2006/07/14
第65号【予想外のプレゼント】
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■運送社長のその後
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めちゃくちゃ嬉しいニュースがありました。
4月21日発行の第53号で紹介した運送業者の方の後日談です。
その号のあらすじは、ざっとこんな感じです。
今年の春、体調不良で3年間仕事を休業していた運送業者の社長から
の依頼で、経営計画書を作成する仕事をさせて頂いた時のことです。
ひとしきり、仕事上の打ち合わせをし、お昼時になりました。
その社長は病気で収入を絶たれ、生活が苦しい中でも、私にお弁当とビ
ールをご馳走してくれました。
(昼間に飲むビールって、ホント、おいしかった!)
そして、「俺は仕事が好きなんだ!早く再開したいんだ。」と目を輝
かせて話してくれる姿に僕はとても感動し、
「この人は自分の旗をしっかり持っている。ブランドだ!」
と思った、という話です。
もっと詳しく知りたい人はこちらからバックナンバーをお読みください。
https://www.raymac.jp/newpage62.html
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■予想外のプレゼント
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で、その社長の後日談です。
その社長の熱い気持ちは分かったものの、3年間も休業していたため、
事業を再開するのはなかなか大変だろう、と僕は内心心配でした。
まさにゼロからの営業スタートです。営業ツールも何も無い状態です。
おまけにお金も当然、ありません。
そこで僕は、無料で「事業再開しますハガキ」50枚と、「こんな
仕事を承りますチラシ」100枚をワープロ&プリンターで作って
プレゼントしました。
すると、こんなサービスを予想していなかった社長は、驚くほど感激し、
喜んでくれたのです。(ホント、驚くほどに!)
「豊田さん、ありがとう! これで頑張るよ!」
と笑顔で言ってくれたのです。
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■予想外の嬉しいニュース
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それから1ヵ月後、その社長から電話がありました。
「豊田さん!あのチラシを配ったら、3件受注がとれたよ!
今度はお金払うからさ、また作ってよ!」
というのです。
「え、ホントですか?!」
これには、こっちがビックリしました。「あのチラシで・・?」と自分
で作っておきながら、信じられませんでした。
ただ、こちらも商売なので、今度はキッチリお金を頂きました。
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■自分レベルの視点で
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ここで重要なことは、この追加のチラシについて、値段はこちらの
言い値でOKであるということです。価格交渉はありませんでした。
つまり、あの社長を予想外のサービスで感動(手前味噌で恐縮ですが)
させたことにより、「豊田」という男のブランドが、あの社長の心の中
に生まれたのです。
その「信頼のブランド」に対しては、「価格交渉」は無いのです。
(ホントに恐縮ですが)
皆さんも自分が感動し、愛してやまないブランドに対しては、価格交渉
はしませんよね。
当たり前ですが、これがブランドの威力なんです。
ブランドを強くさせるには、相手を感動させ、そして信頼を得ること
がとても重要です。
それをしっかり行うと、価格競争から脱出できます。
そのことの重要性を教えられた体験でした。
社長、ほんとにいろいろ、ありがとうございました。
そして、これからも頑張ってください。
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■編集後記
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昨日はネットで夏休み旅行のホテルの予約をしました。なかなかまと
まった休みがとれないので、1泊2日の小旅行です。ネットサーフィン
しながらいろいろ探しましたが、やはりせっかくの旅行ですから、安
過ぎるホテルは避けてしまいますね。貴重な休みを楽しみたいので、
財布のヒモは若干緩みがちです。しっかり稼いで、稼いで、そして、
少しだけ贅沢しましょう。
(第65号終わり)
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