2010/12/28
繁盛ラーメン屋から学ぶこと
昨日、あるクライアント企業で営業会議をしていました。
僕が、「自分のお気に入りの飲食店を思い浮かべ、なぜ自分がその店を気に入っているかを考えてみてください」とお題を出しました。
客の立場に立って考えることを鍛えるエクササイズです。
すると、ある年配の社員さんがこう言いました。
「近所のラーメン屋によく行きます。結構おいしいんです」
「おいしいこと以外に、何か気に入っていることがありますか?」と僕。
「・・・。そうですね、店に入ると、店員さんがすぐに注文を取りに来てくれるんです。それが気持ちいいですね」
すると、他の2人の社員さんがこう言いました。
「それって、○○っていうラーメン屋じゃないですか?確かに、あそこは注文取りがすごく早いよね」
このラーメン屋はチェーン店ですが、どうやらどこの店舗も「注文取りがすごく早い」らしいのです。
お店に入ってもなかなか注文を取りに来てくれないと、本当にイライラします。件のラーメン屋では、この時点の客のイライラを解消することに力を入れているようです。同じ感想を持つ人が同時に3人もいたわけですから、かなり徹底しているのでしょうね。
「注文で待たされるのは誰でもイヤ。だって無視されているような気がするから。だから、自分たちはとんでもなく早く注文を取りに行こう。自分がされて嬉しいことは、きっとお客さんも嬉しいはずだから。」
おそらくこのラーメン屋の社長はこう考えたのでしょう。
人からされたいと思うことを、自ら人にしなさい。(by スティーブン・R・コヴィ)
こういう差別化の方法もあるんだな、と関心しました。またしてもお客さんから勉強させて頂きました。ありがとうございます!
自分がお客の立場になったとき、色々と見えてくるものがあります。それをどんどん自分の仕事に活かしていきたいですね。
まだまだやれることはたくさんあるはずです。
頑張りましょう。
応援してます!
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