名古屋の経営コンサルタント レイマック

2026/01/01

僕のコンサル独立日記(6)~コツコツやり続ける「農場の法則」が僕を救った~

コンサル独立日記(5)から続く。

 

 

 

中小企業向けのコンサルティングで起業した僕。専門分野は「マーケティングと営業」で、いかにして顧客ニーズを理解し、商品をつくり、集客し、売上を上げていくかについてアドバイスをする仕事です。

 

 

この分野を専門にする以上、自分の事業におけるマーケティング戦略が機能していなければ、まったく説得力がありません。つまり自分が売れていなければ、どんな素晴らしいアドバイスをしたとしても「お前が言うな」と言われるでしょう。ですから、まずは自分でマーケティングの仕組みをつくらなければいけない、と強く思いました。

 

 

以前からすでにホームページとメルマガは運営していました。次にやろうと思ったのが「小冊子」です。自分が考える、経営とマーケティングについての読み物(コンテンツ)を作り、それを小さな冊子にまとめて発信しようと思ったのです。この小冊子を使った「コンテンツマーケティング」について、少し詳しく振り返ります。

 

 

まず、今までの経験や得てきた知識と自分の考えを総まとめし、僭越ながら『中小企業の経営はこうあるべきだ」ということについて書いた「愛される会社の法則」という小冊子を作りました。100ページを超える、自分にとっては力作です。原稿段階で信頼できる友人に何度も読んでもらい、内容をブラッシュアップし、その時点で書ける精一杯のことを書きました。

 

 

印刷会社を経営する中学時代の友達に、この小冊子を300冊刷ってもらい(もちろん金は払った)、希望者に無料で配りまくりました。多くの人から好意的な感想を頂き、その感想をネット上で紹介させてもらい、次の読者を獲得していくループを回しました。

 

 

紙の小冊子の良いところは、その場で手渡しができることです。嬉しいことに、義理のお義父さん(妻の父親)が、自分の知り合いの経営者にどんどん配ってくれました。これも紙の良さですね。(お義父さんにはたくさん応援して頂きました)

 

 

また、ネット上でダウンロードして読むこともできるようしていましたが、後から確認すると、ダウンロードした人よりも、紙の小冊子を手にした人の方が、圧倒的に精読率が高いことが分かりました。つまり、紙の方がみなさんちゃんと読んでくれる傾向がある、ということです。

 

 

ブログやメルマガ、SNSと違って、小冊子はまとまった考えを一度に提供でき、また紙にすることで「ありがたみ」や「存在感」また「真剣さ」を伝えることができるというメリットを感じました。目的は自分を知ってもらうことなので、少しでも相手の印象に残るという意味では、この小冊子作戦は有効でした。

 

 

その後、これに味をしめた僕は、第2弾の「売るため7(セブン)」や、第3弾、第4弾と小冊子を作り、発行していくことになります。こうしたコンテンツを活用した「コンテンツマーケティング」の実践が、自分の1つの強みになっていきました。

 

 

コンテンツ・マーケティングのコンテンツとは、「自分に関する情報」です。

 

 

さて、個人や法人が何かを解決したい、あるいは何かを買いたいと考えたとき、どんな行動をするでしょうか?

 

 

色々考えられますが、多くの人は「まず自分の欲求や関心・興味を言語化し、ネットで検索するのではないでしょうか。出てきたウェブサイトを閲覧したり、クチコミ、インターネット上のレビュー、ブログ、企業の商品ページやカタログ、パンフレット、動画などの「情報」を見て、当該商品・サービスを購入するかどうかを検討するでしょう。

 

 

この情報が充実していれば、客は少し信頼を持ち、購買へ近づきます。特に、僕が売ろうとしているコンサルティングというサービスは、形が無い上に、安くないことから、検討に慎重になる商品です。それゆえ、情報=コンテンツをじっくり検討したうえでないと、購買の意思決定ステップが前に進みません。

 

 

この小冊子を無料で配布、あるいはダウンロードしてもらうのと交換に、メールアドレスを取得し、そこに向けてメールマガジン(メルマガ)を配信します。僕に強い関心を持った人はすぐに連絡してきますが、そうでもない人は「そのうち客」としてメルマガで接触し続けます。

 

 

