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豊田礼人の基本的な考え方を
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2014/09/26

第493号【プレゼンを変えれば自分が変わる】

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■つまらないセミナー

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先日、ある大学のシンポジウムに参加しました。

 

 

5~6人の大学教授と学生が登壇し、

それぞれの研究内容を発表していきます。

 

 

かなり専門的な内容なので、

聞いていても、何が言いたいのか、

何が論点なのか、

ほとんどわかりません。

 

 

で、案の定、全然面白くない。(すいません)

 

 

これはつらいな~と思いながらも、

せっかく来たのだから頑張って聞いていたのですが、

ふと、こんな思いが出てきました。

 

 

このセミナーがつまらないのは、

ベースの知識が無い僕側にも問題があるけれど、

プレゼンしている側にも相当問題があるよな・・と。

 

 

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■大学教授のプレゼンレベル

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正直、大学教授は、日ごろ人前で講義をしている人たちなので、

もっとプレゼンが上手な人たちだと思っていました。

でも、決してそうでは無かった・・。

 

 

まず基本的に、表情が乏しい。

聴衆に聴いてもらおうというホスピタリティがほとんどない。

 

 

ずっとスクリーンを見たまま聴衆に顔を向けない教授、

部屋を真っ暗にしてしまい、スライドの資料だけを見せ、

暗闇でしゃべり続ける教授、

 

 

聴衆は全員日本人なのに、

画面一面、英語表記のスライドを何枚も見せる教授・・

 

 

あげくの果てには内輪ネタで教授同士で笑いあう一方で

聴衆は凍り付く・・・。

 

 

これでは、もともと面白くない話が、さらに面白くなくなります。

専門分野の人だけに向けたプレゼンならそれでも良いかもしれませんが、

僕のように専門外の人や一般企業の人たちも来ているセミナーです。

 

 

聴衆の半分が寝てしまっても無理はありません。

 

 

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■PREP(プレップ)

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難しくて専門的な話を、いかにわかりやすく伝えるか。

ここがプレゼンターの腕の見せどころです。

 

 

専門的な内容であればあるほど、

もっと整理して、

論理構成を吟味して、

伝わりやすくする工夫が必要です。

 

 

誰かに何かを伝える時の基本事項として、

PREP(プレップ)というものがあります。

 

Pはpoint、つまり要点、結論です。

Rはreazon、理由です。その結論が導き出された理由。

Eはexample、例です。例えば・・から始まる実例です。

で、最後にもういちどPポイントを伝えて終わる、

というものです。

 

 

この型を意識するだけでも、随分と伝わりやすくなるものです。

さらにいえば、その研究内容が、僕たちの日常や生活にどんな影響が

あるのか、については、

もっと丁寧に、分かりやすく噛み砕いて解説するべきだし、

それを研究発表のど真ん中に置いて内容を構成するべきだと思いました。

 

 

会の終盤で、「大学はどうあるべきか?」という議論をしていましたが、

 

 

「まず、教授陣のプレゼンスキルを上げること。」

 

これに尽きます。

すごく生意気な意見だとは重々承知ですが、

これだけで、かなり大学は変わると思うのですが、

いかがでしょうか。

 

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■自分レベルの視点で

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自分レベルではどうでしょうか?

 

 

プレゼンといえば、

僕たちの生活や仕事では、

常にプレゼンの連続ですよね。

 

 

相手に何かを伝えて、

動いてもらう。

あるいは考えて、もらう。

日々、これの繰り返し。

 

 

そのとき、

自分はなぜ今、これを伝えようとしているのか、

その相手はどんな人で、

どんなニーズやウォンツをもっていて、

 

自分はその相手にどんな行動をとって欲しいのか?

 

 

これをイメージしながら、話すことが大切ですね。

 

 

あとはPREPも意識してみてください。

 

 

プレゼンのやり方が変われば、

相手の行動が変わる。

そうなると物事が動き、仕事が変わる。

それらがあなたを変える。

 

 

応援しています。

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