2014/12/05
第503号【売上げを上げるためのシンプルな方法】
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■前年比130%
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コンサルティングで関わっている、郊外の飲食店の話。
そのお店のお手伝いをし始めて半年くらい経ちますが、
最近売上げがドンドン伸びている、とのこと。
正確には集計していませんが、
先月は前年比で約130%の売上げを達成。
クリスマスシーズンは予約で全て埋まっている。
イベント用途で貸し切りもたくさん入っている。
こういうことは、昨年までは考えられなかったそうです。
世の中の消費が停滞している中でのこの成果。
頑張った経営者とスタッフさんに心から拍手を贈りたいと思います。
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■売上げ増の理由は、シンプルなこと
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売上げが上がった理由は色々ありますが、
まず、「やれることをどんどんやった」ということに尽きます。
すごくシンプル。
僕が気づいたことをアレコレと提案するのですが、
それを自分なりに消化して、
どんどん実行していった経営者。
そして、それに呼応して努力したスタッフさんたち。
たとえば、
新メニューの投入、
不人気メニューの改善・廃止、
店頭にメニュー表・価格の明示、
店頭の賑わいの創出、
店内の配置換え、
料理提供時間短縮への取り組み・・・等々。
予算が限られる中で、
毎日少しずつ改善していきました。
その結果、ランチタイムに満席になる、という成果が現れ、
それに連動してスタッフのモチベーションも上がり、
新しい取り組みがさらに加速していくという好循環が生まれました。
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■得意な人とコラボする
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やれることをどんどんやっていく。
行動すれば、必ずそれに対して結果が出ます。
良い結果が出たことは続ければいいし、
駄目だったことは、改善してやり直せばいい。
でも、
やるべきことリストの中で、
「やったほうがいいと思うけど、やりたくないこと」
とか
「やったほうがいいと思うけど、苦手なこと」
があります。これらについてはどうするか。
その経営者のことを僕がすごいな、と思ったのは
やりたくないことや苦手なことは、
「やりたい人や得意な人」を巻き込んで、
その人にやってもらう、という行動を起こせたことです。
自分たちで抱え込まず、周りの人とコラボして、
協力をあおぐ姿勢が、
限界を突破する重要な要素になるのだな、
ということをこの経営者から学ばせてもらいました。
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■自分レベルの視点で
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さて、
自分レベルではいかがでしょうか。
僕たちはやれることをどんどんやっているでしょうか?
知らず知らずのうちに自分で壁を作って、
慣れたことのみを繰り返していないでしょうか?
本当はやれるのに、後回しにしていないでしょうか?
得意じゃないことは、得意な人と組んで、
その人の力を借りればいい。
「自分ではできない」を理由にして、
やるべきことをやらないというのは、
会社にとって大きな損失となる恐れがあります。
先日インタビューした別の女性起業家に、
「成功するコツは何ですか?」
と質問したら、
「いかに出会った人とwin-winの関係を築けるか、
あるいはコラボレーションできるか、
を常に考えながら戦略を組み立てること」
という答えが返ってきました。
自分ひとりじゃなく、周りの力を借りて、
ともに成長せよ、ということ。
そうしながら、やれることをどんどんやっていく。
突き進んでいく。
僕も改めて、実行してみます。
ぜひ、あなたもやってみてください。
応援しています。
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