2015/02/27
第515号【売上が2倍になったわけ】
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■売上が2倍に
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半年くらい前からコンサルしている飲食店で、
素晴らしい成果が出ました。
なんと前年比で売上高が2倍になったのです。
もともとの前年売上が低水準だったとはいえ、
この数字は本当に立派です。
しかも立地もそれほど良いというわけでもなく、
店前の通行量も決して多くない。
と言いますか、はっきり言ってさびれています。
それに加えて駐車場も店舗から離れていて、
見つけにくいし、
駐車もしにくい。
こんな条件の中でのこの成果。
ほんとにスゴイと思います。
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■具体的にやったこと
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で、具体的に何をやったかというと、
以下のようなこと、です。
例えば、
飲食店と認識してもらいにくい店構えだったので、
店頭にデッキを増設し、より飲食店ぽさを演出した。
メニューをがらりと変えた。特にスイーツを強化。
店頭に看板を出し、写真と価格入りでメニューについて詳しく説明した。
注文を受けてから料理を提供するまでの時間を短縮した。
店内のテーブル、イス、オブジェなどの配置を代え、
よりリラックスできる空間にした。
店内で販売するテイクアウト用のクッキーなどの陳列方法を,
お客様から見つけやすく、
買いやすくなるように工夫した・・・などなどです。
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■率先して行動し続けた経営者
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これらの改善によって、
まず予約がバンバン入るようになりました。
それも近隣地区に住む、
歩いて来店する人達からの予約です。
もともと、この店の経営者の目指すところとして、
「地域の人たちに愛されるお店にしたい」というものがありました。
だから、すごく嬉しい。
それと、もうひとつ、
この経営者が喜んでいることがあります。
それは、スタッフの自主性が育ってきたこと。
自分たちが考えて、行動に移したことが、
良い結果として現れる。
そうなると俄然やる気が高まります。
もっとやろうという気になる。
やるから、さらに良い結果が出る。
この好循環で、
スタッフがどんどん積極的に行動するようになったそうです。
その背景には、
経営者自身が「率先して行動し続けた」という事実があります。
そのひたむきな姿、動き回る姿がスタッフさんたちの心を動かし、
「やってみよう」という空気がお店の中に形成されて行ったのです。
経営者のやる気が、伝染したのですね。
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■自分レベルの視点で
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自分レベルではいかがでしょうか?
僕たちは動き回っているでしょうか?
ひたむきに、率先して行動しているでしょうか?
人間は、動いているものに目がいきます。
じっとしていたら気がつかないものでも、
動き出すと目に入ります。
行動している人は、注目されます。
つい、目を奪われてしまいます。
それによって、顧客が惹きつけられたり、
スタッフが惹きつけられたりするわけです。
それが、成果につながっていく。
この循環が作り出せれば、強い。
自分が動けば、周りも動く。
顧客もスタッフも動く。
まずは、自分が動け。
この経営者に教えられた気がします。
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