名古屋の経営コンサルタント レイマック

豊田礼人ブログ「シンプルなことの繰り返し」

2022/07/09

力を入れすぎると、空振りする。力が抜けるとミート率が上がる。しがみつくと逃げられる。忘れているとやって来る。

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

今日は【しがみつくと逃げられる。忘れているとやって来る。肩の力を抜いて、手放すことの大切さ】について考えてみましょう。

 

 

◆忙しい時にこそ新規開拓を

 

 

先日、あるクライアント様の営業マンと話していて、「忙しいときほど新規開拓しなくちゃね」と彼が言っていて、ホントそうだよねと納得しました。

 

 

 

忙しいときに、「今、売上は十分あるから新規客なんていらないけど、ま、近くに来たから寄っておくか」というときほど、新規開拓は上手くいくものだということです。逆に、業績が下降してから慌てて新規開拓しようとすると、「仕事獲らなきゃ!」とプレッシャーがかかりすぎて、うまくいかない。

 

 

 

力が抜けていると、自信が満ちて見え、パフォーマンスが上がる。肩に力が入りすぎていると、余裕がなくなり、それがお客様にも伝わり、うまくいかない。こういうメンタルの部分が仕事の成果に与える影響って馬鹿にできないんですよね。

 

 

 

◆余裕がある人から買いたい

 

 

頑張った時ほど結果が欲しくなるのが人間です。こんなに頑張ったんだから、報われたい!と思うんですよね。(僕も思います)

 

 

 

でも、お客様からしてみると関係ない。一生懸命頑張っているかどうかは、当たり前で。それよりも、自分に役立つ人かどうか、自分に役立つ提案をしてくれるかどうかが大事です。

 

 

 

加えて、プレッシャーから余裕がない人よりも、どこか堂々としていて、笑顔で気持ちよく接してくれる人から買いたいですよね。

 

 

◆待てば待つほど来ない

 

 

これって、追いかければ追いかけるほど逃げていく、っていうやつです。人間関係でも、こういうことはよくおきます。待っているときほど、待ち人からの連絡は来ないのも同じ。あの企業に提案したあの案件について、連絡が来ないかな~とメールをチェックしているときは連絡は来ない。

 

 

 

そんなことは忘れて昼寝でもしている時ほど、電話が鳴ったり、メールが来ていたりします。

 

 

 

気持ちを込めて仕事をすることは大事ですが、力が入りすぎたり、しがみつき過ぎたりしていると、パフォーマンスも下がり、運もめぐってこないのかなと思います。

 

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?僕たちは、肩に力が入りすぎていないだろうか?

 

 

 

仕事を得ようとするがあまり、余裕をなくし、それがお客様に伝わっていないだろうか?

 

 

 

力を入れすぎると、空振りする。力が抜けるとミート率が上がる。しがみつくと逃げられる。忘れているとやって来る。つまりこれって、未来や過去にとらわれ過ぎず、目の前のことに集中せよってことですよね。

 

 

 

来なかったあの客より、今日来てくれた目の前のお客様に全力で対応しよう。

 

 

 

そこに集中していれば、忘れたころに、あのお客様もやって来る。

 

 

 

手放そう。

 

 

 

応援しています。

 

(無料メルマガ『愛される会社の法則』第776号を一部修正)

 

 

※メルマガの登録はこちらから。(無料)

 

 

マーケティングの基礎を学びたい人へ ↓↓↓

★売るため7(ウルタメセブン)冊子版(123頁)

ご購入はこちらから

 

※無料のダウンロード版もあります。ダウンロード版はこちらからどうぞ。

 

2022/07/01

実験実験と試していたら大企業から問い合わせが来てビックリした件

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

今日は【大量に試して、うまくいったものを残す】について考えてみましょう。

 

 

 

◆コンサルティングあるある

 

 

 

コンサルティングをしている時の「あるある」のひとつに、「効率的に新規客を獲得する方法を教えてほしい」とか「すぐに売上が増える方法を教えて欲しい」と相手から言われちゃう、
いうものがあります。

 

 

 

その人たちは、「コンサルタントなんだから、そういうウルトラ級の技を持っているんでしょ?手っ取り早くそれを教えてほしい」という。気持ちは分かりますが、そんな方法なんてないんですよ。(すみません)

 

 

唯一あるとすれば、「簡単に儲かる方法なんてない」と理解し、失敗を恐れず可能性があるものに大量にチャレンジし続けること、です。つまり「すぐに儲けたい」という気持ちを捨てることこそ、唯一の「儲かる道」なんですよね、ということです。(なんだか禅の問答みたいですね)

