2013/09/27
第441号【奪ったら、アウト】
連続441週間、無休で配信しています! ◎今週のメルマガ 【奪ったら、アウト】 ============================== ■時間を奪う人 ============================== 仕事をしているといろんなところからお誘いがあります。 特に会いたくもない人から無理やりアポを入れられたり、 特に興味もないプロジェクトや企画に誘われ、 でも付き合い上断れなくて、 渋々出席する羽目になってしまう・・。 仕方なく出席したけれども、 せっかく来たのだから真面目にやろうと思うのですが、 相手方の段取りが悪かったり、 今ここで話さなくてもいいような個人的なことをダラダラ話されて、 いたずらに時間だけが過ぎていく・・。 こういう時は本当にストレスが貯まります。 自分の大切な「時間」が奪われる・・と思うと、 最高潮にイライラするわけです。 そんな経験無いですか? ============================== ■終わりを決めて欲しい ============================== 会議や何かの集まりなどで困るのは、 開始時刻は決まっているが、 終了時刻が決まっていない、ということです。 終わりが決まっていないので、 段取りも非常に甘く、 無駄な時間が多く、 予想よりもはるかに長い時間を拘束されてしまうこともあります。 先日、マンションの住民が集まる会議に出ましたが、 まさにこれ。 終わりの時間が決まっておらず、 結論が出ないような内容について、堂々巡りの議論が続く・・。 時間は本当に貴重なもので、 他人の時間を奪うことは絶対にあってはならないと思います。 僕自身、相手の時間を不用意に奪っていないか、 そこの部分は、本当に気を付けています。 ============================== ■会話を奪う人 ============================== 時間を奪う人も困りますが、 会話を奪う人も困ります。 相手が何かを言いかけているのに、 その機会を奪い、自分が話し続ける人。 成績が今一つ伸びない営業マン(コンサルタントもそうです)に 特長的なのは、話し過ぎる人です。 自分が話すことで、自分が満足しているだけ。 知識をひけらかしたり、 相手が言いたいことを先回りして言って、 「分かっている人」であることをアピールしたいのか。 でも肝心のお客様は言いたいことが言えず、 会話を途中で奪われて、 ものすごく不完全燃焼な気分を味わっています。 こうなると、仕事は絶対に上手くいきません。 取れる契約も取れなくなってしまいます。 これに気づいていない人が、意外に多くて、 本当に気をつけないといけないな、と最近も痛烈に思ったのです。 ============================== ■自分レベルの視点で ============================== さて、自分レベルではどうでしょうか? 家族で出かける時になって、 小さな子供がなかなか自分で靴下をはくことができず、 イライラした親が靴下を子供から奪い取り、 自分で履かせてしまう。 そうすることで早く出かけられるので親はスッキリするのですが、 自分で靴下をはくという機会を奪われた子供は、 成長の機会を奪われたわけであり、 長い目で見るとこれはよくない。 時間、会話、成長・・。 自分にとって大切なものを奪われると、 奪った相手に対してネガティブな感情を抱きます。 不信感や嫌悪感を抱くこともあります。 逆に、自分にとって大切なものを与えてくれる人には、 良い感情を持つようになります。 奪ったら、アウト。 まず、与えないと。 時間も、会話も、成長の機会も。 そんなことを感じた一週間でした。 ============================== ■編集後記 ============================== 先日、中小企業診断士の研修に参加しました。 そこで、ずっと前から話したいな、と思っていた知り合いと再会し、 研修終了後にじっくりと話すことができました。 お互い補完し合えるような関係が築けそうな雰囲気があり、 とても楽しくて、貴重な時間となりました。 この人と仕事をしたいな、と思える人と意気投合するということは、 すごくありがたいこと。 何か、具体的な仕事が出来ればいいな、と思っています。
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