メルマガを通じて緩くつながり続け、その人(会社)がコンサルタントを必要になった時点で僕を思い出し、連絡してもらえるような仕組み作りをせっせとしていったのです。

 

 

土を耕し、種をまき、水や養分を与え続け、芽が出て、木に育ち、実を付けるまで、やり続けます。どこかのプロセスをすっ飛ばして、実だけを収穫しようとしてもできません。これを『農場の法則』と言い、マーケティングや経営の世界において、僕が最も重要だと思っている考え方のひとつです。

 

 

この作戦は時間はかかりますが、コツコツと信頼を積み上げ、ジワジワと効いていきます。この仕組みを作り、回し続けたことが、今振り返っても、とても重要だったと思います。

 

 

 

コンサル独立日記(6)終わり。(7)へ続く。(1)から読む。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

【紙で読みたいという人へ】
★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

2025/10/24

僕のコンサル独立日記(5)~商工会議所への飛び込み訪問は門前払いの嵐~

コンサル独立日記(4)から続く。

 

 

 

独立してすぐに大きめのコンサル契約を獲得することができ、それなりに収入は得ていましたが、「この契約が切れたらどうしよう?」という不安は常にあり、もっと顧客を増やさなければいけないと思っていました。

 

 

それで、商工会議所に行ってみることにしました。商工会議所をはじめとする公的な中小企業支援機関には僕のような中小企業診断士が行う仕事がたくさんあるのではないか、と信じ込んでいたんです。資格さえ取れば、仕事がすぐに来るのだと甘く考えていました。

 

 

まず、地元であり愛知県内で最も大きな会議所である名古屋商工会議所を訪問しました。コネは無いので、飛び込み訪問です。要件を伝えて待っていると、男性職員さんが近づいてきて、「中小企業診断士として登録している先生方はたくさんいます。あなたも登録はできますが、仕事が回ってくることは、恐らく難しいでしょう」と言いました。

 

 

仕事がありそうな商工会議所には、ベテランの先生たちが列をなしていて、仕事にありつくためには、列の最後尾に並んで待つか、ベテラン先生のカバン持ちになり、おこぼれをもらうしかありませんよ、ということです。これはショックでした。

 

 

郊外の商工会議所であれば、もう少し希望があるかもしれないと思い、尾張地区(愛知県の北の方)・三河地区(同南の方)の計10か所くらいの商工会議所に、飛び込み訪問してみましたが、全滅でした。僕は明らかに「招かれざる客」で、職員さんたちはみな、事務的に、お断りの言葉を僕に投げました。

 

 

診断士の資格さえ取れば、公的な中小企業支援の仕事なんて、わけなく獲得できると思い込んでいた自分の甘さに気づき、愕然としました。

 

 

どうしよう?思っていたのと違う・・・。

 

 

「ベテラン先生のカバン持ち・・・」。そんなこと、やりたくない。そういうのが嫌だから、会社を辞めて独立したのです。なんでそんなことを?と変なプライドをこじらせていた僕は、公的な仕事はあきらめました。方向転換し、自分のマーケティング力を磨き、民間企業のコンサル契約をさらに増やしていくことに集中することにしました。

 

 

そもそも、僕が始めたのは「中小企業向けのコンサルティングビジネス」です。中小企業が抱える問題を解決し、発展の支援をする仕事です。中小企業が一番解決したい問題とは、「売上を増やすこと」です。この売上の問題を解決しますよ、と言っているコンサルタントが、自分の売上を上げられないようでは、笑い話だし、とても不誠実なことだな、と思いました。

 

 

「自分ではできていないことを教えますよ」、と言っているわけだから、お前が言うな、と言われます。これを不誠実と呼ばずに、何を不誠実と言うのだろうか?と思ったのです。

 

それで、ホームページをさらにブラッシュアップし、メールマガジンは引き続き毎週発行、読者増加のための広告宣伝、マーケティングや経営戦略について自分の考えをまとめた小冊子の作成・配布、ニュースレターの毎月発行などに時間とお金を投入し続ける作戦に切り替えたのです。売上向上策の実践に次ぐ実践です。

 

 

これによって民間企業のクライアントは増え始め、収入も安定してきました。今振り返って何よりも良かったのは、自分のマーケティングをしっかりと考えて実行したことで、「実践から得た生きたノウハウ」が手に入ったことです。これが本当にその後の自分を助けてくれました。

