2008/04/11
第156号【ミステリーはあるか?】
今年はあまり花粉に悩まされることなくここまできています。
皆さんは花粉どうですか?
ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続156週間、無休で発行しています!今週も書けた!)
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■ヒストリー VS ミステリー
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伝統や歴史は、ブランド力を高めるための大きな要素です。
ルイ・ヴィトンもエルメスも、その起源は今から150年以上も前ま
で遡ります。ルイ・ヴィトンはトランク工場、エルメスは馬具工房と
して、その歴史を始めました。
新興ブランドがこうした伝統と歴史あるブランドと戦うためには、
秘密性が重要だと、「サマンサタバサ」の寺田和正社長が言っています
(日本経済新聞 2008年4月7日)。ヒストリーにはミステリーで
対抗するのだということです。
それゆえ、「サマンサタバサ」の名前の由来も明らかにしていないそう
です。確かに、同ブランドは神秘性を上手く利用し、イメージキャラ
クターのキャスティングも奏功し、日本発の世界ブランドとして少し
ずつ地位を確立しています。
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■レクサスの弱さとは?
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レクサスに必要なのは、秘密性だ。
とボクが思ったのは、このサマンサタバサの記事を読んだからです。
レクサスも、伝統と歴史に恵まれた欧州高級ブランドと戦う新興ブラ
ンドです。いくら「自分たちは高級車です」と自分たちで言ったとこ
ろで、列強のブランドの前では虚しく聞こえます。
早晩に歴史と伝統を作ることはできない。しかし、秘密性や神秘性は
戦略の立て方によって醸成できるのではないでしょうか。レクサス=
トヨタという図式は、裏が見えすぎて、秘密性や神秘性とは程遠い。
ここらへんに、レクサスの悩みの根源が潜んでいる気がします。
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■死が存在を神にする
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ジェームス・ディーン、松田優作、ジョン・レノン、ジャニス・ジョップ
リン、シド・ビシャス、カート・コバーン・・・・。
エンターテイメントの世界で「伝説のヒーロー」的に扱われる彼らは、
ある意味「ブランド」です。それもかなり強力な。
彼らの名前や写真を使ったクリエイティブがいまだに世の中に溢れ、支
持されているということがそれを物語っています。
彼らがブランドになったのは、その「死」によって神格化されたこと
と無縁ではないでしょう。
死が彼らを「秘密に満ちた存在」にし、それにより、世界中の人々か
らいつまでも忘れらない、そして強いインパクトを持った存在になり
得たのだと思います。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではどうでしょう?
人間は、知らないものを知りたいという潜在的欲求を持った存在だと
思います。だから、よく知らないモノを見たとき、もっと知りたいと
思い、強い欲求が湧き起こるのです。
そこで、全てを見せずに、ある部分に秘密性を持たせておくことが、
ブランド力を強くするのだ、とサマンサタバサは教えてくれます。
さて、あなたの秘密は何ですか?
その秘密を、あなたブランドを強くすることに使えませんか?
(この週末、考えてみよう)
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■編集後記
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ゴールデンウィークはどこも混むし、何かと高くつくのでゴールデン
ウィーク後にあるホテルを予約しました。WEBサイトで予約をした
のですが、驚くことに、一番高い部屋から満室になっているんですね。
しかも、かなり先まで。世の中、お金持ちはたくさんいるみたいです。
(第156号終わり)
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