2017/02/24
第619号 【決断の方法】
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■決定できない
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会社を経営していると、
次々と決断を要する問題が噴出します。
しかもその問題は、
何が正解なのかが分かりにくいものばかり。
A案かB案か、はたまたC案か。
どの案もメリットとデメリットがそれぞれあるからややこしい。
それが経営者を悩ます。
結果、
決断は先送り。
その問題は放置され、
あるときより大きな問題となって現れてしまう・・。
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■決断しないと1年はあっという間
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経営者が悩む問題の中でよくあるのが価格の問題。
お客様にはなるべく安くお届けしたい。
「あの会社の商品は高い」と言われるのを極端に恐れる。
しかし、
現状の価格では、
利益が出ない。
利益が出ないから次の投資ができず、
現状から抜け出すきっかけが得られない。
同じところをグルグル回り、
疲弊する。
できればもう少し値上げしたいが、
値上げすると顧客が離れてしまうのではないか、
と不安に駆られる。
だから、値上げはせずに、
もっとたくさん売らないといけないね、
もっと頑張らなきゃいけないね、
という結論になる。
そして、何も決断しないまま、
一年が過ぎ、
何も変わらない現状が目の前に横たわり、
徒労感にさいなまれる。
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■5年後の自分に問いかける
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一方を優先すれば、
もう一方で問題が起こる。
だから悩むし、決断ができない。
でも決めないといけない。
じゃあどうやって決める?
僕のオススメは、
「5年後に振り返ったとき自分はその問題についてどう思うか」
と考えてみるやり方。
将来、胸を張ってそのことを話せるようするには、
今どんな決断をすべきかを考えるのです。
これは、
自分の信念や理念に基づく判断です。
長期的に考えるからこそ、
本当の自分の心に問いかけることができます。
後から振り返ると、
自分がしてきたことの是非はよく分かります。
この感覚を活用して意思決定するやり方です。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、
5年後の自分を意識しながら意思決定をしているでしょうか?
A案、B案、C案のどれを選択したところで、
何らかの問題は起こります。
一方が立てば一方がへこむのは自然の摂理。
絶対的な正解なんてありません。
それを恐れて決断しないのが一番良くない。
決断し、
決断したことが正解になるように、
一生懸命にその方向に向かって頑張る、
というのが最善策でしょう。
そのとき、
5年後の自分が納得できる選択をしていれば、
頑張る過程も迷いが少なくて済みます。
迷うのは当たり前。
5年後の自分の気持ちに素直に従ってみよう。
そして今、出来ることに集中する。
応援しています。
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■編集後記
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今週、
愛される会社プロジェクトの43回目となるセミナーを開催しました。
今回は私が考案したマーケティングシートを使って、
ご自身の会社の戦略の根幹になる部分を考えてもらいました。
とても好評で、みなさんシートにたくさん書き込んでいました。
参加して頂いたみなさん、ありがとうございました。
次回は5月です。またよろしくお願いします。
【5月セミナー予告】
【日時】2017年5月16日(火)19時~20時45分
【テーマ】
「つまるところ、やっぱりコツコツ流がうまくいく」
【場所】ウインクあいち1105 名古屋駅前
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【お申込み】このメールへの返信でOK
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(みなさんこんなことを相談しています。)
・今後の目標と計画を立てたいので聞いて欲しい。
・新しい取り組みをしたいが、何から手を付けてよいか分からない。
・コンサルタントとして起業したいが、稼げるかどうか自信がない。
・家業を継いだが、赤字状態なのでやり方を変えたい。
・紙・WEB上の販促ツールの作り方・使い方のポイントを教えて欲しい。
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