2020/12/14
才能よりも、好きか嫌いかで決めた方が良い
愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマックの豊田です。
今回のテーマは【才能よりも、好きか嫌いかで決めた方が良い】です。
「豊田さんって、コンサルティングをやって、起業家インタビューも毎月やって、ニュースレター発行して、メルマガを毎週書いて、あれもこれもやってすごいですね。どうやって時間管理しているんですか?」
とよく聴かれるんですが、とんでもない。どっちかというと時間管理って苦手で、気が付くと割とダラダラとしている方です。
休みの日なんてホント家でダラダラグダグダとテレビ見たりして、すぐにウェイトオーバーしてします(汗)。休み明けは、毎回反省の日々です。
テレビを見ないのがデキる仕事人の条件みたいに言われる昨今ですが、僕は見ます(きっぱり)。
先日、テレビを見ていて、おおそうか~と学ぶことがいくつかありました。
青山学院出身の天才と呼ばれた長距離ランナーの話。その人は、それほど練習せずともすごいタイムを記録し、周囲から天才と持てはやされた超優秀なアスリートです。
その実績で卒業後は実業団チームに入団するものの、その才能を開花させることなく、チームを辞め、早々に引退してしまいました。
なぜ?
本人曰く、走るのをやめた理由は、「走るのが好きじゃなかったから」。才能はあれど、好きじゃない。
だから情熱が湧かず、続けられない。ゆえに大成せず終わる。そんな人の話でした。
一方、別の番組。その番組では、サッカーが好きで日本代表を目指すものの、国内のプロチームとは契約できなかったあるサッカー選手が特集されていました。彼はその後、アジアやヨーロッパの国々へ渡り、契約してくれるプロチームを求めて入団テストを受け続けるもすべて不合格。ようやくあるヨーロッパの下部リーグのチームと契約するも、その時すでに25歳。そこで自分の限界を悟る。
しかし、このサッカー選手のストーリーをテレビで見たある投資家が、その情熱の強さに感銘し、彼に出資すると申し出ます。現在彼はその出資を機にサッカー関連のビジネスを立ち上げ、生き生きと将来を語っていました。
前者のランナーは、才能はあったけれど、好きじゃないから続けられなかった人。今は普通にサラリーマンをしている。
後者のサッカー選手は、才能は無かったが、サッカーへの情熱は強く、継続してチャレンジしていたら次の道が開けた人。今は好きなサッカーを仕事にしている。
どっちの人生がいいかんなんて比べられない。でも、後者の青年のほうが楽しそうに見えたのは僕だけじゃないはずです。
うーむ、結局、好きなことをやっている人が一番幸せそうだぞ、と。仮にそれで芽が出なかったとしても、軸をブラさず突進するその姿が、周りの共感を呼び、ビジネスが回りだしたりするのだな、と。
京セラの稲森和夫さんは、「その仕事が好きで、それをやりたいと思うことが、それを現実にする力が潜在的に備わっている証拠である」「人間は素質や能力がないことをあまりしたいとは思わないものだ」という趣旨のことを著書「生き方」の中で述べています。
僕は印刷会社で11年、人材会社で7年働いた後(後半すこし起業と並行していましたが)、経営コンサルティング事業で起業しました。それまで、経営コンサルティングを一度もやったこともない状態での起業でしたので、果たして自分にこの仕事に適性があるのか?、才能はあるのか?と思い悩むこともありました。それくらい、見切り発車の起業だったのです。その時、この稲盛さんの言葉に触れて、勇気づけられたことを思い出します。才能があるかどうかは分からないけど、とりあえずやりたいという気持ちは強くある。だから絶対にやれるはずだ、と意を強くしたのです。(かなり危なっかしいですが)
才能があるか否かよりも、好きか嫌いかの方が、自分にとって大事なんだよな、と。
そんなことをダラダラしながら考えました。
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