2013/03/01
第411号【事前期待をマネジメントする】
◎今週のメルマガ 【事前期待をマネジメントする】 ============================== ■事前期待が高すぎると、ガッカリすることがある ============================== 例えば、雑誌などで紹介されていた、郊外の素敵な飲食店に行くと します。 雑誌での美味しそうな料理写真とおしゃれな外観に胸を膨らませ、 少々遠いのだけれど、わくわくしながら車を走らせます。 その店が遠ければ遠いほど、その道中に期待は高まります。 事前期待は時間とともに大きくなるのです。 ようやく到着し、実際食べてみたところ、結構普通のレベル。 そこそこ美味しいのだけれど、事前期待が大き過ぎたために、 ガッカリしてしまう。 こういうことって、よくありますよね。 ============================== ■事前期待をほどほどにおさえる ============================== 顧客満足は、 「顧客が感じた価値」が「事前期待」を上回ったときに発生します。 ゆえに、顧客満足を上げるためには、 顧客が感じる価値を高めていく方向性と、 事前期待をほどほどに押さえるという方向性があるわけです。 集客するためには、自社商品の良さをアピールし、 顧客の事前期待を上げる事に走りがちですが、 むやみに事前期待を上げすぎないことも、 顧客満足を勝ち得るためにはとても重要なことなのです。 ============================== ■バランスが大事 ============================== マスコミに頻繁に登場して、 自社の良さを常に宣伝している社長さんを時々見かけます。 いかに自社が成功しているかを、世間に示すその社長。 そのノウハウをベースにコンサルティングをやり出したりします。 成功したその会社を見て、 顧客は「さぞ素晴らしい商品やサービスを扱う会社なのだろう」と思います。 しかし、あまり顧客の事前期待を高めてしまうと、 実はとても危険です。 うちの会社は素晴らしい!と宣伝して、顧客の事前期待を高め、 受注を増やそうという作戦だと思いますが、 やり過ぎると、事前期待が高いがために、 顧客が実際のサービスを受けたとき、 不満足を感じる結果を招くおそれがあるわけです。 集客のために事前期待を高めたいのだけれど、 必要以上に高めてしまうと顧客不満足を招いてしまう。 事前期待をどうマネジメントするか。 そのためにはバランス感覚が重要になってくるわけです。 ============================== ■自分レベルの視点で ============================== 自分レベルではどうでしょうか? 奥さんが夫に対して、これくらいのお手伝いはしてくれるだろうと 期待する。 例えば、皿洗いをしたり、 洗濯物を取り込むことくらいはしてくれるだろうと。 あるいは、経営者が社員に対して、 これくらいのことはやってくれるだろうと期待する。 例えば、売上の数字目標について、 前年比トントンくらいはやってくれるだろうと。 その期待が大きいほど、実際にやってくれなかったときはガッカリし、 場合によっては怒りに発展してしまう。 こういうことを防ぐためには、 相手に過剰に期待しない、ということも大切です。 相手に期待するな、というと少し寂しいですが、、 事前期待をマネジメントして、 満足度や幸福度を最大化するというのは、 精神衛生上、とても重要ですよね、と言いたいわけなのです。 ============================== ■編集後記 ============================== 今週月曜日は、愛される会社プロジェクトの24回目となるセミナー でした。準備でいつになくバタバタしましたが、とても楽しく開催 することができました。日々、成長を目指して頑張っています! ※愛される会社プロジェクトの会報誌、レイマックプレスの無料 お試し購読ができます。毎月、さまざまな業種の経営者の起業体験を 読むことで、経営脳を育てることができます。是非一度お試しくだ さいませ。→ https://www.raymac.jp/lp
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