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豊田礼人の基本的な考え方を
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2007/11/30

第137号【脱藩のススメ】

最近コンビニの募金箱に小銭を入れ、「いい人」ぶりを楽しんでいる
豊田です。あれって皆さん入れたことありますか?

ということで、本日のメルマガをどうぞ!
(連続137週間、無休で発行しています!今年も突っ走ります!)

◎ブログ書いています。↓↓↓
ブログ『サンボー豊田礼人の散歩 a GO!GO!』
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~戦略を立てるのは、その後で~』
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■偉大な日本人
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「あなたが最も偉大だと思う歴史上の日本人は誰ですか?」

というアンケートをとると、必ずと言っていいほど坂本龍馬が上位に
ランクされます。というか、多くの場合1位ですよね。

ボクももちろん司馬遼太郎の「竜馬がゆく」を読んでファンになった
ひとりですが、ボクのまわりにも龍馬ファンはたくさんいます。

なぜ坂本龍馬という人がこれほどまでに人気があるのかについては
色々な理由があると思いますが、ボクは龍馬が「脱藩」したからに
違いない、と考えています。

龍馬の家系は郷士といってそれほど高い身分ではありませんでしたが、
経済的には裕福で、お金に困るということはなく、取り立てて不自由
のない生活が約束されていました。

しかし、保守的で封建的な自藩(土佐藩)に嫌気がさし、また「日本」
の未来に不安を抱いた龍馬は「脱藩」し、浪人となりました。その後
の活躍ぶりは皆さん知ってのとおりです。

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■脱藩というリスク
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ボクたちが龍馬に憧れるのは、おそらく脱藩というリスクを背負って
まで戦ったというその挑戦者の姿勢を彼の中に見ているからだと思い
ます。退路を断って立ち向かうその姿に「男」を感じるのだと思いま
す。

同時代の大物で、龍馬と並んで語られる西郷隆盛や木戸孝允は、才能
やリーダーシップおよび残した実績は素晴らしいものがありますが、
最後まで自藩(薩摩藩、長州藩)の利益を念頭に行動した、と司馬先
生は述べています。自藩のことを「日本」よりも優先させていたので
す。

退路を断って挑戦する龍馬に比べて、イマイチその輝きが劣るように
彼らが語られるのは、彼らの背後に「安定志向」が見え隠れするから
なのかもしれません。

あくまでボクの勝手な解釈ですけどね。

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■SHINJOブランド
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元プロ野球選手の新庄剛志さんは、阪神タイガースにいた頃よりも、大
リーグに挑戦した後で日本に戻り、日本ハムでプレーしていた頃の方
が断然輝いていました。

そのストレートな表現力とファッショナブルな雰囲気で、「SHINJO」
は一つのブランドのようになりました。彼がいるだけで、パリーグが
俄然オモシロく感じましたし、マスコミも彼を毎日のように追いかけて
いましたね。誰よりも「華」のある選手でした。

新庄選手が「SHINJO」ブランドを確立できたのは、龍馬と同じ
く、安定を捨て、リスクを背負ってチャレンジしたことが大きいと思
います。「億」の年俸を約束していた阪神を出て、わずか2000万円
の年俸でニューヨーク・メッツに移籍した彼の潔い行動は、我々凡人に
はとても眩しく見えたのです。(本当にそう思う)

大リーグでは大活躍とまではいきませんでしたが、その後の日本での
注目度は抜群で、まさに「男を上げて」帰ってきたという感じです。
目の前の安定を捨て、チャレンジすることの素晴らしさを身をもって
表現し、それを我々国民が認めたのだと思います。

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■自分レベルの視点で
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安定を求める人と、チャレンジをする人というのは、就職活動をする学
生にも見られるそうです。

就職活動をする学生を二つのタイプに分けるとすると、

・ 安定した会社に行きたいタイプ  と、

・ 優秀な人材がいる会社に行きたいタイプ

に分かれるそうです(参考:キャリアデザイン入門 大久保幸夫 著)

自分に対して自信のある人は、優秀な社員が働いている場に行けば自
分ももっと成長できるだろうと考え、そのような会社を志向するそう
です。

反対に自分に自信がなければ、能力で自分の地位を守ることもできない
し、競争して勝つ自信もないので、安定した会社に行きたいと考えるの
だそうです。

これは学生に限らず、我々のように社会に出て何年も経つ人にとって
も同じコトが言えると思います。自分に安定志向が芽生えているとし
たら、要注意です。今からでも自分を鍛えなおし、もっと前向きにチ
ャレンジすることを考えましょう。

自分も一度脱藩する気持ちで、自分を取り巻く環境をリセットして
みるのもいい経験になります。ボクも新卒で入った会社を「脱藩」
した時は本当に恐かったですが、今振り返ると自分が成長するいい
機会だったと思います。

だからといって別に会社を辞めろ、ということではありません。自分
で知らず知らずのうちに作ってしまった自分の安全領域を囲む壁を、打
ち破ってみることも大切だ、と言いたいのです。

リスクを背負って「壁」を打ち破ってみよう。(できれば今すぐに!!)

その壁が打ち破れた時、少しだけ「憧れの人」に近づけるかもしれま
せん。

(ボクもチャレンジしています)

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■編集後記
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本屋に行くと必ず気になる本があって、ついつい毎回買ってしまうの
ですが、なかなか読むことができずに、溜まる一方です。移動時間に
読むようにしているのですが、電車の中って何故か眠たくなるんです
よね。今日もしっかり眠ってしまいました。年内に全て読み終えたい
と思っているのですが・・・。どうなることやら。

(第137号終わり)

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