 

 

飛び込み訪問した時に断ってくれた公的機関の人たちに、感謝しなければなりません。(嫌味じゃなく)もし、すぐに仕事を得て、それなりに忙しくなってしまい、中途半端に収入を得て、何となく安定してしまっていたら、自分で実践して仕事を得るという経験を経ずにいたかもしれません。怪我の功名ですよね。

 

 

そして、民間企業と直接契約してコンサルティングを実践し、コンサルタントとしての経験値も増えてきたころ、いつもお世話になっていた税理士であり中小企業診断士でもあったN先生に声をかけられました。

 

 

「豊田さん、〇〇商工会議所を紹介してあげるから、一緒に行こう」

 

 

 

言われるままにN先生と一緒に訪問すると、初対面の担当者さんが手に契約書を持って出て来て、名刺交換するや否や、その契約書を机に広げました。

 

 

 

それは年間〇百万円くらいのプロジェクトの契約書で、すでに私の名前が入っていました。担当者さんは「N先生の紹介だから、もう豊田さんに決めました。ここにハンコ、押してください」と言いました。自分をアピールすることも、プレゼンすることもなく、仕事が決まっていました。

 

 

 

飛び込み訪問では門前払いの嵐だったけど、信頼ある人からの紹介だと、こんなに簡単に扉は開くのだな、と思った瞬間です。

 

 

 

こうして、民間企業のコンサルティングをしっかりやりながらも、公的機関とのつながりを持ちながら、バランスよく仕事ができる環境が整い始めたのです。

 

 

 

コンサル独立日記(5)終わり。(6)へ続く。(1)から読む。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

【紙で読みたいという人へ】
★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

2025/09/09

僕のコンサル独立日記(4)~2ステップ起業で収入は安定したが、心の中は不安定

コンサル独立日記(3)から続く。

 

 

 

最初にコンサル契約をした中堅企業での仕事は順調でした。経営幹部と常にディスカッションし、現状を把握し、次にやるべきことを決めて実行を後押する―――それを繰り返す。社員さんたちとの関係も良好で、会社は良い方向に向かって進んでいる感触がありました。

 

 

 

一方、元々勤務していた人材会社では、週の半分出勤し、営業の仕事と経理・総務の仕事もするというスタイルになり、こちらも順調。営業の仕事は顧客と人材とのコミュニケーションを密にし、問題の芽を早い段階で摘むことに注力、営業成績も良好に推移しました。

 

 

 

経理・総務の仕事は、年間~月間~週間の業務を一覧化・マニュアル化し、後輩社員と共有することで回していました。社長をはじめ、同僚・後輩のみんなにはとても好意的にこの働き方を受け入れてもらえて、本当に感謝しています。

 

 

 

安定した企業や組織を辞めて、収入をゼロにして、どうなるか分からない起業という道を選ぶということは、とてもリスキーです。若い人ならそういう生き方もOKかもですが、30代後半となり、養う家族がいての起業では、自分のわがままに家族を巻き込んでしまう恐れもあるので、慎重な判断が必要です。

 

 

 

特に住宅ローンを抱えていると、もし返済が滞り、借金まみれになり、自宅を手放すことになったらどうしよう、家族が路頭に迷ったらどうしよう、最悪、一家離散状態になったらどうしよう・・・という不安が渦巻きます。「住宅ローンの縛りが日本の開業率を下げているのではないか」と指摘する専門家もいますが、まったく、その通りだと思います。

 

 

 

僕も、妻・子供・住宅ローンがあったので、それらを抱えたまま、未経験の経営コンサルティングという仕事で起業することは、とんでもない暴挙なんじゃないか、と逡巡しました。この暴挙を覚悟で辞表を出したのですが、幸運にもその後、奇跡の大型コンサル案件の受注があり、元勤務先社長との和解によって、ソフトランディングの態勢が整いました。僕は、思いがけず履くことになった二足の草鞋によって、助けられたのです。

 

 

 

僕の仕事人生は、大企業→中小企業→起業、という順番に進んでいきました。大企業→起業ではなく、一旦中小企業を挟んだことが、振り返るととても良かったと思います。中小企業だからこそ、経営者と近く、「半分独立、半分起業」というわがままな働き方が認められました。大企業ではこうはいかなかったでしょう。このやり方を密かに「2ステップ起業」と呼んで、40代以降の起業志望者には勧めています。

