2012/01/27
第354号【もう無いのか?まだあるのか?】
◎今週のメルマガ 【もう無いのか?まだあるのか?】
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■とらえ方の癖
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コップに水が半分入っているとき、あなたはそれをどう考えるか。
もう半分しかない、と考えるのか、まだ半分あると考えるのか。
同じものを見ていても、とらえ方によって、その後の思考や行動に
大きな違いが出るんですよ、という話です。
もう半分しかないと捉えれば悲観的になり、やばいやばい早くしな
くちゃと焦る。
まだ半分あると捉えれば前向きになり、まだまだ行けると攻めの姿
勢をとることができる。
そのとらえ方の違いは癖みたいなもので、知らず知らずのうちに
身に着けてしまっていたり、生まれつきの性格に引っ張られている
だけで、実はさして根拠の無いものだったりするのではないでしょ
うか。
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■日本は若者が少ない国なのか?
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日本は近い将来、極度な少子高齢化社会に突入し、若者がどんどん
減っていくらしい。
そうなれば経済は縮小し、景気はますます悪くなる。こんな日本で
は将来が描けないと海外に逃げ出すか、あきらめて寝たふりを決め
こむか。
ちょっと待って。そんなに悲観的にならず、とらえ方を変えてみたら
どうなる?
現在の日本の15歳以下の人口は1800万人。これは多いのか少ないのか。
例えば、豊かで非常にクリエイティブな国として知られているスウェ
ーデン、デンマークの総人口が、それぞれ930万人、550万人。という
ことは、日本の中学生以下だけで、この2つの国の合計よりも多い。
つまり、若者の絶対的な数は、決して少なくない。むしろ多いのだと
考えてよい。
とらえ方を変えてみると、それくらい日本は若い国。
僕たちは、「子供が少ない、これからどんどん減っていくから大変だ」
と悲観的なとらえ方を知らない間に身に着けていますが、とらえ方を変
えれば、1800万人もの子供がいる、大きなマーケットを抱える国だと
大きな希望を持つことだってできるのです。
(参考:「2022-これから10年、活躍できる人の条件」神田昌典著)
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■自分の資産
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何かに失敗したり、誰かに裏切られたとき、僕たちは落ち込んで、
「もうだめだ、私にはできない。私にはもう何もない」
と悲観にくれてしまうことがあります。
このとき、「自分にはもう何もない」と考えれば、落ち込む一方。
しかし、「仕事には失敗したけれど、自分にはまだまだ誇れるもの
がたくさんある」と考えることができれば、前に進める。
自分には愛する家族がある。励ましてくれる友達もいる。育てて
くれた親もいる。
つまり、無くなったものを嘆くのではなく、今ある資産に目を向け、
その価値を改めて認識し直すことで、エネルギーが自然と湧き出て
くるのです。
このエネルギーを生むために、自分が持っている資産を正しく認識
することは大切です。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょうか?
自分の資産は何か。棚卸ししてみれば、実はたくさんあるはずです。
それは金銭的なことだけではありません。
家族、友人、住んでいる家、地域の仲間、読んできた本、大切な
趣味、そして、日本人であること・・・。
自分を支え、形作ってくれているもの全てが、他に変えることの出
来ない大切な資産です。
それがあるから、何回失敗しても、何回負けても、立ち上がれる。
自分を無力に感じたとき、自分の資産に目を向けてみよう。
まだあるコップの中の水に目をむけてみよう。
そうすることで、立ち上がるためのエネルギーが得られるのだ、と
思います。
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■編集後記
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昨日は名古屋も雪がちらつきました。日本各地でもたくさん雪が
降っているようですね。少しの雪は風情がありますが、降りすぎる
と災害が心配になります。春が待ち遠しいですね。
2月22日に「リーダーシップとモチベーション」をテーマに勉強会
を開催します。モノが売れない時代、いかに組織力をアップさせて
顧客とのリレーション(関係性)を構築するかが問われます。そこ
で必要になるのが組織を勇気付けるリーダーシップとリスクを恐れ
ずチャレンジする気持ちの醸成。その方法について豊田が分かりや
すく解説いたします。
詳細は→ https://raymac.jp/saishinbenkyokai
フェイスブック→ http://on.fb.me/pMFkGN
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第354号終わり)
※執筆者・豊田礼人の抱腹絶倒の起業物語はこちらから
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