 

 

 

◆大量に試して、うまくいったものを残す

 

 

世の中の成功している企業は、すぐに結果を求めずに、大量に「試す」ことを重視しています。泣く子も黙るGAFAの一角、アマゾンの成功の裏には「試す力」があったと言われています。日の目を見ている事業の背後には、大量の「失敗」があった、と。

 

 

 

ポストイットで有名な3M(スリーエム)の社是は、「試してみよう、なるべく早く」だそうです。

 

 

 

世界的名著「ビジョナリーカンパニー」の著者、ジム・コリンズ氏は、成功している企業に共通することは、「大量に試して、うまくいったものを残す」ということだそうです。たくさん試すという、一見非効率的なことに、成功のきっかけが潜んでいるのだ、と偉大な人たちは口を揃えて言うわけです。

 

 

 

◆試すコストは下がっている

 

 

実行する前に、入念に準備する。あれこれ納得いくまで調べる・・・。これはこれで意味はありますが、調べてばかりで、なかなか始めようとしない人に、時々出会います。で、何も変わらないまま時間だけが経つ・・・。(今年も半分、終わりました。)。僕の個人的な印象では、男性に多い。しかもどちらかというと高学歴の人。

 

 

 

現在は、「試すコスト」がすごく下がっている世の中。だから失敗してもそれほど損失が出ない。ゆえに、試さずにじっくり考えて損が出ないようにする、ということの意味が薄れてきているのです。それよりも「何もしないことのリスク」を知らなければいけません。

 

 

 

まず、失敗するとかっこ悪い、という思い込みを捨てることが大事、と思います。

 

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?僕たちは大量に試し、うまくいったものを残す、ということを意識しているでしょうか?

 

 

 

僕は少し前から「印刷経営研究所」というサイトを立上げ、そこに記事をどんどん上げて、印刷会社の関係者に見てもらう、という取り組みをしています。https://insatsu-lab.com/

 

 

 

これは、業種特化型のサイトを作り、ゼロから記事を出し続け、お金をかけずに見込み客を集め、成約まで持っていく、というプロモーション策を「試して」いるのです。最初は全くアクセス数が増えませんでしたが、徐々に来訪者が増え始め、最近1件の成約を得ました。1件は商談中です。また日本を代表する広告会社の関連大企業から研修の依頼がきて、しっかり受注させて頂きました。

 

 

 

もう少し続けてノウハウをためた後、クライアント様にもシェアしていきたいと思っています。

 

 

 

最初はアクセスが増えず、問い合わせもない状態のころは、さすがに心が折れそうになりましたが、「これは実験なのだ」「僕が率先して試すのだ」と己に言い聞かせ、記事をアップしていました。少し報われました(笑)。とりあえずサイトの製作費はペイできたので、今後は少し緩めて、楽しく続けていきたいと思います。

 

 

 

皆さんもぜひ、いろいろと試してみてくださいね。「実験!実験!」が合言葉。

 

 

 

どれだけ得られたかよりも、どれだけ試したか、をKPI(重要業績評価指標)にして。

 

 

 

応援しています。

(無料メルマガ『愛される会社の法則』第771号を一部修正)

 

 

※メルマガの登録はこちらから。(無料)

 

 

マーケティングの基礎を学びたい人へ ↓↓↓

★売るため7(ウルタメセブン)冊子版(123頁)

ご購入はこちらから

 

※無料のダウンロード版もあります。ダウンロード版はこちらからどうぞ。

 

2022/06/18

ほうれん草農家、あす菜の水野博さんにインタビューしました。

【165発目 ちょっと高いけど、めちゃくちゃおいしいほうれん草作っています 編】

 

塾経営者から農家に転身(変身?)し、枠にはまらない美味しいほうれん草や枝豆を作って販売するあす菜の 水野 博さんにインタビューしました。

 

 

農業の始め方、農協との付き合い方やルール、農作物のブランディングの方法など、普段は聴けない話を根掘り葉掘り聴かせて頂きました。

 

 

塾も農業も「育てる」という点では同じこと。今は野菜を育て、ブランドを育てる水野さんの半生と、これからの野望をお聞きし、いつものことながら、聴いている自分が一番刺激を受ける取材となりました。

 

 

農業起業家として生きていくひとつのやり方がここにありました。レイマックプレスの165号(2022年5月号)に掲載しています。またすごい経営者に会いましたー!