 

 

 

2ステップ起業によって、半分の安定収入を得ながら、半分の時間を使ってコンサル事業に邁進する体制が整いました。収入も安定し、むしろサラリーマンのみの時よりも増えました。子育て中の妻も、安心してくれました。

 

 

 

しかし、僕の心の中は少し違いました。初回としては大きな契約を獲得することができ、はたからは順調にスタートを切ったように見えましたが、実力が足りないことは自分が一番よく分かっています。「この契約が終わってしまったらどうしよう?」という不安に心は支配され、そのストレスに常にさらされていました。

 

 

 

念願のコンサルとしての起業を果たし、収入も想像以上に安定していた一方で、僕の心の中は不安で不安で、ストレスいっぱいだったのです。

 

 

コンサル独立日記(4)終わり。(5)へ続く。(1)から読む。

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

【紙で読みたいという人へ】
★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

2025/07/24

僕のコンサル独立日記(3)~初めてのコンサル現場で捨て身の行動

コンサル独立日記(2)から続く。

 

 

さて、半分独立、半分サラリーマンの仕事スタイルでスタートした僕。サラリーマンの方は今まで通りの週5日分の仕事を、2.5日でこなすことになりました。ただ、もともとそんなに忙しい職場でもなかったし、やるべきことは慣れていたので、問題なく回すことができました。もちろん、職場の仲間には迷惑をかけないように、気を配りながら、上手にやっていました。こんな働き方を許してくれた社長には本当に感謝しかありません。

 

 

一方、コンサルティングの方は、初めてのことばかりだったので、顧客満足を勝ち取るため、とにかく必死でした。ヒアリングして、アイデアを出すのですが、それを実行し、成果に結びつけるところまで持っていくのは簡単ではありません。資格を持っているだけでコンサル経験ゼロの自分にとって、かなりハードルの高い任務です。

 

 

コンサル先の企業は食品関連企業で、鉄道構内の売店に商品を卸している企業です。顧客である売店からは「どの商品が何個売れたか」という商品販売データは取れるのですが、当時はほぼすべての客が現金で商品を買うため、「どんな人が何時に買っているのか」というデータはありませんでした。

 

 

ある商品カテゴリーでライバル社にシェアを奪われているという問題が発生していたため、そのライバル社の主力商品をどんな人が買っているのか、なぜそんなに売れているのかを把握する必要があると僕は考えました。これを把握するために、その店に前で「観察調査」をし、どんな人がいつ、どんな目的で買っているかを明らかにしてやろう、と思い立ったのです。

 

 

そこで僕は、朝から晩まで、休日と平日、あらゆる曜日・時間帯別に、当該商品をどんな人がどんな目的で買っているかを、店頭に立ってメモを取りながら観察する、という行動に出ました。

 

 

「性別」、「年齢」、「仕事か旅行か」、「自分で食べるのかお土産用か」、「購入検討時間が長いか短いか」、などを目視で観察し、データ化していったのです。これをのべ79時間やりました。ずーっと売店の前に立っているので、はたから見れば変な人です。でも僕は必死。不審に思われないようにと、体力のことを考慮して、1~2時間の観察時間を細切れで実施し、のべ79時間、という感じです。

 

 

今ならカードやスマホ決済から購入者の属性を集計できるでしょうが、当時はそんなことはできません。見て観察するので、年齢や目的などは主観が入ってしまいます。しかし、買う時のしぐさや視線の置き方や、他商品との比較する行動など、その場で観察しているからこそ分かる情報がたくさん得られるというメリットがありました。売れる商品と売れない商品の違いがまざまざと見えてくるのです。

 

 

この文字通り足で稼いだデータをもとに報告書をまとめ、ライバル商品が売れている理由とそれに対抗する新商品の方向性を経営陣に提示したところ、これがかなり大きなインパクトを与えることに成功しました。褒められ、感謝され、驚かれました。「これでやっと、僕の存在や価値が認められた」。ようやく、チームの一員になれた感触がありました。

 

 

僕が提示した方向性を軸にして新商品が開発され、それを市場投入することで、ライバル商品の勢いを削ぎ、落ちていたシェアを大きく奪い返すことに成功しました。それに加えて、今までなんとなく方針を決めていた風土に、「数字やデータを明らかにし、そこから思考する」というやり方を提示できたことは、とても大きな出来事でした。

