2009/09/11
第230号【すごい人に見せかける力6】
今、印刷会社向けの小冊子を書いています。印刷会社の業績アップ
のための基本的なことを中心に、50ページくらいになりそうです。
印刷会社の方はもちろん、それ以外の業種の方にも参考になる内容
になっています。出来上がったらまた報告します。
では今週のメルマガ、さっそく始めましょう!
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■ 特別編の第6回目です。前号までのあらすじ
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継続することで、すごい人だという評価をうけることがある。継続
が自分をすごい人に見せかけてくれるのだ。僕は220週間以上メ
ルマガを継続発行している。驚くことに、このことだけで、僕をす
ごい人だと思い込み、コンサルティングの依頼をしてくる人が次々
と現れた。継続や恐るべし。
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■ 人前で堂々と話せる人はすごい人に見える
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人前で話すことが得意だという人は少ない。だからこそ僕たちは、
大勢の人の前で堂々と話すことができる人を見るとすごい人だと思
ってしまいます。これは学校の先生イコール偉い人だと思わされて
きたことと関係しているのかもしれません。
では、学校の先生はすごい人なのか?すごい人もいればそうでもない
人もいるというのが正解でしょう。
人前で話しているだけでその人をすごい人だと思いこんでしまうこと
は、意外に多いようです。先日、学生時代の先輩から誘われてある経
営者の集まりに出掛けたときのことです。そこは、経営者が月に何度
か集まって、経営に関することを勉強する会のようでした。
全国的な組織らしく、その日も多くの人が集まっていました。30代~
40代の経営者が次々に登場し、経営についてスピーチしていきます。
皆、堂々として、時に聴衆を笑わせながら、とても上手に話していま
す。大勢の人の前でみじんの緊張も感じさせない素晴らしいものでし
た。しかし、何となく違和感も感じざるを得ませんでした。
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■ 21世紀の現代に、ホームページが無い!!
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この違和感は何だろうと考えてみました。まず話している内容がピ
ンとこない。話し方はとても流暢で堂々としているのですが、中身
が薄い。にもかかわらず、ここに参加している経営者たちは、うな
ずきながら嬉々として聞いている。どうも人前で堂々と話せる人の
ことを憧れの目でみているようです。
家に帰ってもこの違和感は消えないので、スピーチしていた経営者
の方の会社をネットで調べてみました。すると、驚くことにホーム
ページを持っていない会社が半分を占めました。人前で「経営」を
語る経営者の会社にホームページが無い!?
今やインターネットの普及率は9割を越えています。この現代社会
において、ホームページを持っていない会社というのは明らかにハ
ンディキャップを背負っていると言っていいと思います。
もちろんホームページがあれば経営が全て上手くいくというつもり
は毛頭ありません。例えば僕の知人の超人気パン屋さんのオーナー
はホームページどころかメールもやらない。パソコン自体に触らな
い。商品の品質や店舗のコンセプトで完璧に差別化に成功している
からこそ、ホームぺージに頼らなくても圧倒的な売上と利益を得て
いるのです。
しかしこういう店、こういう会社は稀です。一般的な会社にとって
ホームページを持っていなければ競走上不利であることは見逃せな
い事実です。
僕は別にホームページ制作を売り物にしているコンサルタントでは
ないので、特にホームページに肩入れするつもりはないのですが、
コンサルの経験上これは強く感じます。ホームページが無い会社は、
経営者の怠慢といわざるを得ません。「怠慢」はビジネスの上で最も
悪質なことの一つです。怠慢している経営者の能力が高いはずはあり
ません。
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■ 銀行の審査部に在籍していた友人の助言
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つまり、誤解を恐れず言えば、人前で堂々と話せることとビジネス
の能力が高いことには全く因果関係は無い。
銀行の審査部にいた友人はかつてこう言っていました。「融資対象の
企業を審査する時、その企業の経営者が経営者団体などの要職に就
いている場合は要注意だ」と。
経営者の集まりでスピーチが上手かったりすると、皆にすごいとも
てはやされてその会の会長職などに推されたりします。そうすると
経営者としての仕事を放り出し、社外の活動に精を出すようになる。
そりゃそうです。社内にいれば現実の数字をつきつけられたり、環
境変化を見極めて難しい経営判断を迫られたり、社員からの不平不
満を聞かされる毎日です。それよりは外に出て行って「弁の立つ立
派な人だ」とちやほやされている方が楽しいに決まってます。
そうなると当然会社の業績は下降します。最悪なのは、社外からの
評価と反比例して社内からの信頼は地に落ち、業績の改善がままな
らない会社の経営者です。社内からの信頼を失った経営者がトップ
では、会社を再生することはとても難しくなります。こういう実態
を見てきたからこそ、元銀行マンの友人は警告するのです。
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■人前で話せることのメリットを享受する
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実力はともかくとして、人前で堂々と話せるだけで、世の中の人は
「この人はすごい」と思ってくれる世界がここにはある。
であるならば、これを自分のビジネスに活用しない手は無い。人前
で堂々と話せることとビジネスの能力に因果関係は無いということ
を踏まえたうえで、あえて人前で堂々と話せることから生まれる
メリットを享受してしまおうという作戦です。
そんなことは遠回りになるだけ?いや、本業はもちろん死に物狂
いでやる。そのうえで空いた時間を飲み会やテレビを見ることに
使うくらいなら、人前で話す訓練をした方が有意義だと思うので
す。
じゃあ、先の経営者の会に入ればいいじゃない?そうですね。で
も、正直ああいうのは苦手なんです。
しかもお金と時間がかかりすぎる!
(次号に続く)
どうでしたか?面白いと思った方は下記のURLをお友達などに
転送して、メルマガ登録をして頂けるようにお薦めくださると、
大変嬉しく思います。厚かましいお願いですみません(豊田)
http://www.mag2.com/m/0000155430.html
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■編集後記
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先週のある日、僕のブログ「愛されるコンサルタントで行こう」の
アクセス数が、普段の25倍くらいに急騰したんです。でも、理由
が分からない(笑)。次の日には何事も無かったように普段どおりの
アクセス数に戻りました。あ~びっくりした。
ブログ→ http://raymac2.exblog.jp/
(第230号終わり)
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