2016/11/11
第604号 【その日のうちに第一歩を】
==============================
■小説家になったきっかけ
==============================
先日、
たまたま本屋で村上春樹の「職業としての小説家」という本を買いました。
特にファンだったわけでもないし、
前から読みたいと思っていたわけでもなく、
本当に、たまたま目に止まった、
という感じです。
この本には、氏の小説家になったきっかけが書いてありました。
プロ野球のヤクルトスワローズのファンだった村上さんは、
ある休みの日、
神宮球場の芝生の外野席で、
ひとりで野球を見ていたそうです。
そのとき、「その瞬間」がきたのだそうです。
==============================
■突然降ってきた
==============================
ある選手が二塁打を打ち、
ぱらぱらとまばらな拍手が起きたとき。
ふと、
「そうだ、僕にも小説が書けるかもしれない」
と思ったのだそうです。
何の前触れもなく、突然そう思ったのだそうです。
いわば、天から降ってきた。
そして、それを境に、
氏の人生の様相はがらりと変わったのだそうです。
それまで、
小説を書いたことも無く、
小説家になりたいと思ったこともなく、
ただ好きな音楽をかける喫茶店を経営していた氏は、
その日から「小説家」になったのです。
==============================
■その日のうちに第一歩
==============================
もともと才能はあったのだと思います。
あれだけの実績を生み出した人ですから。
ただ、僕がなるほど、と思ったのは、
氏が「小説が書けるかもしれない」と思った後の行動です。
村上さんは、
試合が終わった後、そのまま電車で新宿の紀伊国屋に行って、
原稿用紙と万年筆を買ったのだそうです。
そして小説を書き始めた。
思い立ったとき、
その熱が冷めないうちに、
次の行動をしたこと。
僕はここに分かれ目があると思います。
やろうと思ったことを、なかなかやらない人たちがいる(僕も含めて)。
自分の中で盛り上がったはずなのに、
結局やらないまま歳をとっている。
その原因は、
思い立ったその日のうちに第一歩を踏み出さなかったから、
なのかもしれません。
==============================
■自分レベルの視点で
==============================
自分レベルではいかがでしょうか?
あなたは、やろうと思ったことを、
明日に引き伸ばし、
それが明後日になり、
一週間後になり、
結局やらなかったという経験がありませんか?
やろうと思ったことを、確実にやるためには、
思ったその日にやり始めること。
一回寝かせてしまったらダメなんです。
村上春樹さんは、
プロ野球を見ながら「小説家になれるかもしれない」と思い、
その足で(ここが大切)原稿用紙と万年筆を買い、
店が終わってから小説を書き始めました。
そして新人賞を獲り、ベストセラーを生み、
作家として大成功しました。
僕たちは、
氏の才能は真似できませんが、
行動は真似できます。
思いついた勢いでそのまま行動する。
せっかくの思いを寝かせない。
そうすれば、少し前に進む。
寝かせてしまったら、何も起こりません。
応援しています。
──────────────────────────────
■編集後記
──────────────────────────────
名古屋は急に寒くなりました。
風邪を引かないように。
来週はセミナーもあります。
頑張ります。
【11月16日の夜、名古屋でセミナーをします。】
テーマは、
「何度もリピートしたくなる会社づくり、人づくり」
繰り返し買ってもらうにはどうすればいいのか、
についてお話します。
詳細はこちらから↓
https://raymac.jp/saishinbenkyokai
中小企業の「New」をサポートする、
レイマック豊田のお試し単発コンサルティング
→https://raymac.jp/consulting/meeting
メールマガジンmail magazine
最近のメルマガentries
コンサルプランconsulting plan
情報発信information