 

 

この捨て身の行動が功を奏し、僕はコンサルタントとして初めて、達成感と充実感を得ることができたのです。続く。

 

 

コンサル独立日記(3)終わり。(4)へ続く(1)から読む。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

【紙で読みたいという人へ】
★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

2025/07/11

僕のコンサル独立日記(2)~半分独立、半分サラリーマンの仕事スタイル~

コンサル独立日記(1)から続く。

 

 

さて、何度かの挫折を経て、やっとの思いで中小企業診断士の資格を取った僕。しかし、じゃあすぐに会社を辞めて独立するか、というと、そんなに簡単な話ではありません。

 

 

当時の僕は、東証一部の印刷会社を辞めて、資格試験に挑むも受からず、小さな人材系の会社に勤めながら資格にチャレンジし続け、ようやく受かったところでした。つまり、資格をもっているだけで、コンサルに関して言えば何の経験も実力もないド素人、ペーパードライバーです。この状態で独立し、家族を養い、住宅ローンを返済していくだけのお金を稼げるとはとても思えませんでした。

 

 

それでウジウジと迷っているときに、あろうことか、勤めていた人材会社の経営陣と喧嘩してしまい、辞表を出すことになってしまったのです。人生で2回目の辞表。これも何かの巡りあわせだ、いや、こういうことでも無ければ人間は行動できないのかも、と言い聞かせ、即座に、このタイミングで独立起業することを決意しました。

 

 

何のあてもないまま、収入がゼロになる・・・それを覚悟しました。しかし、辞表提出の2日後、奇跡が起きます。

 

 

とある会社から自宅に連絡があり、コンサルティングの依頼をしたいから来てください、と呼び出されたのです。僕が半年前から運営していたHPとメールマガジンを読んでいてくれたそうで、改めて発信の大切さを痛感しました。

 

 

本当は暇なのに、訪問の日程をわざと先に延ばして忙しさを演出したり、経験豊富なコンサルタントのような口ぶりで話すなど、今振り返ると本当に恥ずかしいのですが、何とか自分を大きく見せようと、こざかしいテクニックを使いました。とにかく、必死だったのです。

 

 

ヒアリング後、コンサルティング案をプレゼンすると認められ、1年間の契約が決まったのです。

 

 

契約金額は、贅沢をしなければ、ローンを返しながら家族が暮らしていくに足るものでした。初心者の初回の契約としては破格。この契約で、わが家族は路頭に迷う危機を回避することができたのです。

 

 

さて、コンサルティング1社目のクライアントを獲得してホッとした一方で、辞表を出した元の会社の方は、引継ぎの関係で2か月間の勤務が残っていました。その間、喧嘩した経営陣・社長とは冷戦状態で、雰囲気は最悪。今までの信頼関係は崩れ、行動を逐一監視されるような感じになりました

 

 

僕は経営陣に対して腹が立ったので喧嘩してしまいました。でも自分の行動は同僚を守るためでもあったので、今でも正しかったと思っています。ただ、社長には、資格試験崩れで路頭に迷いそうな僕を雇ってくれて、色々と助言もくれた人なので、このまま冷戦状態で辞めていくのも嫌だな、と思っていました。

 

 

 

それで、自分だけでも冷たい態度を改めて、以前のように普通の態度に戻したんです。すると社長の方も普通に戻してくれて、何となく元の状態に戻ったんです。わだかまりを捨て、仲直りしたのです(笑)。

 

 

で、喫茶店で2人でコーヒーを飲んでいるときに社長が言いました。「豊田君、辞表撤回してくれないか?」と。

 

 

もちろん僕は嬉しかったんですが、少し考え、「実は、ある中堅企業とコンサル契約を交わしまして、その仕事をしたいんです。申し訳ありません」と断りました。社長は「じゃあ、出勤日数半分、給料も半分でどう?」というオファーを出してくれました。コンサル未経験の自分にとって、半分とはいえ安定収入が確保できるのはとてもありがたいことです。社長も、ペーパードライバーで起業するという向こう見ずな僕の行く末を心配してくれたのかもしれません。

 

 

 

