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豊田礼人の基本的な考え方を
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2005/07/29

第15号 ついに来た!ブランド体操服

クールビズってまだ死語じゃないですよね?

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■本日のテーマ:ついに来た!ブランド体操服
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大学全入時代が来るそうです。大学銘柄を選ばなければ、受験生が全
員大学に入れる時代が来るのです。少子化の影響で大学の定員数がだ
ぶつき始めるんですね。

そうなると、大学側はいかに他大学と差別化して学生を確保するかが、
生き残りのテーマになります。そのとき、ブランド力のある大学ほど
優位に学生を集められます。

高校も同じです。超ブランド校は別にして、多くの高校では、いろい
ろな工夫をして生徒を集めなければなりません。

高校野球の例にように、スポーツなどで全国的に名を売り、生徒を集
める方法は以前から行われてきました。また、最近は「やっぱり学歴
が重要」ということで、ブランド大学への高進学率を売りにする高校
も多いですね。

そうなると、制服も重要です。制服が「カワイイ」という理由で高校
を選ぶ女子中学生の存在は以前から伝えられていました。

確かに、自分の中学・高校時代を振り返ると、少し特徴のありすぎる
「変」な制服の高校は、人気がありませんでした。多感な中学生にと
って、これ重要です。

そしてついに、体操服も差別化の対象となりました。「リーボック」
「ニューバランス」などのマークが入ったブランド体操服が登場して
いるのです。例えば「ウチの高校の体操服はナイキ製です」という売
り文句は、親はともかく、中学生にはアピールするのでしょう。

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■ブランドのココロ:会社に付加価値をつける
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企業では、どうでしょうか。
「制服のある職場がいい」という意見は、女性の間からはよく聞かれ
ます。一時銀行窓口の女性も制服を着なくなりましたが、最近徐々に
復活しているようです。その制服が有名なファッションブランド製だ
ったら、ちょっと嬉しいはずです。

優秀な社員を採用したい企業は、制服やきれいなオフィスといったハ
ードの部分にも気を配る必要があります。「そんな些細なことで左右
される学生なんか要らない!」とおっしゃる経営者も多いことでしょ
うが、現実の学生たちはシビアに企業を見ています。

例えばこんなのどうでしょう?

・現場の作業着をアディダスの3本ラインが入ったものに変えてみる。
・ホーキンスの安全靴を採用してみる(あるのでしょうか?)
・MKタクシーの制服は確か「ハナエモリ」だったはず
・営業マン全員にモンブランの万年筆を持たせてみる
・オフィスデザインに空間コンサルタント(最近いるんですこういう
人)の意見を取り入れてみる
・営業マンのカバンを「吉田カバン」製にしてみる
・営業車をエコカーに変えてみる
・社有の自転車をBMW製にしてみる
・宅配便をFedexに変えてみる(なんとなくカッコよくないですか?)
・男性社員のクールビズにスタイリストをつけてみる

昔ながらの経営者には怒られそうですが、若い人たちには受け入れら
れるはずです。離婚で話題になった藤田晋社長のサイバーエージェン
トでは、社員専用のバーがあったり、会社の近所(渋谷から2駅以内)
に住む社員には手当てを出すといった工夫をしているそうです。近く
に住むことによって、絆を深める狙いです。

今の時代に伸びてる会社は、今の人に合った発想をもっています。
過去のやりかたにこだわらず、トライしてみることが重要です。

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■自分レベルの視点で
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個人レベルでは、皆さん日ごろからやってますよね。ブランド品を持
つと、ちょっといい気分になるものです。

いい気分になると、前向きになれるし、ニコニコできます。

大切な人へ、たまには「ブランド品」を贈ってみてはどうでしょう。
普段ブランド品に興味が無い人でも、実際手にしてみると、単純に嬉
しいはずです。

そういうマジックがブランド品にはあるのですね。

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■今週の一冊 「会社人間の死と再生」 村上龍 著
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村上龍氏が、20代後半~30代の様々な業界で働く人たちにインタビュ
ーしたものです。図書館でたまたま見つけて読みました。
銀行・ゼネコン・IT・フリーター・起業家などが現在の自分につい
て赤裸々に語ってくれます。みんなそれぞれの立場で頑張っているんだ
な、というのが率直な感想です。

氏の「現在の日本社会では、会社、あるいは終身雇用という幻想から
自由な人ほどハッピーな人生を送る」という言葉が強烈に響く一冊で
す。

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■もう一言
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ファッションデザイナーのドン小西さんが日経MJで吠えています。
クールビズなんてカタカナで踊らされる日本人は馬鹿な人種だと。

ネクタイスタイルは200年の試行錯誤の上にできたものだから、そ
んな簡単に変えられるものではない、のだそうです。

クールビズが定着するかどうか、私には分かりませんが、そいうこと
を考える余力もなくなるほど、名古屋の夏は暑いです。

干からびる前に水分を!!

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