2016/10/07
第599号 【ある女性社長のあたたかさ】
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■宿題をやってこない
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先日、ある女性社長と打ち合わせました。
この方、ご主人が急逝したのを機に会社の代表に就くことに。
しかし業績は悪化。
なんとか立て直すための戦略について、
いろいろとアイデアを出し合っています。
現状をヒアリングしながら、
やるべきことを洗い出し、
実行してもらうように宿題を出します。
とても明るくまじめな方なので、
出された宿題には真正面から取り組み、
改善に向けて少しずつ前に進んでいました。
しかし、先日会ったときは、
宿題が何も進んでいません。
どうしたのでしょうか?
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■修学旅行に行きたくない
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聞くと、
息子の息子(小学6年生、本人からすると孫)のお世話をしている。
(なぜそうしているかはいろいろ事情があるそうです)
その孫の友達であるA君が、最近登校拒否になってしまったそうです。
ちょうど修学旅行の時期。
A君は「行かない」と言っているそうです。
孫から相談を受けたその女性社長は、
自分の幅広い人脈を駆使して、
心理カウンセラーを紹介しました。
その効果で、A君はすこし気持ちが前向きになったそうです。
これなら修学旅行も行けるかな、と。
では今度は予行演習をしようということで、
修学旅行に行く前に自宅に泊まりに来てもらったそうです。
そのときもとてもいい感じで、
A君は「修学旅行に行く」ということで約束したそうです。
しかし、修学旅行の当日、
A君は「やっぱり行きたくない」と言い出したそうです。
やはり心の問題はそんなに簡単ではないのか・・・。
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■心が動かされた
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そのとき孫がA君に電話し、こう言ったそうです。
「オレ、今から迎えに行くわ」
孫は、他の友達2人を引き連れて迎えに行った。
女性社長は自らハンドルを握り、車でA君宅と学校を回ったそうです
結局、A君は友達に励まされ、
無事、修学旅行に行ったそうです。
この「孫のサポート」で忙殺され、
女性社長は、僕が出した宿題がやれなかった、
というわけです。
単なる言い訳。
会社の業績は「待ったなし」の状態ですから。
でも、心は強烈に動かされました。
この社長、宿題はやってこなかったけど、
登校拒否のA君を助けたんだな、と。
世の中のために頑張ったんだな、と。
あたたかい人だな、と思いました。
こういう善行をしている人こそ、
ビジネスでも成功してほしいと願います。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは、世の中に対して良いことをしているでしょうか。
仕事で世の中に貢献するのは当たり前。
それ以外で、
損得抜きで、
他人のために、
世の中のために良いことを行っているでしょうか
この世の中はバランスしている。
良いことをすれば、良いことが返ってくる。
悪いことをすれば、悪いことが返ってくる。
そう信じて生きていたいですね。
応援しています。
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■編集後記
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一昨日は東京へ。
クライアントの東京拠点開設の場に招かれました。
途中、東京で話題の高級ハンバーガー「SHAKE SHACK」に寄りました。
ハンバーガー、ポテト、コーラで1600円越え。でも店内は満員で行列。
味も美味しい。なかなか面白かったです。
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