このオファーを受けることにして、僕の半分独立、半分サラリーマンの仕事スタイルが始まったのです。続く。

コンサル独立日記(2)終わり。(3)へ続く(1)から読む。

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

【紙で読みたいという人へ】
★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

2025/06/10

僕のコンサル独立日記(1)~サラリーマンを辞めたい男と資格の話~

豊田です。こんにちは。

 

 

僕が経営コンサルティング業として独立して仕事をし始めて、はや20年くらいになります。

 

 

独立のきっかけは、「中小企業診断士」という資格の取得を目指したことにさかのぼります。この資格、中小企業向けに経営コンサルティングができるベース(基盤)の知識を身に着けていることを担保する、まあざっくり言って中小企業経営のアドバイスをするための国家資格、ということになっています。

 

※(参考)中小企業診断士は、中小企業の経営課題に対応するための診断・助言を行う専門家です。(中小企業庁HPより)

 

 

怒られるのを承知で言えば、この資格の取得を目指す人というのは、「人生において路頭に迷いかけた人」が多いのではないか、と思います。まさに僕もその通りだったわけです。

 

 

大学を出て、まあまあ大きい会社に勤めて仕事をしているものの、今一つしっくりこない人。この先、この企業で大出世する予感もしない。どちらかというとしたくもない。かといって、これだけはという特技があったりやりたい事業があり、それで起業するほどの実力も器量も自信もない人。おまけに人脈も金もない。

 

 

とはいえ、このままこの会社で定年を迎える自分を想像すると、そんな人生でいいのか?と思う自分がいる。もっと何か、自分自身の力で、独自の道を切り開き、自由に働き、人生を充実させたいと思っている。できれば年収ももっと上げたい。サラリーマンではなく、「何者かになりたい」と強く願っているような人。

 

 

ただ、失敗したらどうしよう?意気って独立するも結局食えなくて、子供の養育費が払えなくなったりや住宅ローンの返済が滞って、貧乏になって、離婚を突きつけられたらどうしよう?という現実的な不安も当然、持っている人。これらすべて、まさに僕でした。

 

 

そんなことを日々考えながら、誕生日が来ると、「また何もしないまま1つ、歳を重ねてしまった」と暗い気持ちになったりしていました。(ああ!思い出した!本当に誕生日が嫌だった)

 

 

こういう状況の人が手を出してしまう資格のひとつが、この中小企業診断士という資格なのです。もちろん、僕もその「ど真ん中」の人でした。(もちろんそうじゃない人も大勢いると思いますけどね)

 

 

 

一部上場企業に勤めていて、そこでは根っからの真面目さ誠実さを発揮し、仕事はしっかりやり、お客様からも好かれ(自分で言っておりますが)、上司とのコミュニケーションも良好で、それなりに将来期待されておりました(自分で言っておりますが)。

 

 

 

が、しかし、毎日、やめたいと思っている自分。あきらかにくすぶっている自分。全然イケてないない自分。でも、結婚していたし、他にやりたいこともないし、辞めれない自分。まさに「人生の路頭に迷いかけていたその人」そのもの。こういう人が手を出してしまうのが、「中小企業診断士」という資格なのです。で、僕も手を出してしまったのでした。

 

 

 

その後の顛末はこちらから→ なぜこの仕事をやっているのか?

 

 

そして紆余曲折があり、一部上場企業を辞め、人材会社で働きながら、資格取得に挑み続け、何度も落ち、やっとの思いで中小企業診断士を取得した僕は、ようやく何者かになれるチャンスを手にしたのです。続く・・・・。

コンサル独立日記(1)終わり。(2)を読む

 

 

 

―――――――――――――――――――――――――――――――――――――

★売上アップに役立つ小冊子

「売るため7(セブン」【ダウンロード版(無料)】

ダウンロードはこちらからどうぞ。

売るために必要な7項目について、ひとつずつ丁寧に解説しています。
7項目を整理するために役立つ「ウルタメシート」付き。

★売るため7(ウルタメセブン)【冊子版(有料)】(123頁)

ご購入はこちらから

◎よろしければ、こちらもご覧下さい

コンサルプランconsulting plan

情報発信information

毎月発行
Raymac press 最新号

レイマックプレス第175号はHAPPINESSFLOWER 代表、尾関勇亮さんにインタビューしています。     『お客さんを笑顔にするのが嬉しい』   &nb……

>> Raymac pressバックナンバー