 

あす菜 https://hiro4109.base.shop/
レイマックプレス https://raymac.jp/club/press/

 

 

 

マーケティングの基礎を学びたい人へ ↓↓↓

★売るため7(ウルタメセブン)冊子版(123頁)

ご購入はこちらから

 

※無料のダウンロード版もあります。ダウンロード版はこちらからどうぞ。

 

2022/05/15

努力が幸運を追い越していく

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

今日は【努力が幸運を追い越していく】についてです。

 

◆いきなり売れた芸能人のその後

 

 

 

俳優でサックスプレイヤー、最近は「筋肉」で話題の武田真治さんが、以前TV番組「しくじり先生」に出ていました。

 

 

 

若くしてアイドル的に売れた武田さんは、いきなり引く手あまたの売れっ子芸能人になったそうです。しかしその後低迷し、思い悩み、一時はひきこもりのような状態になっていたそうです。

 

 

 

復活のきっかけは、忌野清志郎さんの音楽ユニットにサックスプレイヤーとして誘われたことだったとか。

 

 

 

その時に清志郎さんに温かい言葉をかけられ、本来の自分を取り戻し、現在の復活につながったのだそうです。

 

 

 

◆幸運と努力の競争

 

 

 

美男子コンテストで選ばれて芸能界デビューし、幸運にもすぐに売れっ子になった武田さん。お笑い芸人との番組のレギュラーに抜擢されます。当初はすでに売れていた武田さん中心の番組企画だったそうです。

 

 

 

しかしその後、チャンスをものにしようと死に物狂いでがんばる芸人さんたちから、何も努力していない自分が取り残されていきます。

 

 

 

幸運で売れた自分はそれにあぐらをかいて停滞している。一方で芸人さんたちは必死に努力し、どんどん実力をつけて成長していく。この時のことを武田さんはこう表現していました。

 

 

「努力が幸運を追い越していく」

 

 

幸運な自分。それを努力の芸人さんたちが追い越していく・・・。

 

 

 

◆幸運は遅めに来た方がいい

 

 

 

誰にでも人生に幸運が来る時期があります。その幸運が早めに来るか、遅めに来るか。武田さんは早めに来たんですね。

 

 

 

僕は、幸運はどちらかというと遅めに来た方がいいと思っています。早めに来ちゃうと、若い自分はそれを実力だと勘違いしてしまい、努力を積み上げることを怠ってしまいます。この「悪習慣」が及ぼす悪影響は意外と侮れないのです。

 

 

 

僕は起業した後しばらく、なかなか顧客を獲得できない時期がありました。だからこそこの時期に、マーケティング策をあれこれ工夫したため、その力が開発されました。スキル面だけじゃなく、精神面でも鍛えられました。このことは本当に僕の起業人生においてよかったと思います。

 

 

 

そして、努力の後にやってきた幸運は、地に足をつけながら、それをしっかり受け止め、謙虚に乗っかることができます。

 

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?僕たちは、まずコツコツと努力を積み上げてから幸運を待つ、という順番を守っているでしょうか。

 

 

 

早いタイミングで幸運が来るなら来るで、それもまあいいでしょう。でもちゃんと自分の実力を客観的に把握していないと、勘違いを起こし、その後に大きなエラーをしてしまう可能性があります。武田さんのように。

 

 

 

短期間で得た人気は、短期間で消える。同じく、短期間に急激に増えた売上げは、短期間で消える。一方で、じっくり増えた売上げは、なかなか減らない。これは僕自身の事業でも言えると思うし、僕の周りの会社や事業者を見ていても感じます。

 

 

幸運は後から来ればいい。それまでは、地味な毎日を積み重ねながら待て、と。

 

 

末永く、応援しています。

 

 

 

(無料メルマガ『愛される会社の法則』第770号を一部修正)

 

 

※メルマガの登録はこちらから。(無料)

 

 

マーケティングの基礎を学びたい人へ ↓↓↓

★売るため7(ウルタメセブン)冊子版(123頁)

ご購入はこちらから

 

※無料のダウンロード版もあります。ダウンロード版はこちらからどうぞ。

 

2022/05/01

稼ぎながら小さく投資し続ける~バーベル戦略~

愛知県名古屋市で中小企業の業績アップを親身に支援する経営コンサルティング事務所、レイマック・コンサルティングの豊田です。

 

 

 

今日は【稼ぎながら小さく投資し続ける~バーベル戦略】についてです。

 

