2010/11/17
印刷市場はまだまだ大きい!
印刷市場が縮小している。
1998年以降ほぼ一貫して縮小し続け、09年の出荷額は約6兆2500億円で、ピークだった91年と比べほぼ7割の水準に落込んでいるようです。
この6兆円について、もう6兆円しかないと見るか、まだ6兆円もあると見るかによって、行動の仕方は変わります。
多くの印刷関係者は、ピーク時の7割に市場が減少したことや、最近の電子書籍の普及などの脅威におびえ、もう6兆円しかない、と嘆いているようです。
もちろん、かなり楽観的にみてもさらに市場は縮小することは間違いないと思います。
しかし、紙の印刷物がレコード針のような運命を辿ることも想像しにくい。
縮小していくとは言え、むしろ印刷市場はまだまだ大きいととらえるべきだと思います。
広告市場 5兆円
百貨店市場 7兆円
ネット通販 6.7兆円
人材派遣市場 6.5兆円
だいたいの数字ですが、印刷市場はこういった市場と比べても見劣りしない巨大市場です。
問題は、業者が多すぎることです。供給過多なので、市場縮小につれ多くの印刷会社が淘汰されるでしょう。その時、いかに生き残れる会社になっておくかが喫緊の課題です。
生き残れる会社とは、『お客様を喜ばせられる』会社です。そのためにはお客のニーズを明確にすることが大事です。
競争は消費者ニーズを満たす争いというよりも、むしろ消費者のニーズを明確化する争いなのである。(by フィリップ・コトラー)

お客様のニーズを明確にし、そしてそれを満たし、喜ばせてあげましょう。
あなたの会社はどんなお客様を喜ばせるのが得意でしょうか?
そのお客様(ターゲット)を明確に設定することも非常に大切です。
是非、社内で議論してみてくださいね。
応援してます!
2010/11/16
成功よりも成長
昨日は、懇意にしてもらっている税理士の先生と新しいクライアントを訪問。
財務会計関連業務の立て直しと、今後の成長戦略についてのコンサルティングを開始します。僕もよく知っている業界の案件なので、色々なアイデアが出せそうです。非常に成長意欲の高い会社ですので、自分も成長できそうで、今後がすごく楽しみでワクワクしています。
帰り道、税理士の先生と歩きながら、別案件の原価計算についてアドバイスを請う。
歩きながらのミーティングって、リラックスできるし、時間が有効活用できて好きです。体を動かしながら考えると、脳みそも動く気がします。
夕方からは印刷会社で営業のコンサルティング。
今回は営業マン一人ずつと打ち合わせを行ない、今後の課題についてディスカッション。
各自悩みながらも、成長したいという意欲がビシビシ感じられました。ここも今後の展開が非常に楽しみです。各営業マンそれぞれを成長させることが、僕の成長です。
成功よりも成長。(by 井上英明 パークコーポレーション 社長)

社員が成長すれば、会社は成長する。
つられて社長も成長する。
頑張りましょう♪
応援しています。
●追伸
生まれました。男の子です♪元気に生まれて、ほっとしています。子供を通じて僕もさらに成長できそうです。
2010/11/13
顧客を絞ると、顧客も社員もハッピーに♪
顧客を絞ったことが、増収増益の理由である。
多くのフィットネスクラブが客離れに悩む中、渋谷のフィットネス施設「ゴールドジム渋谷東京 」が快進撃を続けている。10年2月期決算も増収増益だったとか。(日経MJ20101110より)
好調の理由は、ターゲットとする顧客層を明確に絞ったこと。
大手の他クラブが「健康維持をしたい人全般」をターゲットにして血みどろの顧客争奪合戦を繰り広げる中、ゴールドジムは、「筋肉づくりに関心のある人」に特化。この戦略が功を奏しているそうです。
中小企業は顧客を絞ることがとても大事です。このことは、強いビジネスモデルを構築する上で絶対に外せません。顧客を絞ることで、提供する商品やサービスの内容、マーケティング戦略まで一貫性が出せるため、資源を有効に使えるのです。
ゴールドジムは、運動後にプロテインを販売することなど顧客満足を上げると同時に客単価を上げることに成功しています。
もうひとつ、顧客を絞ることのメリットがあります。それは、働く社員の結束を固めることができるということです。
「誰のために働くのか」を明確にしてあげることで、社員さんは安心して働くことができます。実はこれがモチベーションアップにもつながります。
あらゆる人々を常に満足させておこうなどというのは無謀な考え方です。大切な顧客は誰なのかを明確にすることで、社員さんはとても働きやすくなるのです。
「誰のために働くか」という問いに正しい答えなどない。明確な答えが必要なだけだ。(by マーカス・バッキンガム コンサルタント兼作家)
明確な答えがあれば、社員は動きやすい。
皆さんの会社でも必ず必要になる考え方だと思います。
是非、参考にしてみてください。
応援してます!
