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豊田礼人の基本的な考え方を
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2011/07/29

第328号【起業家精神は起業家だけのものではない】

いよいよ来週から8月ですね。お盆の予定は決まっていますか?
僕は全くの白紙です^^。ここのところ名古屋では涼しい日が続き
ましたが、やっぱり夏は「カッ」と暑くなって欲しいですね。

※ブログは平日ほぼ毎日書いています。↓
http://ameblo.jp/raymac/

(連続328週間、無休で発行しています。)

◎今週のメルマガ 【起業家精神は起業家だけのものではない】

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■起業家精神について考える
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最近、あるクライアントで、若手社員向けに「起業家精神」につ
いての研修プログラムを行っています。

その会社では社内起業家を育て、新規事業のアイデアを生み出し、
さらなる成長を目指すべくこのプログラムを導入することになりま
した。

僕が一方的に教えるのでなく、ブレインストーミングでみんなで意
見を出し合いながら、「主体的に考える」ことを重視して行ってい
ます。

参加者も社長も真剣なので、僕もかなり気合を入れてプログラムを
考え、一人でも多くの「起業家」が輩出できるように頑張っています。

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■起業家精神は起業家だけのものではない
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起業家精神といのうは、起業家はもちろん、社会に出て仕事をする
人であれば身に付けておくべきものだと思います。

重要なのはチャンスを与えられるまで待つのではなく、自分から進
んでチャンスをつかみとっていく姿勢。他人に許可されるのを待つ
のではなく、自分で自分を許可せよ、ということです。

起業家育成に定評のあるスタンフォード大学のティナシーリグ女史
は言います。

「社会に出て成功するには、どんな職場であっても、人生のどんな
局面でも、起業家精神を発揮して、自ら先頭に立つ術を知っておく
必要があります」

「起業家精神とは、リーダーシップやチーム作りから、交渉やイノ
ベーション、意思決定に至るまで、人間が生きていくうえでカギと
なるような幅広いスキルを開拓することなのです」

(参考:『20歳のときに知っておきたかったこと』ティナ・シーリグ著)

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■失敗が起業家を育てる
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起業家にとって大切なことのひとつに、たくさんの失敗を経験し、
それを糧に前に進むべし、ということがあります。

ビジネスにおいては失敗しなければ分からないことがたくさんあり、
そのプロセスを経ることになしに、本物の起業家、あるいは本物
のビジネスマンにはなれないのです。

ただ、やっぱり失敗は怖い。それは、日本ではまだまだ失敗者に
対する世間の目が厳しいことに深い関係があると思います。新卒
者の大企業志向が強く、最近では「定年まで同じ会社で働きたい」
とする人の割合が増えているという傾向にも現れています。

これは日本だけではなく、例えばスウェーデンの破産法では、会
社が倒産した場合、経営者は債務から逃れられないそうです。事
業に失敗すれば、自分や家族に長期に渡る厳罰が待ち受けている
ことになります。またスペインなどでも失敗者に対する世間の目
は冷たいと報告されています。

欧州の国々のこういう実情には驚きます。

こういう社会情勢では、起業意欲は湧き上がらなくても仕方があり
ません。

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■自分レベルの視点で
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さて、それでは自分レベルではどうでしょう?

僕たちは起業家精神を持ち、主体的に仕事に取り組んでいるでし
ょうか。

自分は勤め人だから、起業家精神など不要だ、という考えの方も
いると思いますが、先ほども述べたとおり、仕事をする上では誰
もが起業家精神を持つべきです。

リスクをとりながら、主体的に取り組まなければ仕事人としても
一人の人間としても成長は望めないはず。

ところで、失敗に冷たいスウェーデンや日本とは対極にあるのが
シリコンバレーです。

「失敗こそシリコンバレーの強みの源泉」と言われるくらい、失
敗に対して寛容な文化が浸透しています。

失敗から学べることは多く、失敗しなければ気づかないこともたく
さんある、ということに多くの起業家や経営者が気づき、その重要
性を社会で共有しているのです。

日本でも、失敗を奨励する風土がもっと育つと、経済も社会ももっ
と良くなるはずです。

少しずつでもいいから、そういう方向に向かうように、僕も頑張っ
て行きたいと思うのです。

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■編集後記
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このメルマガも気づけば327号。丸6年以上続いているんですね。
その間、一回も休んでいないのが秘かな自慢です。お盆も休まず
配信します。頑張ります♪

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した。同プロジェクトの活動内容をチョコチョコアップしていきま
す。是非、のぞいてみてくださいね。そして「いいね!」ボタンを
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(第328号終わり)

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