2012/02/13
ハンズマン、リアル店舗でロングテール戦略
宮崎のホームセンター「ハンズマン
」の業績が好調のようです。(2012年2月8日日経MJ)
このホームセンターの取り組みは、いろんなところで報道されているので、ご存知の方も多いはず。
特長は、その品揃えの多さ。
一般的なホームセンターが1万㎡規模で8万品目のところ、同社では21万品目を扱うそうです。
普通、リアル店舗ではスペースの制約があるため、売り場効率を高めるために死に筋商品を排除し売れ筋商品を多く並べなさいと説かれます。(僕もそう習いました)ロングテール商品を扱っても良いのは、スペースの制約がないECショップだけだよ、と。
しかし、ハンズマンはお客様が欲しいと言った商品は、基本的にどんどん店に並べるのだそうです。
そんなことしたら、死に筋商品だらけになって、売り場効率が悪くなるのでは?と思いますが、商品の陳列をミリ単位で毎日調節することで、坪効率を上げているのだとか。1㎡当たり売上高は34万円と業界平均の28万円を大きく上回ります。
色々と調べたところ、ハンズマンがこのビジネスモデルで成功しているのは、
1.何でもあるというイメージ形成により、商圏を拡大し、来店客数が増やせる。
2.建築関係者など「プロ客」の要望商品は、必ずリピートする。(プロ客を大事にしている)
3.ミリ単位の陳列術、探しやすさ、販売員の豊富な知識量で、客の探すストレスを軽減している
という理由からなのだと思います。
ロングテール・ビジネスを発展させるコツは、まとめると次の2点になる。①すべての商品が手に入るようにする。②欲しい商品を見つける手助けをする。(by クリス・アンダーソン 『ロングテール』著者)
リアル店舗でのロングテール戦略を実現するハンズマン。
とても興味深いですよね。
ぜひ、自社で参考にできないか、いろいろと考えてみてくださいね。
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