2010/11/12
経営相談コーナー Vol.5
豊田です。
→このブログに初めてお越しの方はこちらをご覧下さい。
今日は、経営相談コーナーです。
ペットショップ経営者様からの相談で、前々回はビジネスモデル 、前回はマーケティング の視点からお答えします。今回はマーケティングの中の集客とモチベートについてお話します。
まずは、ご質問をもう一度。
【Q】
現在小さなペット用品のお店を経営しています。いつも来てくれるお客様はいるものの、なかなか売 上が安定しません。仕入れ代や給料を払うと利益もほとんど残りません。経営のことなどほとんど勉強もせずに初めてしまったので、今、少し焦っています。ど うすれば良いでしょうか?
【A】
まず、農場の法則というものを紹介します。
作物を収穫するためには、
①土を耕し種を捲く→ ②水と肥料を与える。場合によっては気温や湿度も調整する →③収穫する →④土を整備し来年に備える
というステップが必要です。
これをマーケティングに置き換えると、
①集客する → ②買う気になってもらう(モチベート) → ③販売・契約 →④顧客化・ファン化
ということになります。前回は④についてお話しました。
集客についてはチラシを捲いたり、看板を立てたり色々やられているようです。では、②のステップを意識して行なっているでしょうか?ここを意外とみなさん飛ばしがちになるのです。
例えばチラシを捲いてすぐに来店を促すことの難しさは感じてられると思います。現代の消費者はチラシをもらったくらいでは行動を起こしません。なぜなら、あなたの店で買う理由がないからです。競合店はいくらでもあります。
ですからあなたの店で買う理由をお客様に与えなければなりません。そのためには、プロとしての情報を提供し続ける必要があります。その情報がお客様の利益に結びつけば(例えばペットの健康維持の方法が分かった!とか)、そのお客様はあなたから買う理由を持ちます。
また、あなたがなぜペットショップをやっているのか?についてのストーリーをまとめ、発信することもオススメします。ツールはHP、ブログ、小冊子、メルマガなど使いやすいものから始めてください。
あなたがどんな思いで、どんな決意で、何を実現したくて、今の仕事をやっているのかを語ってください。それを読んだお客様が共感すれば、あなたから買う動 機が高まります。逆に言えば、儲け主義だったり、ただなんとなくやっている人には共感できません。だからそんな人からは買いたくないのです。
共感はあらゆるビジネスの基礎だ。一言でいえば、あなたはクライアント(顧客)と恋に落ちなければいけない。(by ジェイ・エイブラハム)
あなたに恋したお客様は、あなたからしか買いたくなくなります。
そのために、②のステップの強化に力を入れてください。
頑張ってくださいね。
応援しています!
2010/11/10
モノではなく、状態を手に入れたい
今月は、よく病院に行く月だった。僕の周りの人が次々と病院のお世話になったのです。
病院には、健康に問題を抱えた人がやってきます。
損なった健康を取り戻すため、医師を中心にした医療サービスを対価を払って受けとります。
でも本人も家族も、医療サービスそのものが買いたいわけではなく、今までどおりの健康で幸福に満ちた生活を取り戻したいがためにお金を払うのです。
モノではなく、“状態”を手に入れたいのです。
車を買う人は、移動するための精密機械が欲しいのではなく、家族で旅行にいくという体験や、誇らしげな気分に浸るという状態を手に入れたいのです。
カフェにく人は、ただ苦くて黒い液体が飲みたいわけではなく、リラックスした気分や恋人とのまったりとした時間や状態が欲しいわけです。
化粧品と名づけられる化学薬品を買う人はいない。女性は美しくなりたいという願望をかなえてくれる素材に対してお金を払うのだ。
(by レブロン)
僕たちは家族や仲間の健康を願う。
それを手に入れるため、祈るような気持ちで医療サービスにお金を払う。
それに対して夜中まで働いて応えてくれる医療機関の人たち。
本当に感謝しています。
マーケティングの話と、情緒的なことがごちゃ混ぜになりました。
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