2010/02/12
第252号【時間をお金で買うタイミング】
昨日は一日閉じこもって仕事をしていました。巣ごもり消費ならぬ
巣ごもり仕事・・・でした。
(連続252週間、無休で発行しています。春はまだか?)
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■上手なお金の使い方
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クライアントの社長は、エクセルのスキルが自分に足りないと見る
や、すぐにパソコンスクールから講師を派遣してもらい、瞬く間に
スキルを身につけました。
こういうスピード感のある経営者は、仕事においても成果を出しやす
い。問題を早く解決するために、お金を使うことを惜しまないのです。
こういう経営者たちは、僕のようなコンサルタントを利用すること
も、時間短縮のためには必要だと認めてくれているのかもしれません。
自分が時間をかけてやることと、お金を払って他人から知識や知恵を
得た方が効率的なことを見極め、どんどん仕事を前に進めていきます。
お金の使い方が上手な経営者は、事業を成長させるスピードが速い
気がします。
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■時間に投資せよ
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『レバレッジ時間術』で有名な本田直之さんも時間に投資せよ、と
言っています。
目の前の仕事をひたすら順番にこなすのではなく、まずはその仕事を
効率的に処理する方法や仕組みを考える時間を持て、と。
例えば、毎日3時間、キーボード入力する仕事があったとします。
この仕事に取り掛かる前にブラインドタッチのスキルをマスターす
ることに時間とお金を投資すれば、その後の生産性は何倍にもなる。
こういうことって、頭で分かっていてもなかなか行動に移せませんが、
結果を出す人になるためには、欠かせない視点なのかもしれません。
締め切りを意識して行動する重要性を、本田さんは説いているのです。
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■ M&Aという興奮
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会社の成長を加速させるために、M&A(合併・買収)が行われるこ
とがあります。
自社に無い販売網や技術力を瞬時に得るために、それを持っている
企業を買収する荒療法。これにより競争力や交渉力を倍増させ、成
長する時間を短縮させることができます。
しかし。
ドラッカーはこう警告します。
「経営者が合併や買収に乗り出すのは、健全な根拠があるというより、
本当に役立つ仕事と比較してはるかに強烈な興奮を味わえるからだ」
と。
現に、自社の苦境から逃れるためのM&Aは、世界的に見ても成功
する確率は低いといいます。
「凡庸な二社が合併しても、偉大な一社になることはありえないのだ」
というドラッカーの言葉は、キリンとサントリーの両経営者にはど
う聞こえるのでしょうか。
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■自分レベルの視点で
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さて、自分レベルではどうでしょう?
時間が無限にあるのならば、自分の力だけで全てをやっても良いの
でしょうが、僕たちはいずれ引退し、死ぬ時がきます。
それまでにやりたいことややるべきことを完成させたいので、時間
をお金で買うという発想は時に必要になります。
かつて中小企業診断士の資格取得を目指したとき、独学でやろうと
したために時間がかかってしまった反省があります。
最初から専門学校に通えば、大幅な時間短縮ができたのでは?と考
えると、もったいなかったなと思います。
ただ、やみくもお金を払って早く成果を得ることのみにこだわって
もいけません。僕はホームページを当初は自分で作っていました。
時間はかかりましたが、あの経験があったからこそ、色々な仕組み
が分かったし、WEBの世界を勉強することができました。
そのうえで、外注に発注したことで、無駄なく良いお金の使い方
ができたと思っています。
大切なのは、どのタイミングで時間を買うか、なのだと思います。
僕たちはいつ死ぬのか分からない。
だからこそ、時間を大切に、時には「買う」ことも重要な戦略に
なるのですね。
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■編集後記
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毎月、会報誌『レイマックプレス』のために経営者のインタビュー
をしていますが、インタビュー内容を文章に起こしてお見せすると、
当の経営者様はとても喜んでくれます。先日インタビューさせて頂
いた経営者からも大絶賛され、特別に会報誌を○百冊売ってくれと
頼まれてしまいました。本当にありがたいことです。これからもライフ
ワークのつもりで続けていくつもりです。
◎ レイマックプレスバックナンバー https://raymac.jp/aip/raymacpress
【勉強会のお知らせ】
2月16日(火)19時より、名古屋国際センターにて『7つの習慣』を
テーマにした勉強会を行います。名古屋近隣の方は是非ご参加ください。
詳細・お申し込みはこちらから。
https://www.raymac.jp/pdf/seminar1002.pdf
(第252号終わり)
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