかありません)
◆抜きんでるチャンス
さてさて、日本人のビジネスパーソンが、他国に比べて全然自己研さんしていない。これは嘆くべきことか?いえ、チャンスです。なぜなら、あなたが経営者ならばこれは、あなたのライバル会社の半数は、ほとんど勉強していない社員を抱えている、とも言えるから。あなたがビジネスパーソンならば、周りの人たちの半数は仕事時間以外を遊んで暮らしている、とも言えるから。
ですから、あなたがちょっと社員の意識を「自己研さん」に向けさせることができれば、あるいはあなた自身がちょっとだけ仕事外の時間を勉強に充てれば、たちまち抜きんでることができるはず。
これをチャンスと捉えない手はありません。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたはプライベートの時間を何に使っていますか?
仕事以外にもいろいろとやることがあるのは誰しも同じ。家族との時間も大事、友人や恋人との時間も大事、趣味の時間も大事、あるいは親の介護で大変な人もたくさんいるでしょう。ダラーっとテレビを見る時間でさえ、心身のバランスを整えるという面では意味があるとも言える。
でもそれは承知の上で、言います。日本の未来はさておき(ここに対しては無責任でOK)、あなたの未来のために、勉強に時間を投資してみよう。少し意識を変えて、時間の使い方を変えて、行動を変えてみよう。
だってライバルの半数は寝ているんです。こんなチャンスはなかなかない。寝ているうちにヌケガケしよう。そーっと。
自分の教育への投資は絶対に無駄にならない、確実な投資案件です。
全部、自分に言っています。笑
応援しています。
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2021/04/09
リアルスタイル鶴田さん。出会った人と、心でつき合う
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回で151人目のインタビューとなりましたが、実は鶴田さんは第1号に登場してただいたんです。あれから12年、すべては鶴田さんから始まったのです。
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2021/03/23
世界平和のために行動できるか?
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【世界平和のために行動できるか?】です。
◆持続可能な開発目標
SDGs(エスディージーズ)という言葉をよく聞くようになりました。「SDGs(エスディージーズ)」とは、「Sustainable Development Goals(持続可能な開発目標)」の略称であり、2015年9月に国連で開かれたサミットの中で世界のリーダーによって決められた、国際社会共通の目標です。
SDGsは「17の目標」と「169のターゲット(具体目標)」で構成されています。例えば、1.貧困をなくそう、2.飢餓をゼロに、3.すべての人に健康と福祉を・・・というような目標が17個定められています。
端的に言うと、政府や企業は、自分たちの利益を追求するだけでなく、地球規模で世の中の幸福を考えて行動せよ、ということを言っているわけです。
◆食料を捨てる国
例えば、上記の「飢餓をゼロに」という目標に反対する人はいないと思いますが、僕たちの国ではとんでもない量の食糧が廃棄されている事実があります。日本国内に飢餓はないと思いますが、他の国ではそれが起きている。にもかかわらず、日本では食料を大量廃棄している・・・。最近では恵方巻の廃棄の話とかホントひどい。
グローバルに見ればかなりヤバい国ですね。
そういうところを、国として、また企業として、個人として、見直して、ちゃんと取り組んでいこうよ、というのがSDGsの目指すところなのです。
◆捨てないパン屋
広島県にある「ドリアン」というパン屋さんは、「捨てないパン屋」さんとして認知され、お客様から、そして社会から評価されています。このパン屋さんはある時まで、豊富なバリエーションのパンを揃え、お客様の幅広いニーズに応えようとしていたそうです。
しかし、長時間をかけてパンを作っても売れ行きにバラつきがあり、パンが売れ残ってしまう。まだ食べられるのに、食中毒を恐れて捨てざるを得ない。そんな日々に店主は悶々としていたそうです。そしてある時から、パンの種類を4種類にぐっと絞り、本当に売れるパンだけを売れるだけ作るような体制に変えたそうです。これによって長時間労働を無くし、パンを捨てないで済むようになったとか。
捨てない、働かないパン屋の誕生。味はもちろん美味しい。加えて、この「SDGs」な姿勢が広く共感を集めているのです。
◆自分レベルの視点で
自分レベルではいかがでしょうか。
僕たちは、例えばSDGsが唱えるような、グローバルな幸福を実現する社会づくりを意識しているでしょうか。
事業として、会社として、個人として、世界的な幸福の実現に貢献しているか?
うーむ。
利益を出すことは確かに重要だけれども、利益だけを追求している人(会社)は醜い。カッコ良かったベンチャー企業が、成長して事業規模が大きくなるにつれ、租税回避地などを使って税金逃れをしている姿は、ウンザリするほどカッコ悪い。
自分のことだけを考えている人は子供。他人のことも考えられる人は大人。
SDGsなカッコイイ大人になりたいですね。
目指せ世界平和。
僕も頑張ります。ぜひ、あなたも。
応援しています。
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