2013/04/12
第417号【マニュアル化で成長する】
◎今週のメルマガ 【マニュアル化で成長する】 ============================== ■スタバかマックか ============================== 昨日、セミナーでこんな質問をしてみました。 「スターバックスとマクドナルドのうち、 どちらかで働くとしたら、どちらがいいですか?」 ほぼ満場一致で、スタバ。 これ、なぜなんでしょうか。 スタバの方が何となくオシャレだから? マックは仕事がキツそうだから? 細かい理由は色々あるのでしょうが、 何となく、スタバの方が楽しそう、 というのが大方の意見のようです。 この「何となく良い」ことこそ、ブランド力です。 ============================== ■ブランド力があれば、マニュアルはいらない? ============================== マクドナルドはマニュアルがキッチリ整備されていて、 それに基づいてスタッフがきびきび動きます。 一方で、僕が聞いたスタバのスタッフ経験者の話によると、 スタバは導入研修はしっかりやるけれど、 マニュアルは無い、とのこと。 マックはマニュアルで動くが、スタバにはマニュアルが無い。 これが真実だとすると、 こんな仮説が立てられます。 ブランド力のあるスタバでは、誰もが働いてみたいと思う。 (僕のセミナーではほぼ100%) だから、より優秀な人が集り、さらに店側は人を選別できる。 ということは、(マックのように)マニュアルでガチガチに縛らなくても、 高いパフォーマンスを出せる人を多く揃えられる。 つまり、ブランド力のある企業は、 マニュアルが無くても、 高いサービスが均一的に提供できる体制を整えやすい、 ということが出来そうです。 ============================== ■自由な発想をする前に ============================== ブランド力が相対的に弱い我々中小事業者は、 高い能力の人材を採用することが難しい。 だからこそ、社内業務のもっとも良いやり方をマニュアル化し、 社員に徹底させる必要がある。 まずは、マクドナルドのように、 マニュアルで誰がやっても一定レベルの品質を保てるようにするんです。 自由な発想や、臨機応変な応用ワザは、 マニュアルどおりにできるようになってからでも遅くは無い。 マニュアルによって一定レベルの業務水準を保ち、 事業の基盤となるものを作り上げ、 その上に自由な発想や斬新なアイデアを乗せる形で積上げていく、 という順番が、中小企業にとっては、すごく重要なことだと思います。 ============================== ■自分レベルの視点で ============================== 自分レベルではどうでしょうか? 起業家が組織化し、事業を拡大していくためには、 まず、他人が自分と同じことを同じ手順で出来るように、 マニュアルを作ることが第一歩だ、というのが僕の考えです。 マニュアル化が出来ていれば、 それを雇用したスタッフにやってもらってもいいし、 外注化してもいいわけです。 マニュアル化する、というと「人間を機械扱いするのはよくない」 という批判を受けますが、 ある一定の品質レベルを確保するため、 それもスピーディに実現するために、 すごく重要だと思います。 中小企業や小さい組織が、自由気ままな人を採用して、 自由気ままに行動させると大変なことになりますから。 僕たちが先人や偉人の本を読んで学ぼうとするのも 一種のマニュアルによる教育訓練ですよね。 「大事なことはマニュアルにして、正確かつ迅速に伝わるようにしておく」 個人レベルでも、考えてみる価値はありそうです。 ============================== ■編集後記 ============================== 今週の初めに、 大阪のタムラテコという会社の田村社長にインタビューしてきました。 エネルギーに満ち溢れていて、すんごくパワフルな田村社長のお話は、 気付きと学びが満載でした。このときの内容は、レイマックプレスの 5月号に掲載する予定です。レイマックプレスは→ https://www.raymac.jp/lp ※ 愛される会社プロジェクトの会報誌、レイマックプレスの無料 お試し購読ができます。毎月、さまざまな業種の経営者の起業体験を 読むことで、経営脳を育てることができます。是非一度お試しくだ さいませ。→ https://www.raymac.jp/lp
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