2015/01/23
第510号【挨拶で業績は伸びるのか?】
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■人間は臆病な動物
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人間は動物の中で一番臆病なのだそうです。
臆病で、いろんなものを恐れている。
だから、恐いものを避けるために頭を使い、
工夫し、
準備する能力が磨かれたのだ、と。
恐いと感ずる能力が低いと、
備えたり準備したりもしないから、
危機に無防備で直面し、
淘汰されてしまう。
逆に、
臆病であればあるほど、
生き残るための能力が強化される。
ゆえに、
人類は現在に至るまでこれほどまでに繁栄したのだそうです。
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■僕はあなたの敵ではない、と伝える
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人間は臆病である。
だから僕たちは、知らない人に会うのが恐いと感じる。
知っている人であっても、
ちょっと間をおいて会うとき、
億劫に感じるときがあります。
それは、人間は人間が恐いのだからかもしれません。
自分が相手を恐れているということは、
相手も自分を恐れているかもしれない。
だから僕たちは、
自らを恐くない存在だと分かってもらうために、
積極的に、自ら進んで挨拶をしたり、笑顔を作る必要があるのです。
黙っていたら、
相手から見ると怒っているように見えてしまう可能性があるからです。
だから「私はあなたの敵ではありません。恐くありませんよ」と
積極的に伝えないとだめなのだそうです
声を出せないときは、
目を合わせ、笑顔を見せてみるだけでいい。
それだけで随分とコミュニケーションが上手くいくと思います。
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■挨拶で業績は改善できる?
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デニーズの社長に就いた大久保恒夫氏が、
挨拶の徹底で業績を改善させる、
と言っているのを以前、新聞で読みました。
その後の記事で、
デニーズは順調に業績を回復させたそうですが、
まさか、挨拶だけでそれを成し得たわけではないでしょう、
と記事を読んだときは思っていました。
しかし、「人間は相手が恐い」という仮説をもとにこのことを
振り返ってみると、
それもあり得るのかもしれないと思います。
初めて入る店、
あるいは初めて会う店員さんに、
僕たちは少なからず不安感を持つことがあります。
どんな扱い方をされるのだろうか。
いやな対応をされないだろうか。
そんな漠然とした不安を抱きながら、
レストランやお店に入ることがあります。
そこで、思いがけず、
気持ちの良い挨拶と満面の笑顔で迎えられたら、
その不安は消え去ります。
そしてその後の滞在時間を気持ちよく過ごせるはずです。
もしかしたら、そのお店を大好きになるかもしれない。
挨拶で業績は改善できる。
中途半端なレベルではなく、
日本一素敵な挨拶ができる会社になれば、
それもあり得るかもしれません。
最低でもライバル会社のレベルは超えたいですね。
これは、実験してみる価値はありそうです。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕も、普通にしているだけで
「怒っているの?」と言われてしまうタイプです。
この前、コンサル中に真剣に考えていたら、
「豊田さん、何か気に入らないことでもありますか?」
と言われてしまいました。
(いやいや、あなたのために真剣に考えているんですよお!
と心の中で叫んでしまいました笑)
真剣な時に怖い顔になってしまうのは仕方がないと思いますが、
でもなるべくなら相手に不快な思いはさせたくありません。
だから、日頃からできるだけ積極的に挨拶し、笑顔を作るように
しています。
みなさんはいかがでしょうか?
挨拶と笑顔で、業績は上がるのか?
みんなで実験してみましょう!
成果報告をお待ちしています。
応援しています。
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