 

 

◆ユーチューバーか公務員か

 

 

先日、テレビのバラエティ番組のロケ隊が地方へ行き、親子にインタビューしているシーンを見ました。小学生3~4年生と思われるその男の子は、「将来なりたい職業は?」というインタビュアーの質問に対し、

 

 

 

「ユーチューバー!」

 

 

 

と満面の笑みで答えます。

 

 

それを横で聞いていたお母さんは苦笑い。インタビュアーが、「ちなみにお母さんは、息子さんに何になってほしいんですか?」と聞いたとき、すかさず「公務員!」と叫んでいました。

 

 

◆バーベル戦略

 

 

やっぱり親は固い仕事について欲しいと思うんですね。しかし、公務員に就いたから人生は安泰、というほど単純なものでもない、と思います。

 

 

 

やりたいことをやらずに終える人生で、本当に良いのかな、とか。息子にそういう人生を送らせて、親として満足なのかな、とか。

 

 

 

一方で、公務員をやりながら、ユーチューバーもやる、という生き方が普通になるかも、とも思います。あ、副業禁止か否かの問題ももちろんありますけどね。

 

 

 

バーベル戦略という考え方があって、確実に収入が得られる固い仕事とその対極で、「稼げるかどうか分からないけどやりたいこと」を組み合わせ、両方を回しながら生きる、
というものです。

 

 

◆会計士90%、ロックシンガー10%

 

 

ユーチューバーも楽な仕事ではないと思いますが、本当にやりたいのなら、公務員の仕事の合間にやればいい。公務員の仕事で大きく稼ぐことは無理かもしれませんが、ユーチューバーは大きく化ける可能性は、ある。

 

 

 

バーベル戦略は、確実な仕事を確実にやりつつ、一方で自分がやりたい小さな種や芽に、少しずつ時間を投入し続け、開花を待つ戦略。

 

 

 

このバーベル戦略は、山口周さんの著書「ニュータイプの時代」で紹介されていたのですが、そこでは「会計士90%、ロックシンガー10%」という生き方が紹介されていました。

 

 

 

ちょっと古いですが、小椋佳さんというシンガーは銀行員のままプロの歌手として活動をしていましたし、最近では、メンバーが歯科医のまま音楽活動をするGReeeeNという例もあります。

 

 

◆自分レベルの視点で

 

 

自分レベルではいかがでしょうか?

 

 

 

これは、自分の仕事の仕方でも応用できますよね。確実な仕事をやりつつ、小さな種や芽に水や養分を少しずつ注いでいく。そのプロセスを楽しみつつ、大きく開花する可能性を消さないでいること。現時点では稼げないので、そこに大きな資金や時間を投入できませんが、小さくても続けていると、大きく花開く夢は広がります。

 

 

 

先が見えない現代においては、何が正解か、とにかく分かりにくい。そういう中で、目の前の確実な仕事だけをやり続けることが正しい選択であるとはとても言い切れない。むしろ危険すぎる。一方で自分の好きなこと・やりたいことをやって生きるのが、幸せであることは明白。また社員を抱える人ならば、社員がワクワクする仕事をやれればこんなに嬉しいことはない。

 

 

でも経済的なリスクもあるので、目の前の確実な仕事をしながらも片方で好きなことや興味のあることを小さく、継続できる形で続けていくスタンス。それがバーベル戦略です。

 

 

まあとにかく。

 

 

 

決まり切った形なんてないし、誰かが言う「正解」があなたにとっての正解であるはずもない。

 

 

 

稼げることで稼ぎ、好きなことも続けていく。そのちょうどいいバランスを見つけられたらいいですね。

 

 

 

あなたにとってのバーベル戦略。ぜひ見つけてください。

 

 

 

応援しています。

 

 

 

(無料メルマガ『愛される会社の法則』第769号を一部修正)

 

 

※メルマガの登録はこちらから。(無料)

 

 

マーケティングの基礎を学びたい人へ ↓↓↓

★売るため7(ウルタメセブン)冊子版(123頁)

ご購入はこちらから

 

※無料のダウンロード版もあります。ダウンロード版はこちらからどうぞ。

 

最近のブログentries

コンサルプランconsulting plan

情報発信information

毎月発行
Raymac press 最新号

レイマックプレス第175号はHAPPINESSFLOWER 代表、尾関勇亮さんにインタビューしています。     『お客さんを笑顔にするのが嬉しい』   &nb……

>> Raymac pressバックナンバー