2011/02/04
第303号【“もったいない”がビジネスを進化させる】
2月23日の愛される会社プロジェクト勉強会は、「“物語でライバル
と差別化する&夢実現」というテーマで行ないます。商品自体で差
別化が難しいコモディティ化した社会では、いかに商品に物語をく
っつけて売るかが勝負になります。その物語の組み立て方を解説い
たします。とても面白い内容ですので、是非ご参加ください。
詳細は→ https://www.raymac.jp/pdf/seminar1102.pdf
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(連続303週間、無休で発行しています。花粉対策を急がねば!)
◎今週のメルマガ 【“もったいない”がビジネスを進化させる】
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■海水を売るビジネス
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あるお客さんから聞いた話。
その人の知人が、ある漁師さんから相談を受けたそうです。魚を売っ
ているだけではなかなか利益が出ないから何とかしたい、と。
そこでその知人は、漁で魚と一緒に引き上げた海水を売ることを思
いついたそうです。
いつもは捨てるだけだった海水が、実はペットとして魚を飼ってい
る観賞魚愛好家にいい価格で売れるのだそうです。
この話を聞いた時はびっくりしましたが、発想の転換でいろいろ
なビジネスがあるものだな、と深く感心してしまいました。
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■空気は運びたくない
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捨てるはずだったものに価値を見出した例は、世の中にはいろいろ
あるようです。
例えば、荷物を運んだトラックは、荷物を降ろした後の帰り道は、
“空気”を運んでいるようなもの。
だから、通常料金よりも安く荷物を引き受けることで、捨てるはず
だった空間を埋めるビジネスが生まれたわけです。
飛行機の格安チケットのカラクリも、帰り道の空席を埋めたい
飛行機会社の思惑が絡んでいるのは有名な話。
空気を運ぶくらいなら、半額でもいいので人間を運びたい、という
ことなのですね。
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■空席を埋めたいが・・
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アメリカでは大リーグのチケットが売れ残りそうになったとき、買
い手が希望額で“入札”し、販売側が受け入れれば商談成立すると
いうビジネスが始まったそうです。(日経夕刊20110203)
空席にしておくくらいなら、半額でもいいから球団側は売りたい。
そうやって集客力を高めれば、売店などの収入増につながる、と
期待するのだそうです。
しかしこれは定価で買った人との公平性が保てない恐れがあるよう
です。
定価でチケットを買った人と半額で買った人が隣同士になること
もあるわけです。定価で買った人はいい気分はしませんね。
下手をすると、定価で買ってくれる「上客」の信頼を失いかねま
せんので、こういうスタイルのビジネスをする時には細心の注意
が必要になるでしょう。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
捨てるはずのものを、捨てずに新たなビジネスに発展させるという
のは、「もったいない」の精神です。
例えば、仕事中の移動時間にボーっと過ごしてしまうことは、もっ
たいないですよね。
その時間をいかに価値ある時間にできるかが、収益体質を強化す
るためのポイントになると思います。
本などで勉強するもよし、戦略を練るのもよし、イメージトレーニ
ングをするもよし。
ケータイゲームやスマートフォンをいじって遊んでいては、あまり
にももったいない、と思います。
時間は僕たちにとって最も貴重であるにもかかわらず、最も粗末に
扱っているものの代表格ではないでしょうか?
細切れ時間や移動時間を無駄にしない。
もったいない、もったいない。
それが大きな利益を生む種になるのだと思います。
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■編集後記
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節分が過ぎ、いよいよエンジンがかかって来ました。今日は、新し
いビジネスに発展しそうな、そんな予感をさせてくれる人たちに立
て続けに会う予定です、めちゃくちゃ楽しみです。頑張ります!
愛される会社プロジェクト→ https://raymac.jp/aip
(第303号終わり)
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